
ユニークボックス CMO
大冨 翔太郎(おおとみ しょうたろう)
新卒で大手M&A仲介会社である株式会社ストライクに入社。入社後は30件以上のM&A案件を手掛け、同社において成績上位者として表彰を受けるとともに、最年少での昇進を果たすなど数々の実績を残す。2023年5月に独立し、代表である梶川とともに合同会社ユニークボックスを設立。若手の未経験者から経営層に至るまで、多様な層の転職支援を手掛け、豊富な実績を築いている。
昨今、転職市場において人気が高まっているのはM&A業界です。
激務で知られる一方で営業としてのやりがい、報酬の大きさから新卒・中途問わず人気が高まっています。そんなM&A業界にはいくつも有力な企業がありますが、「違いが良くわかない!」といった方も多いかと思います。
M&A業界に興味を持つ、学生の方や社会人の方に向けて各M&A仲介会社の売上高を中心に解説してまいります。
企業選びの際にぜひ有効活用してください。
また、M&A仲介業界の売上高、時価総額、年収を各企業ごとに動画でも解説しております。
あわせてこちらの動画もご覧ください。
目次
【未経験歓迎】おすすめのM&A仲介会社について
M&A仲介会社への転職を検討する際には売上高を確認することは非常に有効です。ただ、特に業界未経験の方については働きやすい環境であるかということも重要となります。以下に未経験の方におすすめな仲介会社4社をご紹介いたします。
日本M&Aセンター
日本M&Aセンターは業界未経験の方にとってもおすすめなM&A仲介会社です。
M&A仲介会社の中では業歴が長く、文化や体制が整っています。特に買い手と売り手の担当が別れる分業型の営業組織となっており、効率化や利益相反へのヘッジを行える体制となっております。新卒採用も積極的に行っており、未経験の方でも活躍できるような教育体制を整えられている印象です。
ストライク
出典:株式会社ストライクHP
ストライクについてもM&A業界未経験者の方におすすめな企業です。
ストライクは日本M&Aセンターと同様に業歴が長いM&A仲介会社となっており、業界でも最高水準のインセンティブ率を誇ることでも知られております。
また、残業時間が他のM&A仲介会社に比べて少ないこともあり、メリハリを持って働くことが可能な環境です。基本給についてもベンチャーの仲介会社と比べて高い設計となっており、役職が付くことでベースの基本給だけで1,000万円を超えることも可能です。
そのため、未経験からの転職の際には安心な給与設計であるとも言えるでしょう。
M&A総合研究所
出典:株式会社M&A総合研究所
M&A総合研究所もM&A業界未経験者の方におすすめな企業です。
同社は社内における仕組み化・効率化の意識が強く、営業が顧客折衝に集中出来る環境が整っております。実際に残業時間としても他の大手のM&A仲介会社と比較して少ない傾向にあります。新卒を始めとした未経験者、女性の活躍が目立つのもM&A総合研究所の特徴です。
M&A仲介業界では既得権益の有無が気になる点ではありますが、M&A総合研究では上司へのインセンティブ配分がなく、未経験の方にとっても稼ぎやすい土壌があるというのが特筆すべき点だと考えられます。
M&Aキャピタルパートナーズ
M&AキャピタルパートナーズもM&A業界未経験の方におすすめな企業です。
同社の特徴は何といっても報酬の大きさが挙げられます。2023年における平均年収ランキング1位にも輝いており、待遇面の満足度が高い会社と言えます。
M&Aキャピタルパートナーズは残業時間の観点では少ないとは言えませんが、独自の人材育成のノウハウがあり、優秀な先輩社員が育成にコミットしてくれるという点が未経験であっても活躍出来る土壌があると考えられます。
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M&A仲介業界の売上高ランキング
トップクラスの売上実績を誇るM&A仲介会社9社をランキングにしました。
第1位:日本M&Aセンター/441億円
第2位:M&Aキャピタルパートナーズ/192億円
第3位:ストライク/181億円
第4位:M&A総合研究所/165億円
第5位:fundbook/58億円
第6位:インテグループ/21.9億円
第7位:名南M&A/19億円
第8位:ブティックス/17.3億円
第9位:オンデック/16.6億円
各企業の特徴・強みから売上高・経常利益・平均年収までを紹介しています。M&A仲介会社への転職を目指している方は参考にしてください。
【M&A仲介会社への転職を検討している方】は、以下のフォームに回答して内定可能性の高い企業を確認してみましょう。URL:内定可能性診断書申し込みフォーム
第1位:日本M&Aセンター
画像引用:日本M&Aセンターホールディングス
M&A仲介会社売上高ランキング1位は、日本M&Aセンターです。2024年3月期の売上高は441億円となりました。
