M&A業界の働き方

【元大手勤務】M&Aコンサルタントの仕事内容4選【徹底解説】

以下の実績を持つ者が監修しております
大冨 翔太郎

ユニークボックス CMO
大冨 翔太郎(おおとみ しょうたろう)
新卒で大手M&A仲介会社である株式会社ストライクに入社。入社後は30件以上のM&A案件を手掛け、同社において成績上位者として表彰を受けるとともに、最年少での昇進を果たすなど数々の実績を残す。2023年5月に独立し、代表である梶川とともに合同会社ユニークボックスを設立。若手の未経験者から経営層に至るまで、多様な層の転職支援を手掛け、豊富な実績を築いている。

大手M&A仲介会社を経て、M&A業界特化の転職エージェントを設立した筆者が、実体験に基づくM&Aコンサルタントの仕事内容を解説します。

M&A業界への転職を目指す方が口をそろえておっしゃることは、仕事内容がつかみにくいということです。この記事を読んで選考対策にお役立てください。

M&Aコンサルタントの仕事は大別して4つある

M&A仲介会社におけるM&Aコンサルタントの仕事は、以下の4つに大別されます。

  1. 売り手企業のソーシング
  2. 提案資料の作成
  3. マッチング
  4. エグゼキューション

それぞれ絶対重要なミッションがあり、すべての案件で行う内容はすこしずつ異なります。一つ一つ紹介していきます。

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1.売り手企業のソーシング

M&A仲介の仕事は、自ら製品を製造したりウェブサービスを提供しているわけではないため、顧客と接触していなければいつまでたっても仕事が生まれることはありません。最も重要な仕事といえるのは、売り手企業のソーシングです。ソーシング方法主に以下の三つがあります。

  • 架電営業
  • DMの送付
  • 紹介営業

M&Aのコンサルティングというと、ハードな交渉を毎日のように行っているイメージを持つ方もいらっしゃいますが、全ては上記のような地道な営業からスタートします。

元々金融機関に勤めていた方であれば前職時代の人脈を利用して紹介をもらうなどということもありますが、紹介を待っているだけでは効率的にソーシングをすることはできません。したがって、最初は架電営業やDMなどで直接ソーシングすることが必要です。

逆に考えれば、電話とやる気があれば誰でもできる営業方法で、大きな収益を実現できるともとらえられます。

代表梶川の写真

平等で夢のある業界ですよね!

2.提案資料の作成

売り手企業をソーシングし、M&A仲介契約を締結したら、買い手企業とのマッチングを行います。しかし、たくさんの買い手候補企業に、決算書や従業員情報等の生データを提出してしまうと、情報漏洩のリスクが高まります。そこで、以下に代表される提案資料を作成し、買い手企業とのマッチングを行います。

ノンネームシート

ノンネームシートとは、メールで買い手候補企業に提案する時や、初めて接触する買い手候補企業にM&Aの提案をする際に用いる資料です。A4ペライチくらいのボリュームで、名前の通りその資料だけではどこの会社か特定できないという特徴があります。売上高であれば1億から5億、利益は5,000万円以下、本社は関東地方のように情報をぼやかして記載します。

ノンネームシートについては、以下の記事で詳しく解説しています。

企業概要書(インフォメーションメモランダム)

企業概要書は、ノンネームシートベースで関心を持った買い手候補企業に対して、提示する資料です。M&Aアドバイザーが作成する資料の代表的なもので、その会社の具体的な名前や財務情報などの秘密情報を含みます。ノンネームシートは全ての買い手候補企業に提示することが可能ですが、企業概要書は秘密保持契約書を締結した買い手候補企業にしか提示することが可能です。

3.マッチング

提案の準備を整えたら次はついに買収候補企業へ提案を行います。実際に提案する前には売り手のオーナーに提案の確認(ネームクリアといいます)を行ってから実施します。買収候補企業は、実際に買収することを希望する場合には、買収意向表明書を売り手に提出します。

買い手企業に対する営業や、

4.エグゼキューション

売り手と買い手間で、M&Aの条件がおおむね固まったら、基本合意書という契約書を締結します。その後は、デューディリジェンスと呼ばれる買収監査を行ったり、最終契約書の締結に向けて条件調整を行います。

 多くの転職希望者の方が想像する、”かっこいい”仕事に値するのはエグゼキューションの部分であることが多いです。

エグゼキューションのフェイズでは、幅広い知識が求められます。具体的に知りたい方は以下の記事もチェックしてみてください。

まとめ

M&Aコンサルタントは、今回説明した①から④の仕事を基本路線として業務を行います。しかし、重要なことは案件に応じて発生する個別事案に適切に対応することです。例えば、許認可が必要なビジネスを手掛ける会社であれば、各許認可に応じたM&Aに関する手続きが必要です。

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