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M&Aへの転職を検討している人へ!未経験でも転職できる?働き方は?年収は?

本記事はこんな方におすすめ

・M&Aの転職を成功させたい人
・未経験でもM&Aへ転職できるか不安な人
・M&Aの仕事について調べているひと

そんな方のために、本記事では以下のことを解説します。

この記事を読むと分かること
  • M&Aの仕事の全体像
  • M&Aの仕事で求められるスキル
  • 転職を成功させるための知識のすべて
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以下の実績を持つ筆者が徹底解説します

\筆者の実績/

・M&A仲介会社特化型の転職エージェントの社長
・大手M&A仲介会社、ベンチャーM&A仲介会社で勤務経験あり
・300名以上の転職サポート経験でM&A業界への転職成功ノウハウを確立

数多くの転職エージェントが存在していますが、「実際に勤務していたからこそ可能な独自の選考対策」が可能な会社はかなり少ないです。その中でも、弊社は大手とベンチャーの両方のM&A仲介会社で勤務したことがあるため、業界では稀有な存在として認知していただいています。

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M&A仲介会社への転職ならユニークボックス

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下記の強みが、あなたの転職を成功に導きます!

  1. M&A業界特化型転職エージェント
  2. 大手M&A仲介会社出身のキャリアアドバイザーが多数在籍
  3. 実際に働いていたからできる綿密な面接対策で、高い内定率を実現
  4. 弊社独自の特別選考ルートを多数確保

\秘密保持の観点から記事には書けない転職情報も多数保有/

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M&Aとは何か、その全貌を理解する

M&Aの基本的な知識やプレイヤー、なぜ企業はM&Aを推進しているのかを、元大手M&A仲介会社で勤務経験があり、30件以上のM&A実績を持つ筆者が解説していきます。

M&Aに関わる仕事をしたいと考えている方や、未経験で営業職からM&A業界に転職したい人はぜひご一読ください。

M&A業界特化型転職エージェントのユニークボックスでは、実際に働いていたからこそ、解像度高くM&Aについて解説させていただきます。

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M&Aの基本概念とビジネスモデル

そもそもM&Aとは何か、正確に理解している方は少ないと思います。

M&Aとは、企業や事業の経営権を売買することです。一番わかりやすいのは、会社を買収や吸収するということだと思いますが、会社の1部門や1事業部、特定のブランドや技術を売買することもM&Aといえます。

また、企業提携と混同する方がいらっしゃいますが、経営権が動くか否かという点で異なります。企業提携は、あくまで2つ以上の会社が互いの強みを生かして、儲けていきましょうということなので、2つの会社はあくまで独立関係にあるためです。

M&A業界のプレイヤー

M&A業界のプレイヤーは、総じてM&Aアドバイザリー会社やM&Aブティックと呼ばれます。その内訳には、大別して以下の4つのプレイヤーが存在しています。

  1. M&A仲介会社
  2. 銀行(メガバンク、地方銀行)
  3. FAS(ファイナンシャルアドバイザリーサービス)
  4. 証券会社のIBD部門

これらは、クライアント層や扱う案件の規模やエリア、海外案件の有無などによって住み分け

されておりますので、その観点で解説をしていきます。

M&A仲介会社

M&A仲介会社は、中小企業同士のM&Aや、中小企業と大企業をつなぐようなM&Aに強みを持つプレイヤーです。ビジネスモデルは以下の図のような、両手型で、ちょうど不動産仲介と似たようなビジネスモデルとなっています。

M&A仲介のビジネスモデルを表した図

M&A仲介は、日本特有の商慣習で、海外のM&Aではあまり行われることはありません。勤務地も日本国内のみであることがほとんどです。

筆者は、東証プライムの大手M&A仲介会社でM&Aアドバイザーとした経験を持っており、その時の経験に基づいたハイレベルの転職支援サービスを提供していますので、M&A仲介会社の転職に関心がある方はぜひ一度お問合せください。

