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【実例ベース】M&A仲介会社における弁護士の役割【転職情報】

以下の実績を持つ者が監修しております
大冨 翔太郎

ユニークボックス CMO
大冨 翔太郎(おおとみ しょうたろう)
新卒で大手M&A仲介会社である株式会社ストライクに入社。入社後は30件以上のM&A案件を手掛け、同社において成績上位者として表彰を受けるとともに、最年少での昇進を果たすなど数々の実績を残す。2023年5月に独立し、代表である梶川とともに合同会社ユニークボックスを設立。若手の未経験者から経営層に至るまで、多様な層の転職支援を手掛け、豊富な実績を築いている。

M&A仲介会社の中にはインハウスローヤーを採用している会社がほとんどです。M&A仲介業の仕事は最終的には全ての交渉事項を最終契約書に落とし込む必要があるため専門的な法律の知識が必須だからです。

今回はM&A仲介会社に置ける弁護士の役割について解説していきます。

M&A仲介会社における弁護士の役割3選

M&A仲介会社における弁護士の役割は、大別して以下の3つが挙げられます。

  1. 契約書のひな形の作成
  2. M&Aコンサルタントの法律面での教育
  3. 個別案件のリーガルチェックの対応

一つ一つ解説していきます。

契約書のひな形の作成

M&A仲介会社の仕事は、顧客にとってはじめてとなるM&Aを円滑にそして安全に進めることです。M&Aの各フェイズで必要となる契約書について、売主にも買主にも寄らないスタンダードな契約書の草案を作成し、顧客に提示することが必要となります。顧客は、M&A仲介会社が作成した契約書の草案をもとに契約書の調整を進めていくことが多いです。

読者の方には、契約書のひな形は一度作ってしまえば終わりではないかと思うかたもいらっしゃると思いますが、契約書にも<最新の流行や風潮のようなものがあるため、定期的に変更していく必要があります。

M&Aコンサルタントの法律面での教育

M&A仲介会社のM&Aコンサルタントはその多くが、決して法律の専門家ではありません。しかし、業務上契約書の草案作成やリーガル的なアドバイスを行うことは珍しいことではなく、顧客もリーガル的なアドバイスを望むことが多いです。

インハウスローヤーは定期的な講習会や勉強会、日常的な社内の会話の中で、M&Aコンサルタントの法律的な知識の底上げを行います。

個別案件のリーガルチェックの対応

必要な契約書は様々です。基本的な契約書には、基本合意書や最終契約書がありますが、それ以外にも覚書や不動産関係の契約、顧問契約書等々の契約書が必要となります。

M&Aコンサルタントは、顧客に対して契約書の草案作成を依頼されたときには、一度自ら作成し、顧客に案内を行う前に社内の弁護士へ「顧客に出しても問題ないか」確認を仰ぎます。

インハウスローヤーは、品質管理へも責任を負っています。

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仲介という立場がインハウスローヤーの仕事を難しくさせる

最後に、M&A仲介会社におけるインハウスローヤーの難しさについて解説していきます。

弁護士という職業はそもそも、揉め事に対して法廷で争う際に、当事者の代理人として代わりに交渉をする仕事です。しかし、M&A仲介会社の仕事は、売主と買主という利害が一致しない方の仲人として、双方の落としどころを探っていく仕事です。これは、金銭的な条件面に着目されがちですが、契約書に関しても全く同じで、「買主はこの条文を入れてリスクをヘッジしたい」「売主はM&Aした後に無駄なリスクを残したくない」といったことがしばしば起きます。

インハウスローヤーとしては、M&Aコンサルタントから契約書の相談を受けた際に、売主と買主のそれぞれの立場からM&Aコンサルタントへその条文に置けるリスクとリターンを説明し、そのアドバイスがM&Aコンサルタントにとってよりよい落としどころを探ることにつながるように意識する必要があります。

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弁護士の方で困惑するのが、日本の商慣習独特の仲介という考え方です

会計士の役割について気になる方は、こちらの記事をチェック!

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