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M&Aの仕事内容

【7000字徹底解説】M&Aの仕事で必要な知識24選【後編】

本記事はこんな方におすすめ

・M&A業界への転職を検討している人
・M&A業界の仕事内容について理解を深めたい人
・M&Aコンサルタントが持っておくべき知識を知りたい人

そんな方のために、本記事では以下のことを解説します。

この記事を読むと分かること
  • M&Aコンサルタントが持っておくべき知識
  • M&Aコンサルタントがするべき勉強
  • M&Aコンサルタントの実務

M&A業界への転職を検討している方の中には、M&Aコンサルタントの仕事は、幅広い知識が求められるため難しいという話を聞かれたことがあると思います。

なんとなく、いろいろな知識が必要なんだろうなというイメージはお持ちいただいているかと思いますが、本記事では具体的に必要な知識を列挙して、どれくらい幅広い知識が求められるのか解説します。

代表梶川の写真

以下の実績を持つ筆者が徹底解説します

\筆者の実績/

・M&A仲介会社への転職に特化した転職支援サービスである合同会社ユニークボックス代表
・大手M&A仲介会社とベンチャーM&A仲介会社に勤務していた
・300名以上の方との面談を通して、M&A業界の転職を成功させるノウハウを確立

数多くの転職エージェントが存在していますが、「実際に勤務していたからこそ可能な独自の選考対策」が可能な会社はかなり少ないです。その中でも、弊社は大手とベンチャーの両方のM&A仲介会社で勤務したことがあるため、業界な稀有な存在として認知していただいています。

M&Aコンサルタントに求められる知識は幅広い

M&Aコンサルタントに求められる知識は幅広いです。理由としては、M&Aという取引が、会社という実態のないものを扱う取引であるからだと思います。

会社は、お金と人と資産の塊ですが、メーカーやIT企業のように実態や成果物が明確に捉えられるわけではないですよね。

M&Aコンサルタントに求められる知識を以下のカテゴリーで分けて解説していきます。

  1. 財務面の知識
  2. 税務の知識
  3. 法律面の知識
  4. 許認可に関する知識
  5. 不動産に関する知識
  6. 上場会社特有のルールの関する知識
  7. M&Aのスキームに関する知識
  8. ビジネス面の知識
  9. マーケティング面の知識

それぞれ解説していきます。

後編では、「M&Aのスキームに関する知識」以降から解説します。

前編は以下から!

M&Aのスキームに関する知識

M&Aアドバイザーとして、売り手にも買い手にも、最適なスキームを提示する必要があります。税金や許認可、売り手のニーズ、買い手のニーズ、様々な観点で検討したうえで最適なスキームを提示しましょう。

筆者の感覚としては、中小企業M&Aの90%程度が、最も単純で簡単なスキームである株式譲渡です。しかし、会社ごとではなくいち事業だけ売却する場合や、個人で持つ不動産を現物出資して債務超過を解消してからM&Aしたい場合など、案件ごとに状況は異なるため、頭でっかちになることなく、柔軟にスキームを構築する必要があります。

ビジネス面の知識

数々の知識を紹介してきましたが、ビジネスの知識が最も重要な知識と言えるかもしれません。M&Aは売り手にとっても買い手にとっても、会社のため=ビジネスのために行うため、ビジネスの知識が無いとM&Aの提案でさえできないからです。

ビジネスの知識とは以下のようなものが含まれます。

商流に関する知識

会社にとって誰が顧客で、何を売っているのかを把握することがわかっていないとビジネスを語ることはできません。知識というよりも、お金の出所をつかむ力といってもいいと思います。

中には、商流をを掴みにくい業態もあるため、普段会社を調べる時から商流を掴み、その商流に照らし合わせてM&Aのシナジー等の2次的な提案をするようにしましょう。

参入障壁の高さや低さを示す指標について

参入障壁が高いということは、新規でそのビジネスができない=M&Aで会社を取得することにメリットがあるということになります。参入障壁がどれくらいか知ることはM&Aコンサルタントにとって重要なのです。参入障壁は、許認可書取得難易度や、設備投資にかかるコスト、営業網の構築ハードルなどの観点で参入障壁が高いのか低いのか理解することができます。

特許に関する知識

数ある会社の中には、過去に取得した特許権の力でビジネスを行っている会社があります。そのような会社のM&Aを手がける場合には、特許に関する知識は必須と言えるでしょう。

特許権はいつ取られたのか、しっかりと更新されているか、誰が保有しているのか、どれくらいの価値があるのか、など特許権に関する引き出しを多く有しておきましょう。

資金繰りに関する知識

皆さんは会社はいつ倒産すると考えていますか。筆者は、「資金繰りがうまくいかなかった時」と定義しています。このため、資金繰りに関する知識を保有しておくことは、M&Aコンサルタントとして重要です。

資金繰りとは、いつ誰にいくらお金を払うのか、逆にいつ誰からお金が入金されるのかという情報を元に、足りない資金を金融機関から調達したり、余剰資金を投資や貯金に回すプロセスのことです。

そもそも、事業会社から転職する方などは、資金繰りという言葉の意味さえ知らないという方もいらっしゃると思います。しかし、M&Aのスキームによっては、会社の預金を別口座に移動したりすることもあるため、「いつ時点で、いくらのお金が必要なのか」ということを把握する資金繰りの知識は必須なのです。

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資金繰りは、企業経営において最も重要な要素です

マーケティング面の知識

最後に、マーケティングの知識が必要と考えられます。マーケティングとは、会社のサービスや製品のターゲットを分析し、適切にアプローチするためにはどうしたら良いのか戦略を立てることです。会社経営者の中には、MBAを持ちアカデミックな観点で経営をしている方がいらっしゃいます。

そのような経営者とも対峙して仕事をするためには、最低限の経営学やマーケティングのフレームワークに関する知識を有しておく必要があります。

まとめ

今回は、M&Aコンサルタントに必要な知識を列挙しました。色々な知識が必要なことがお分かりいただけたと思います。筆者も一朝一夕にこれらの知識を得たわけではありません。一つ一つM&Aの案件を成約させていく中で得たものです。

未経験でM&Aコンサルタントの仕事をする方には、以下の二つを押さえていただきたいと思います。

  1. 少しでも自分が理解していない事項や言葉、ロジックが出てきたら、それを理解するために調べる
  2. すでに知っている知識でも、手続きの抜け漏れや間違いがないか疑うこと。そして、しかるべき士業やプロに相談し確認をとること。

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