上場企業の有名どころでは、日本M&Aセンターやストライク、M&Aキャピタルパートナーズが有名ですね。

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銀行(メガバンク、地方銀行)

銀行は、総合金融サービスを提供している点で、中小企業から大企業まで幅広い取引があり、ブランドや信用力は絶大です。その力を活かして、M&Aサービスを提供しています。

しかし、下図の通り、銀行の規模やクライアントの規模に応じて、M&Aの関与の仕方は異なっております。

銀行の規模によって、M&Aへの関与の仕方の違いをまとめた表

銀行は、銀行の規模やランクに応じてできる業務範囲やエリアが変わって決ますので、銀行の規模が小さければ小さいほどできる仕事の範囲も下がってしまいますね。

銀行からM&A業界への転職実績は非常に多いため、自由闊達な環境にチャレンジしたい方はぜひ一度お問合せください。勤務地は、銀行の本部となるケースが多いです。

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FAS(ファイナンシャルアドバイザリーサービス)

FASは、FA型でのM&Aアドバイザーとして仕事をする方が在籍している会社です。独立系の専門会社から、監査法人系列のFAS、コンサルティングファーム系のFASまで様々存在しています。勤務地は、国内主要都市はもちろん、海外となるケースもあります。

日系大手企業はもちろん、トヨタやソフトバンク、楽天クラスの、日系グローバル企業にも彼らは専門的なアドバイザリー業務を提供しています。

証券会社のIBD部門(投資銀行)

野村証券や日興証券のような大手証券会社、ゴールドマンサックス等の投資銀行がこれに該当します。

彼らは、グローバルネットワークと圧倒的な実績で、巨大案件でのアドバイザリーを行っています。勤務地は、国内主要都市はもちろん海外となるケースもあります。

日経新聞の記事によると、野村証券が2023年に関与したM&A案件の取引金額合計は8兆円以上ということで、非常にビックな案件を手掛けていることがわかりますね。

※参考:https://www.nikkei.com/nkd/industry/article/?DisplayType=1&n_m_code=122&ng=DGKKZO77895230T20C24A1EE9000

企業がM&Aを行う目的

企業はどのような場面でM&Aを行うのでしょうか。買収したい理由については、想像がつきやすいと思うのですが、なぜ「誰かが欲しいと思う会社をわざわざ手放す経営者がいるのか」と思った方が多いと思います。

結論、M&Aで売却する理由は以下の3つに大別されると考えられます。

売り手がM&Aをする理由
  • 事業承継型
  • 成長戦略型
  • 業界再編型

一つ一つ解説をしていきます。

M&A業界特化型転職エージェントでは、元M&Aアドバイザーのキャリアアドバイザーが、あなたの転職をサポートしています。ぜひ一度ご相談いただければと思います。

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事業承継型

事業承継型は、今最もホットな業界であり、ニーズがあふれてる領域です。事業承継型M&Aとは、経営者の年齢や病気などで、次世代の経営者に引き継がなければならないものの、社内や親族に候補者がいないためにM&Aを選択するものです。

昭和や平成初期は、「会社は家族のもの」「長男は次期社長として育てる」というような考え方が強く根付いていたため、事業承継型のM&Aのニーズは限定的でしたが、近年の文化の変化や、日本経済のシュリンクに伴って思うように後継者が育たずにM&Aを選択する経営者が非常に増えています。

「売らなければならない理由」が明確である点でも、読者の皆様にもイメージが付きやすいのではないでしょうか。

成長戦略型

成長戦略型M&Aは、「会社の成長のために、M&Aを行う」ということです。M&Aをして、買い手が持つ資本や人材を活用することができれば、さらに自社が成長すると考えた経営者が、「必ずしも売る必要はないが、M&Aをする」というものです。

成長戦略型のM&Aは、売却意思が完全に固まる前から動き始めることが多かったり、M&A実行後の取り決めが厳格になったりする傾向が強いため、難易度が高いといわれています。