M&A仲介会社の中でも最速で上場し、2006年にはマザーズ、その翌年には東証一部(現:東証プライム上場)に市場替えをしています。
2020年頃には不祥事が発生しましたが、コンプライアンス重視経営に切り替えたことで乗り越えました。
同社の特徴として、売り手(譲渡企業)と買い手(譲受企業)の担当者を分けていることが挙げられます。
分担制にすることで、業務効率がアップ。余裕ができた分、一人ひとりのお客様と向き合う時間ができ、強固な信頼関係が築けています。
また経験豊富なプレイヤーと一緒に案件に取り組めるので、若手社員のスキルアップにもつながるでしょう。
加えて同社の強みは、ノウハウを活かして独自のネットワークを構築していること。
- 地域金融機関で300箇所以上
- 会計事務所で900箇所以上
- 仕業事務所で1,700箇所以上
合計3,000箇所と提携しているので、業界でもトップクラスの情報量を保有しています。
提携先とも信頼関係を築いているほか、さまざまな情報を活用することから売上高は増加。そのことから今後も売上高アップが期待できます。
日本M&Aセンターの売上高・経常利益(2024年3月期)
売上高 | 約441億円 |
経常利益 | 約165億円 |
コンサルタント数 | 619名 |
1人当たりの売上高 | 約7,000万円※売上高441億円÷コンサルタント数619名で計算 |
平均年収 | 1,114万円 |
時価総額 | 約1,996億円(2025年2月6日時点) |
参考:日本M&Aセンターホールディングス「2024年3月期 決算説明資料」
【日本M&Aセンターヘの転職対策】についてはこちらの記事を参照してください。
第2位:M&Aキャピタルパートナーズ
M&A仲介会社売上高ランキング2位は、M&Aキャピタルパートナーズです。2024年9月期の売上高は約191億円となりました。
同社の特徴は、M&Aにかかる着手金が無料なことです。また豊富な実績を持つコンサルタントが売り手(譲渡企業)と買い手(譲受企業)を一貫サポートしています。
コンサルタント1人当たりの売上高は、他企業の中でもトップクラスです。コンサルタント数は203名と少数精鋭スタイルですが、 平均年収2,278万円と業界トップクラスとなっています。
採用にかなりこだわっているため、他のM&A企業と比べて、入社難易度は高めです。金融業界での営業経験(成績トップ10程度)や他業界のトップセールス実績がある方はぜひ挑戦してみてください。
M&Aキャピタルパートナーズの売上高・経常利益(2024年9月期)
売上高 | 約192億円(前年同期比△8.1%) |
経常利益 | 約64億円(前年同期比△14.6%) |
コンサルタント数 | 214名(前年同期比+34名) |
1人当たりの売上高 | 約8,971万円※売上高192億円÷コンサルタント数214名で計算 |
平均年収 | 約2,278万円 |
時価総額 | 約941億円(2025年2月6日時点) |
出典:M&Aキャピタルパートナーズ「2024年9月期 決算説明資料」
出典:M&Aキャピタルパートナーズ「第19期 有価証券報告書」
【M&Aキャピタルパートナーズヘの転職対策】についてはこちらの記事を参照してください。
第3位:ストライク
画像引用:https://www.strike.co.jp/
M&A仲介会社売上高ランキング3位は、ストライクです。2024年9月期の売上高は約181億円となりました。
同社は公認会計士が主体になって設立した企業です。金融・士業出身者が多いので、専門性の高いM&A仲介サービスを提供できます。そのため、お客様満足度も高い傾向です。
また、公認会計士ノウハウを活かし、日本初のインターネットM&Aプラットフォーム「スマート」を立ち上げました。それにより、業界知名度は抜群だといえます。
また同社は金融機関・士業・M&Aブティック企業との独自ネットワークを保有しているので、今後も安定して売上が見込めます。
ストライクの売上高・経常利益(2024年9月期)
売上高 | 約181億円(前年同期比+31.2%) |
経常利益 | 約68億円(前年同期比+30.0%) |
コンサルタント数 | 303名(前年同期比+77名) |
1人当たりの売上高 | 5,973万円※売上高181億円÷コンサルタント数303名で計算 |
平均年収 | 約1,609万円 |
時価総額 | 599億円(2025年2月6日時点) |
出典:ストライク「2024年9月期 決算説明資料」
出典:ストライク「第19期 有価証券報告書」
【ストライクヘの転職対策】についてはこちらの記事を参照してください。
ストライク荒井社長へのインタビューも行っており、ストライクへの転職を検討されている方はぜひ参照してください。
第4位:M&A総合研究所
M&A仲介会社売上高ランキング4位は、M&A総合研究所です。2024年9月期の売上高は約165億円となりました。他企業と異なる点は完全成功報酬制度を設けていることです。
