・M&A仲介会社に転職したい人
・M&A仲介会社の評価体系について知りたい人
・M&A仲介会社で出世したい人
そんな方のために、本記事では以下のことを解説します。
- M&A仲介会社の評価体系
- 評価体系の理由
- M&A仲介会社で求められている事
今回は、M&A仲介会社に転職を検討している人へ向けて、M&A仲介会社の評価体系について解説していきたいと思います。M&A仲介会社の評価体系は売上だけではないので、注意しておきましょう。
以下の実績を持つ筆者が徹底解説します
・M&A仲介会社への転職に特化した転職支援サービスである合同会社ユニークボックス代表
・大手M&A仲介会社とベンチャーM&A仲介会社に勤務していた
・300名以上の方との面談を通して、M&A業界の転職を成功させるノウハウを確立
数多くの転職エージェントが存在していますが、「実際に勤務していたからこそ可能な独自の選考対策」が可能な会社はかなり少ないです。その中でも、弊社は大手とベンチャーの両方のM&A仲介会社で勤務したことがあるため、業界な稀有な存在として認知していただいています。
M&A仲介会社の評価体系は?
M&A仲介会社の評価体系は、個人の売上高が最も多くのウェイトを占める項目ではありますが個人の売上高以外に、360度評価、部署ごとの業績評価、そして個人のアクション量の評価というものがあります。
それぞれについて、以下から簡単に解説していきます。
個人の売上高
M&Aの成約等による手数料収入のことです。単独で案件を遂行した場合には、その案件の手数料収入は原価等(紹介料など)を控除した後に、全てが個人の売上高として計上されることになります。
複数名で案件を遂行した場合には、手数料収入が案件成約の貢献度によって按分された後に、該当文が個人の売上高に計上される仕組みとなっています。
例として、ある案件の手数料収入が1億円、その案件をA,B,Cの三名で遂行した際、Aの貢献度が50%、Bが30%、Cが20%であったら、Aには5,000万円、Bには3,000万円、Cには2,000万円という数字が個人の売上として計上されるということです。
個人の売上高は、期首から期末までの1年間の累計数字となり、売上高が大きければ大きいほど、ボーナスが多くなり、人事評価も良くなるという傾向があります。
360度評価
360度評価とは、M&A仲介会社以外の会社でも採用されている評価制度になります。上司や部下、同僚からの評価で総合的に評価するという手法です。
この手法を用いることで、数字だけではなくその人物の人間性や人望、表には出ていない姿などを見ることができるため、マネジメント側に移る際の判断などでミスが起こりにくくなります。
部署ごとの業績評価
中堅以上のM&A仲介会社では、部署が複数存在していることがありますが、その部署ごとの業績による評価制度があります。部署として目標数字があり、その数字を達成するために、上手く役割分担をしている部署もあります。
例として、部署の中で、DMを送付する役割を持つ人、売り手のアポイント、面談に行く役割を持つ人、買い手のマッチングを担当する人、エグゼキューションをする人など、上手く分担して効率的に案件を成約させるという事もあるそうです。
勿論、その場合には、個人の売上も按分されることにはなりますが、部署の業績が良い場合には、追加でボーナスが支払われたりもしますので、結果的にかなり稼いだという人もいるそうです。
個人のアクション量
案件を成約するために必要なアクションがありますが、そのアクション量に応じて評価されるという制度もあります。
例として、コールドコールの件数や、売り手との面談件数、受託件数などがあります。
このような評価制度を用いることで、未経験者の方にとっては自分がどのようなアクションをしたら売上が上がるのか、ということがロールプレイングゲームのような感覚でわかるということがあります。
売上高以外の評価制度がある理由
M&A仲介会社で売上高以外の評価制度がある理由としては、以下のような理由があります。
- M&Aの成約は運の要素もある
- 初年度1年目で成約できる人は少ない
- 求める人物像やアクションを暗に伝える
それぞれについて、以下から解説していきます。
M&Aの成約は運の要素もある
M&Aの成約は自分でコントロールできない要素もあるため、運の要素も持ち合わせています。従って、正しい努力を地道にしていても、成約ができなかったというケースもあったりします。
その場合の評価はゼロとしてもいいのですが、それではその方のモチベーションがダウンしてしまったり、絶えられなくなってしまうということもあります。
そこで、個人の売上高以外の評価項目をつけることにより、多少の慈悲をかけているということです。
初年度1年目で成約できる人は少ない
M&Aの成約までは長く、期間としては半年から1年間、かかることになります。従って、個人の売上高が初年度から評価されるということは、あまりありません。
そこで、個人の売上高以外の評価項目をつけることで、売上がない人の中での評価を区分できるといった理由があります。
評価がよろしくない人には、動きの改善を促すことになりますし、評価がいい人にはそのまま次年度の成約を期待するということになります。
求める人物像やアクションを暗に伝える
売上高以外の評価制度があった場合には、従業員は常にその評価制度を気にすることになります。
そして、その評価制度を気にすることにより、アクションがその評価制度上において良しとされるようなものとなり、会社が求める人物像、アクションに近づくということがあります。
評価制度を作らずに、求める人物像やアクションを従業員に伝えるということもできますが、評価制度があったほうがそれが遂行されやすいという事もあります。
まとめ
M&A仲介会社の評価体系についてお話しました。ひと昔前までは、売上至上主義で売上高=評価という風潮がありましたが、今では業界の成長に伴って様々な評価制度が出てきています。
大前提、個人の売上高が最も大事な要素ではありますが、それ以外の項目で評価制度がありますので、しっかりと理解した上で、M&A仲介会社に入社するようにしましょう。
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