若い経営者が、「会社を数億円で売却してFireした」なんていうSNSの投稿を見かけることがあると思います。そのような経営者は、成長戦略型M&Aに分類されることが多く、その理由は、会社を売却した方が会社の成長につながる、且つ自身も金銭的余裕を持つことができるという、会社と個人両方のニーズが一致したときにM&Aをするケースが多いためです。

成功している経営者は、すでにお金持ちであるため、お金のためだけにM&Aは選択しないのです。

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成長戦略型M&Aでは、仲介会社でも100億円をこえるディールを手がける会社が多い!

業界再編型

業界再編型のM&Aは、「うまくいっているけど、業界の先行き的にM&Aを選択しないとまずい」というニーズでM&Aをされるケースです。

代表的な業界としては、ドラッグストア業界や調剤薬局業界、運送業界などです。

ドラッグストア業界を例に挙げると、ドラッグストアは薄利多売のビジネスモデルであるため仕入れ価格が命になるのですが、M&Aをすれば規模の経済が働き、仕入れ価格を下げることができるという、シナジーが創出されます。

そのため、M&Aをしないと価格の優位性が取れないという状況に業界がなり、大手から中堅企業まで、広くM&Aが起きています。

ドラッグストア業界再編型の最たるM&A事例は、ココカラファインとマツモトキヨシのM&Aです。読者の方もわかる通り、両者ともに素晴らしい企業でしたが、上記の理由からM&Aをしないと業界トップ10の価格競争に勝てないと判断し、M&Aを実施しています。

もっと詳しく知りたい方は、弊社のキャリアアドバイザーにご相談ください。

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M&Aの一連のプロセスと仕事内容

ここまで読み進めていただいた方は、M&Aとは何か、どんな理由でM&Aが起きるかはお分かりいただけたかと思います。読者の方にもっと詳しくなっていただけるように、一連の流れや仕事内容を解説していきます。

M&Aの一連のプロセス(流れ)

M&Aの流れは、以下の通りです。

  1. ソーシング
  2. マッチング
  3. エグゼキューション

仲介型とFA型で少し異なる部分もありますが、今回はまとめて解説します。

(1)ソーシング(案件の発掘)

ソーシングはM&A案件を発掘するフェイズです。どんな専門知識があっても、お客さんがいないと仕事になりませんので、M&Aの仕事において最も重要なフェイズといえるかもしれません。

M&A仲介会社の場合は、電話やDMを会社に送るなど、泥臭い方法で売り手を発掘していきます。M&A仲介会社以外の場合は、既存取引先から相談を受けたり、コンペに参加してソーシングしていきます。

(2)マッチング(買い手への提案、トップ面談、基本合意契約締結まで)

マッチングでは、(1)ソーシングで発掘した売り手と買い手をマッチングさせていきます。仲介型の場合は、ここで同じ担当者が対応しますが、FA型の場合は、売り手についている会社と付き合いのある同業者に買い手の探索を依頼したり、あらかじめ売り手と買い手が決まっている場合は、各々が自社でFAを選定したりします。

マッチングのフェイズでは、実際に相手方と会ってみる機会である、「トップ面談」や、売り手と買い手が次の(3)エグゼキューションに進む前に手交する基本合意書の締結といったステップが存在します。

(3)エグゼキューション(デューデリジェンス、最終条件交渉、株式譲渡契約書締結、クロージング)

エグゼキューションは、(2)マッチングまでで、セッティングした売り手と買い手のM&Aを、実際に行うステップになります。

M&Aは、車一台買う・売るのとはわけが違うため、そう簡単に会社を買ったり売ったりできないのです。

したがって、デューデリジェンスという「売り手に大きな問題や前提条件の齟齬がないか」をチェックし、問題ないことを確認したうえで、最終的に契約する契約書の調整に進めます。