2018年10月に創業した若手企業ですが、社長と優秀なコンサルタントによって、2024年9月期では前年同期比で91%の売上高成長をしており、業界内において最も成長率の高い会社です。
同社の特徴は、テクノロジーを活用してM&A仲介会社を効率化していることが挙げられます。それに伴い、スタッフが効率よく働けるようになり、お客様の満足度もさらに向上しました。成約までの期間も業界トップクラスのスピーディーさを誇ります。
今後も伸びしろが期待されており、現時点で業界トップの日本M&Aセンターに追いつく可能性が高い企業だといわれています。
現在も新規事業を立ち上げているので、スタンディングメンバーとして入社できるかもしれません。社長自体30代と若く、また活躍中の社員も20〜30代がメインです。
アドバイザーが担当する案件数は他の企業と比べて1.5〜2倍と多め。しかしその分成約する案件数も多いので、メンバーの自信につながります。未経験で入社した人の8割以上が1年以内に成果をあげていました。
入社1年目の平均年収は786万円と他の企業と比べて低めです。しかしスキルアップすれば、2年目で1,400万円以上を達成できるでしょう。未経験者も応募可能なため、挑戦してみてください。
M&A総合研究所の売上高・経常利益(2024年9月期)
売上高 | 約165億円(前年同期比+91.5%) |
経常利益 | 約84億円(前年同期比+87.4%) |
コンサルタント数 | 320名(前年同期比+139名) |
1人当たりの売上高 | 5,156万円※売上高165億円÷コンサルタント数320名で計算 |
平均年収 | 786万円,在籍2年以降は約2,800万円(2022年9月期) |
時価総額 | 約886億円(2025年2月6日時点) |
出典:M&A総合研究所「2024年9月期 決算説明資料」
出典:M&A総合研究所「第6期 有価証券報告書」
出典:M&A総合研究所「第4期 有価証券報告書」
【M&A総合研究所ヘの転職対策】についてはこちらの記事を参照してください。
M&A総合研究所のエース社員である福地様に内定獲得のコツをインタビューしておりますので、こちらも参照してください!
M&A総合研究所|業界初の女性アドバイザーでエース級の活躍!転職活動のコツとは?
第5位:fundbook(ファンドブック)
画像引用:https://fundbook.co.jp/corporate/
M&A仲介会社売上高ランキング5位は、fundbookです。2024年3月期の売上高は約58億円(2024年チェンジホールディングス開示内容を参照)となりました。
同社の特徴は2つあります。1つはM&Aのプラットフォームを保有していること。2つ目は最新のデジタル技術を活用していることです。これにより効率よく、透明性が高いサービスを提供できています。
特に若手アドバイザーが活躍中の企業で、成長志向の高い企業ともいえます。上位の企業と比べてfundbookは未上場です。
しかし、約58億円という売上高を出しています。他の上場仲介企業と同等の組織力の強さや仕組みづくりが備わっており、プライム上場チェンジホールディングスの子会社化に伴って同社の強力なネットワークに基づいた成長が予想されております。
出典:チェンジホールディングス「株式会社 fundbook の株式の取得(完全子会社化)並びに特殊当座借越契約の締結及び資金借入に関するお知らせ」
fundbookの売上高・経常利益(2024年3月期)
売上高 | 約58億円 |
アドバイザー数 | 100名以上 |
1人当たりの売上高 | 約5,800万円※売上高50.6億円÷アドバイザー数100名で計算 |
平均年収 | 1,478万円 |
※未上場のため、開示している情報には限りがあります。
出典:チェンジホールディングス「株式会社 fundbook の株式の取得(完全子会社化)並びに特殊当座借越契約の締結及び資金借入に関するお知らせ」
出典:fundbookHP「アドバイザーについて」
出典:エンゲージ「fundbookの年収データ」
【fundbook(ファンドブック)ヘの転職対策】についてはこちらの記事を参照してください。
M&A業界特化型転職エージェントのユニークボックスでは、M&A仲介会社出身のキャリアアドバイザーがあなたの転職活動を支援します。お気軽にご相談ください。
無料で転職相談してみる第6位:インテグループ
M&A仲介会社売上高ランキング6位は、インテグループです。2024年5月期の売上高は21.9億円となりました。
2007年に設立した企業でM&A業界の中では歴史のある企業となっています。2024年6月に上場したばかりで、現在業界でも注目を集めています。
インテグループの特徴は、完全成功報酬型を採用していることです。お客様は着手金・中間金を支払っただけで成約しなかったというリスクを避けられます。
コンサルタントにとっても、トラブルが発生しやすい着手金や中間金の交渉を避けられるので、お客様と真摯にやり取りが可能です。
