・M&Aコンサルタントに転職したい方
・M&Aコンサルタントへの転職を検討している方
・M&Aコンサルタントの働き方のイメージを持ちたい方
そんな方のために、本記事では以下のことを解説します。
- M&Aコンサルタントの働き方
- M&Aコンサルタントの忙しさ
- M&Aコンサルタントの大変さ
ユニークボックスは、元M&Aコンサルタントの筆者が設立した、M&A仲介会社に特化した転職支援会社です。今回はM&Aコンサルタントの一日を実体験に基づいて徹底解説したいと思います。
以下の実績を持つ筆者が徹底解説します
・M&A仲介会社への転職に特化した転職支援サービスである合同会社ユニークボックス代表
・大手M&A仲介会社とベンチャーM&A仲介会社に勤務していた
・300名以上の方との面談を通して、M&A業界の転職を成功させるノウハウを確立
数多くの転職エージェントが存在していますが、「実際に勤務していたからこそ可能な独自の選考対策」が可能な会社はかなり少ないです。その中でも、弊社は大手とベンチャーの両方のM&A仲介会社で勤務したことがあるため、業界な稀有な存在として認知していただいています。
M&Aコンサルタントの働き方は
M&Aコンサルタントの一日を説明する前に、M&Aコンサルタントの働き方を解説します。M&Aコンサルタントの働き方は自由というのが基本です。M&A仲介会社によっては、一カ月の電話営業件数や買い手企業への提案数のノルマが決まっているところがありますが、ほとんどの会社がコンサルタントの自由裁量で仕事をする形となっています。
自由というのは、働きたいときに働き、休みたいときに休むという意味ではなく、案件の進捗次第ですごく忙しいときもあれば、落ち着いている時もあるという意味です。したがって今回は忙しいときと落ち着いている時の二パターンで一日の仕事の仕方を解説します。落ち着いている日編を見たい方は以下から見てみてください!
>>【落ち着いた日編】M&Aコンサルタントの一日紹介【実体験】
【忙しい時】M&Aコンサルタントの一日
忙しいときのM&Aコンサルタントの一日を解説します。忙しいときとは、複数の案件が佳境に差し掛かっており、膨大な仕事をクイックに処理しなければならないときを想定しています。
追体験するような気持ちで読んでいただけると嬉しいです!
7:00|起床
筆者は夜型なので、起床は遅めです。朝ご飯を食べる時間は無いので、支度をしてすぐに会社に向かいます。
7:30|出勤
会社に出勤します。まだ誰も出勤していません。9時から買い手企業と最終契約書の調整の打ち合わせがあるため、会社で契約書を印刷します。少し会社に早めについたのは、昨夜作成した同契約書の内容を改めて確認するためです。夜、「完璧だ」と思った資料も翌朝改めて確認すると誤植が見つかったり、修正項目が見つかったりするためです。契約書等の重要書類を扱う仕事であるため、最大限注意して仕事をします。なお、11時からは別の案件の買収提案があるため、秘密保持契約書と企業概要書を必要部数印刷しておきます。
9:00|顧客訪問(最終契約書の調整)
最終契約書の調整を行います。面談相手はもちろん経営者です。自らの知識不足や案件への理解度の低さは確実に直ぐにばれてしまうため、準備は万全にしておきます。今回は、特段大きな質問も無く、買い手企業の顧問弁護士に回すことになりました。
10:30|カフェで朝食
朝ご飯を食べる時間が無かったため、11時からの面談前に遅めの朝食を取ります。本当に忙しいときは食べる時間さえ取れないこともありますが、例に出している日は取ることができました。カフェで仕事をする際には情報漏洩に最大限注意を払います。(基本的には仕事をしないことが望ましいです)。どうしても利用する場合には、パソコンには目隠しのシートをつけて、奥の方の席を利用するようにしましょう。
11:00|顧客訪問(M&A案件の提案)
企業概要書を用いて買い手企業にM&A案件の提案を行います。今回の案件の内容は全て頭に入ってるため、特に企業概要書を見直すということはしません。むしろ、買い手企業について十分に調べ、何故このM&A案件を提案したのかという部分が重要です。こちらの買い手企業は、昔からほしかった種類の会社だったということで、直ぐに買収意向表明書を提出することになりました。
この後は会社に戻る予定でしたが、急遽9時から最終契約書の調整をしていた案件の、売り手側から連絡が入り13時から面談をすることになりました。
13:00|顧客訪問(最終契約書の調整フェイズにある売主との面談)
開口一番、売却を取りやめたいといわれました。理由は、「もう少し自分でがんばって経営したい」という理由。新人のM&Aコンサルタントであれば、このタイミングであたふたしてしまい、顧客からの信頼を取りこぼしてしまいます。しかし、筆者は相応に実績を積んできており、過去の事例と照らし合わせて冷静に対処することができます。今回は、社長の年齢が80代であること、相手先とのシナジーも明確であることを愚直に説明し、予定通りM&Aをすることで合意できました。
15:00|会社に一度帰る
13時からのイレギュラーな面談が入ってしまいましたが、会社に帰ってきました。11時からの面談で提案した買い手用の買収意向表明書を作成し、直ぐにメールをします。
その後、9時に提案した買い手の顧問弁護士から最終契約書の内容で質問が来ました。急遽ZOOMを実施します。
16:30|ZOOM(契約書の調整)
弁護士と最終契約書の内容について打ち合わせを行います。弁護士は買い手側の弁護士であるため、買い手よりの立場で契約書の交渉をしてきます。仲介者としてなるべく中立な契約書になるように調整をします。
18:00|社内ミーティング
上司に案件の進捗状況を報告します。毎日報告は欠かせてはいけません。
19:00|社内事務
推進している案件のこまかい事務を行います。契約書の調整に必要な説明資料や買い手企業の金融機関からの資金調達のフォロー、スキームの立案、資金繰りなど幅広いです。
なお、現在M&A仲介会社は、DXやAIの活用を積極的に行っており、単純な社内事務の仕事はかなり減ってきています。詳しくは以下の記事を参照してください。
2023.08.15
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22:00|帰宅
次の日の準備をして帰宅します。
まとめ
今回は、M&Aコンサルタントの一日【忙しい日編】を紹介しました。常に5件から10件の案件を同時に動かすため、クロージングが重なるとかなり忙しくなります。経営者から士業まで幅広い方々と連携して仕事をするため、毎日毎日が勝負です。
【落ち着いている日編】を見てみたいかたは以下の記事から確認してください
2023.07.08
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本記事はこんな方におすすめ・M&Aコンサルタントに転職したい方 ・M&Aコンサルタントへの転職を検討している方 ・M&Aコンサルタントの働き方のイメージを持ちたい方そんな方のために、本記事では以下のことを解説します。この記事を読むと分かること ...
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