デューデリジェンスは案件によっては3カ月から1年の時間を要し、最終契約書契約書は短いものでも20ページ、長いもので100ページを超えます。

それぞれ完了したら、実際の資金決済であるクロージングを迎えられるのです。

ここまで来てやっとM&Aが成約したと言えます。

M&A業界特化型転職エージェントであるユニークボックスでは、実際にM&Aアドバイザーとして勤務していた経験を持つものが、あなたの転職を支援します。お気軽にご相談ください。

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M&Aの仕事内容

M&Aの流れをご理解いただけたところで、具体的な仕事内容を詳しく見ていきましょう。

代表的な仕事内容は以下の通りです。

  • M&A戦略の立案
  • 企業概要書等の提案書類の作成
  • マッチング
  • 条件交渉や条件調整
  • デューデリジェンスの実施及びサポート
  • 契約書類の草案作成及び調整
  • 資金調達支援
  • PMI
  • その他M&Aに関連する業務のすべて

一つ一つ解説していきます。

M&A戦略の立案

M&A戦略の立案は、売り手と買い手双方に対して行います。

売り手に対しては、M&Aを用いた事業承継対策の立案や成長戦略立案を行います。その過程では、凡そどれくらいの金額で売却できる見込みがあるのかといった簡易的な、株価算定を行うこともあります。

一方で買い手に対しては、どのような会社をM&Aするのがよいのかという観点でM&A戦略を立案していきます。その上、戦略を立案するだけではなく、その戦略に沿って考えた場合、買収するべき具体的な会社についてもリスティングを行い、その会社へ直接提案をするということもあります。

企業概要書等の提案書類の作成

M&Aでは、交渉1割事務作業9割というくらいに、提案書の作成やそれにかかるデータ分析作業が必要になります。

代表的な提案書としては、企業概要書と呼ばれる、売り手の案件を買い手に提案する際に必要な提案書類で、売り手の会社の会社概要から財務内容、ビジネスモデル、従業員情報まで、すべて記載されているものです。

マッチング

マッチングは、売り手と買い手を引き合わせるものです。買い手は企業概要書を用いて初期的な検討を行い、トップ面談や意向表明書の提出、基本合意書の締結まで進めていく形になります。

売り手にとっては、どこの会社とM&Aをするかということが非常に重要になりますので、マッチングは売り手買い手双方にとって非常に重要になります。

デューデリジェンスの実施及びサポート

デューデリジェンスは、売り手の会社とM&Aを実際に行う前に、会社に大きな問題がないかをチェックするものです。

一人の専門家が行うというわけではなく、財務面は公認会計士、税務面は税理士、法務面は弁護士、ビジネス面は経営コンサルタントというような形で分業して行うことが多いです。

デューデリジェンスの性質上、デューデリジェンス自体を、M&A仲介会社やM&Aアドバイザーの人が直接行うことはありません。理由は、自社が関与している案件(=成約させて、手数料をもらいたい案件)を監査を自ら行ってもあまり意味をなさないからです。そのため、自社が手掛ける案件のデューデリジェンスにおいては、デューデリジェンスが円滑に進むようにクライアントをフォローするというような、サポート業務が中心になります。

FASなどでは、デューデリジェンスサービスを提供していることがありますが、それはあくまで他社が手掛けるM&A案件のデューデリジェンスを行うことです。

契約書類の草案作成及び調整

M&Aアドバイザーは、契約書の調整もフロントに立って行います。このため、弁護士と共同で仕事をしたり、弁護士を相手に交渉したりすることがあります。

M&Aのプロセスで必要な契約書は主に3つで、基本合意書と意向表明書※、最終契約書です。

※契約書ではありませんが、重要な書類であるため、わかりやすさを優先してこちらに記載します。

特に、最終契約書はM&Aの実行方法から表明保証内容、役員の処遇まですべてが書かれているので、非常に重要な契約書です。ページ数としては、最低でも20ページ、長いもので100ページを優に超えてきます。