1人のコンサルタントが最後まで同じお客様を支援するため、強固な信頼関係を築くことができます。それにより成約件数も伸びています。
在籍中のコンサルタント数は30名と、少数精鋭なのも特徴です。1人当たりの売上高は7,300万円と業界でもトップクラスの成果をあげています。
インテグループの採用ハードルは高く「M&A仲介業界のマッキンゼー」といっている企業も。求めるスキルが高いことから、同社では最大で売上の40%以上をコンサルタントに還元しているとのことでした。
1年目の平均年収は不明ですが、2年目は1,600万円以上を超えています。口コミによると残業平均時間は15〜30時間程度です。ワークライフバランスを整えながら稼ぎたい方には向いているでしょう。
インテグループの売上高・経常利益(2024年5月期)
売上高 | 21.9億円 |
経常利益 | 9.8億円 |
コンサルタント数 | 30名 |
1人当たりの売上高 | 7,300万円※売上高21.9億円÷コンサルタント数30名で計算 |
平均年収 | 1,799万円 |
出典:インテグループ「2024年5月期 決算説明資料」
出典:インテグループ「2024年5月期 有価証券報告書」
【インテグループヘの転職対策】についてはこちらの記事を参照してください。
第7位:名南M&A
M&A仲介会社売上高ランキング7位は、名南M&Aです。2024年9月期の売上高は約19億円となりました。
名南M&Aは、東海地方でトップクラスの成約実績を誇る企業です。もともとは名南コンサルティンググループ内でM&Aサービスを提供していました。
しかし、お客様の要望によって2014年に分社化しました。そのため、弁護士・税理士・会計士・社労士も活躍しています。
コンサルタントの隣の部屋で、士業の専門家が働いているので、疑問点があればすぐ質問できるのも同社の魅力です。
またメンバーは金融機関や会計事務所出身者が多く、知恵を出しながら案件を進めてることが多いです。そのため、和気あいあいとした雰囲気で業務に取り組めます。
名南M&Aの売上高・経常利益(2024年9月期)
売上高 | 約19億円(前年同期比+32.4%) |
経常利益 | 5.5億円(前年同期比+212.0%) |
コンサルタント数 | 47名(前年同期比±0人) |
1人当たりの売上高 | 約4,043万円※売上高19億円÷コンサルタント数47名で計算 |
平均年収 | 842万円 |
時価総額 | 約2.5億円(2025年2月6日時点) |
出典:名南M&A「2024年9月期 決算説明資料」
出典:名南M&A「2024年9月期 有価証券報告書」
【名南M&Aヘの転職対策】についてはこちらの記事を参照してください
第8位:ブティックス
画像引用:https://btix.jp/
M&A仲介会社売上高ランキング8位は、ブティックスです。小規模案件を年間10件以上契約することを目的とした「回転寿司モデル」を採用しています。そのため、成約件数は、業界でもトップクラスです。
コンサルタント1人当たりの担当件数は30件ほどで、平均5〜10件、多くて年13件の成約を誇っています。
M&A業界では1人のコンサルタントが成約する件数は年に1〜3件程度が一般的です。同社で倍以上の成約件数が実施できているのは、業界特化型かつメンバーの研修制度が充実していることが挙げられます。
特に医療・介護に特化したM&A仲介に強いです。自社流入や紹介案件がメイン。最低手数料は100万円なので、中小・零式企業でも利用しやすくなっています。
またどんなスタッフでも活躍できるよう、教育制度が整っているのも特徴です。基本を身につけてから現場で働けるので、未経験者でも応募しやすい会社となっています。
ブティックスの売上高・経常利益(2024年3月期)
売上高 | 約17億円 |
経常利益 | 約8億円 |
コンサルタント数 | 46名 |
1人当たりの売上高 | 3,800万円※売上高17.3億円÷コンサルタント数46名で計算 |
平均年収 | 1,000万円 |
出典:ブティックス「2024年3月期 決算説明資料」
【ブティックスヘの転職対策】についてはこちらの記事を参照してください。
第9位:オンデック
M&A仲介会社売上高ランキング9位は、オンデックです。2024年11月期の売上高は約17億円となりました。M&A業界の中でも長い歴史を誇る上場企業です。地域に根ざしたM&Aが強みで、案件の大半がお客様からの紹介です。
もともと見込み客の紹介が多いので、受注率も高く生産性も高い傾向にあります。
また同社では成功事例も掲載しているので、クライアントがM&Aのやり取りをイメージしやすいのも特徴です。「後継者問題の解決」「経営基盤の強化」と悩み別で成功事例を確認できます。
オンデックの売上高・経常利益(2024年11月期)
売上高 | 約17億円(前年同期比+101.4%) |
経常利益 | 約3.7億円 |
コンサルタント数 | 35名(前年同期比△8名) |
1人当たりの売上高 | 約4,857万円※売上高17億円÷コンサルタント数35名で計算 |
平均年収 | 約700万円 |
時価総額 | 約28億円(2025年2月6日時点) |
出典:オンデック「2023年11月期 決算説明資料」
出典:オンデック「2024年11月期 決算説明資料」
出典:オンデック「第16期 有価証券報告書 」
【オンデックヘの転職対策】についてはこちらの記事を参照してください。
M&A仲介会社の売上高・経常利益・時価総額を比較
売上トップクラスM&A仲介会社の売上高・経常利益・時価総額を比較を比較しました。
企業名 | 売上高 | 経常利益 | 時価総額 |
日本M&Aセンター | 約441億円 | 約165億円 | 約1,996億円 |
M&Aキャピタルパートナーズ | 約192億円 | 約64億円 | 約941億円 |
ストライク | 約181億円 | 約68億円 | 約599億円 |
M&A総合研究所 | 約165億円 | 約84億円 | 約886億円 |
fundbook | 約58億円 | – | – |
インテグループ | 約21.9億円 | 約9.8億円 | – |
名南M&A | 約19億円 | 約5.5億円 | 約2.5億円 |
ブティックス | 約17.3億円 ※M&A仲介事業のみ | 約8億円 ※M&A仲介事業のみ | – |
オンデック | 約16.6億円 | 約2億円 | 約28億円 |
M&A業界への転職希望者はぜひ参考にしてください。
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無料で転職相談してみる今後のM&A業界における市場規模とトレンド
2020年のコロナ禍によって、一時的に市場が縮小しました。しかし、2023年には新規上場企業が96社と増加していることから、M&A市場は現在も成長を続けているといえます。
新規上場企業が増加した理由は「円安やデフレからの脱却」「海外からの日本株の評価見直し」などが影響しています。
国内のM&A市場が年々拡大している理由は2つあります。
- 後継者不足が深刻化しているから
- M&Aの知名度が向上したから
国内のM&A市場が年々拡大している理由の1つ目は、後継者不足の問題を抱えている中小企業が増加したからです。
中小企業庁の「中小企業・小規模事業者におけるM&Aの現状と課題」によると、2025年までに中小企業や小規模事業者の経営者の64%(約245万人)が70歳以上になることが判明しました。
その半数以上が、後継者不足の状況となっています。127万社のうち60万社以上が黒字にもかかわらず、廃業する可能性があるのです。
後継者不足で中小企業の廃業が増加すると、今後10年以内に約650万人の雇用と約22兆円のGDPが失われてしまうかもしれません。
そのような問題を解決するためにM&A業界の需要が高まってるといえます。
現在M&Aで注目を浴びている業界は以下のとおりです。
- 調剤薬局
- IT
- 不動産・建設・ビルメンテナンス
- 食品
- 物流
- 医療・介護
- 製造
- 小売・卸売
- サービス
- ゲーム
- 美容
- エネルギー
- 広告
事業承継型のM&Aに加えて、DX化を目的としたM&Aも増えています。DX化とは、紙の書類をデータ化したり、請求書発行をツールにしたりすることです。
DX化を推進することで、社内の生産性があがり、担当者の業務軽減につながります。しかし、最先端技術に対応できる人材が社内にいない企業はたくさんあります。IT技術に詳しい人材を確保するためにIT事業やIT企業の買取案件が増えているのです。
国内のM&A市場が年々拡大している理由の2つ目は、M&Aの知名度が向上したためです。これまでは、M&A仲介会社や金融機関でなければ案件を取り扱ってませんでした。
しかし、近年さまざまなM&Aマッチングサイトが登場したことにより、業界知名度が向上しました。
M&Aマッチングサイトは仲介会社を活用するよりも、リーズナブルに利用可能です。また、希望条件を入力すれば個人でも気軽に案件を探せるのも強みです。
加えて、簡単にM&Aの問い合わせができるようになったため、買取件数は増加傾向にあります。このことから、M&A市場は今後もニーズがあるといえます。
今後のトレンドとして、スタートアップやクロスボーダーM&Aが増加するでしょう。アジアエリアでは、M&A活動が活発化しているからです。日本企業も今後を見据え、海外展開を検討する必要があります。
加えて年商1億円以下で、数100万円程度で売買できるスモールM&Aも注目されています。政府が専門家によるスモールM&Aスポット支援を実施していることから、今後もニーズが高まることがわかるでしょう。
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無料で転職相談してみるM&A仲介業界に関するよくある質問
M&A仲介業界に関するよくある質問をまとめました。
M&A仲介業界で有名な大手4大企業は?
M&A仲介会社で有名な3大企業は、以下のとおりです。
- 株式会社日本M&Aセンター
- 株式会社M&Aキャピタルパートナーズ
- 株式会社ストライク
- 株式会社M&A総合研究所
いずれの企業も上場しており、大手M&A仲介会社です。
M&A仲介業界の平均年収は?
M&A仲介業界の平均年収は以下のとおりです。いずれの企業もインセンティブがあるので、頑張り次第ではさらに高みを目指せます。
企業名 | 平均年収 | 最高年収 |
日本M&Aセンター | 1,114万円 | 2,500万円 |
M&Aキャピタルパートナーズ | 2,277万円 | 4,106万円以上 |
ストライク | 1,608万円 | – |
M&A総合研究所 | 786万円 ※2年目以降に絞ると2,800万円 | 2,815万円以上 |
fundbook | 1,478万円 | 2,500万円以上 |
インテグループ | 1,799万円 | 7,000万円以上 |
ブティックス | 1,000万円 | 1,300万円以上 |
名南M&A | 842万円 | 842万円以上 |
オンデック | 700万円 | 1,500万円以上 |
上記の表からもわかるとおり、未経験者の場合や経験が浅い方は年収が低めです。しかし、スキルを身につければ、収入アップを実現できます。どの企業も入社2年目で年収1,000万円を超えているメンバーがいるためです。
頑張り次第では年収1,000万円以上も可能です。例えばインテグループでは、入社3年目で年収7,000万円以上のメンバーも活躍しています。
1件当たりの成約単価は?
各企業の1件当たりの成約単価を始め、成約件数・売上高をまとめました。
企業名 | 1人当たりの成約件数 | 1件あたりの成約単価 | 1人当たりの売上高 |
日本M&Aセンター | 約0.56 | 約37.2百万円 | 約7,000万円 |
M&Aキャピタルパートナーズ | 約1.03 | 約89.7百万円 | 約8,971万円 |
ストライク | 約1.61 | 約36.9百万円 | 約5,973万円 |
M&A総合研究所 | 約0.75 | 約66百万円 | 約5,156万円 |
fundbook | – | – | 約5,800万円 |
インテグループ | 約1.8(成約組数) | 約53百万円 | 約7,300万円 |
ブティックス | 約5〜10 | – | 約3,800万円 |
名南M&A | 約1.97 | 約20百万円 | 約2,900万円 |
オンデック | 約0.91 | 約53百万円 | 約4,857万円 |
1人当たりの成約件数はそこまで多くありません。この中であれば、小規模案件を成約することを目的としたブティックスの成約率が高いといえるでしょう。
比較的難易度の低い案件をこなし、確実に収入アップできる企業に転職するかどうかも検討してみましょう。
まとめ
本記事では、M&A仲介業界の売上高ランキングをまとめました。
第1位:日本M&Aセンター/441億円
第2位:M&Aキャピタルパートナーズ/192億円
第3位:ストライク/181億円
第4位:M&A総合研究所/165億円
第5位:fundbook/58億円
第6位:インテグループ/21.9億円
第7位:名南M&A/19億円
第8位:ブティックス/17.3億円
第9位:オンデック/16.6億円
それ以外にも各企業の特徴・強みから、売上高・売上高・経常利益・平均年収までを紹介しました。
各企業の規模感などを理解したうえでM&A仲介企業への転職を希望する方は、ぜひ弊社ユニークボックスまでご相談ください!
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