資金調達支援

買い手に対して提供する資金調達支援についても非常に重要な仕事です。買い手は買収資金を、金融機関から借り入れをして行うことが多いです。借りれ先は案件規模に応じて、メガバンクであったり地方銀行であったりします。

銀行とのやり取りまで行うかは案件次第となりますが、融資審査に必要な事業計画書の作成などはM&Aアドバイザーの仕事として業務の一環とするケースが多いです。

金融機関出身の方は、ここでは非常に役に立ちますね。

PMI

PMIは、ポスト・マージャー・インテグレーションの頭文字を取ったもので、M&A実施後のM&A成立後の統合プロセスのことです。PMIも仕事として行っているM&A仲介会社やFASも存在する一方で、PMIは業務範囲外としている会社も多いです。

PMIでも様々なニーズがあり、未上場会社と上場会社のM&Aであれば上場会社の決算基準に合わせるために財務部門の短期的な強化をするケースから、事業再生型のM&Aで短期間で膿を出し切り、一気に黒字企業にするといったものまで様々です。

その他M&Aに関連する業務のすべて

これを最後に入れさせていただいたのは、今回説明したのはあくまでM&Aアドバイザーの代表的な業務であり、M&Aを成約に導くための仕事ならすべて行うということを理解していただきたかったためです。

業法上禁止されている仕事などはもちろん士業の方に発注しますが、それ以外の仕事はすべてM&Aアドバイザーが行います。

もちろん、M&Aアドバイザーもすべての知識を有しているわけではないため、不足している知識については調べながら進めたり、上司や先輩に聞きながら行うということになります。

M&A仲介の仕事内容について、さらに詳しく知りたい方は、元M&Aアドバイザーが多数在籍しているユニークボックスにご相談ください。

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M&Aの転職がおすすめの人の特徴

M&A業界は現在非常に人気になっています。特に人気なのが、弊社が転職サポートを提供している、M&A仲介会社への転職です。

今回は、M&A仲介会社への転職を中心に解説をしていきます。

M&A仲介会社への転職に関心がある方は、一度弊社までお問い合わせください!

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キャリアアップへの意欲が高い人

M&Aへの転職は、ほぼすべての方にとってキャリアアップにつながります。理由は、M&Aの仕事には、営業力や財務法務等の知識面、調整力や交渉力の、ビジネスパーソンに必要な能力すべてが求められる=身に付くからです。

その上、成果を出すことで、年収も跳ね上がるため、スキル面収入面両方でキャリアアップになります。

したがって、現在の仕事の内容やレベル、評価に満足がいかない方は転職を考えてみましょう。

達成感を感じて仕事がしたい人

仕事での達成感の感じ方は人それぞれだと思います。しかし、共通していると考えられるのは、乗り越えたハードルややり遂げた仕事の難易度が高ければ高いほど仕事の達成感も比例してあがっていくことではないかと思います。

その点で、M&Aの仕事は、確かに簡単な仕事ではありませんが、成約させられれば非常に達成感を感じられる仕事だと思います。

組織の力を活用して個人の力を試したい人

後述しますが、M&A業界の多くでインセンティブ制度や、業績に連動する賞与が導入されています。これは、会社が個人の実力次第で案件が成約したり、しなかったりという属人生を認めているからです。

そのため、現職で歯車的に働いていると感じているひとは、M&A業界に転職することで、「個人の力を試す」ことができます。

金融業界出身の方などは、これを理由として転職することも多いですね。

感謝され形が見える仕事をしたい人

クライアントに直接感謝されるというのは、あるようであまりないことかもしれません。特に大企業であれば、提供しているサービスが大きいため、たくさんの人で運用している点で、社員一人一人が得られるクライアントからの感謝の実感は薄くなるでしょう。

一方で、M&Aは少数で大きな取引を実施するため、成約したときのクライアントからの感謝の度合いもかなり大きなものになります。

大きな規模の仕事がしたい

FASやIBD(投資銀行)が手掛ける案件は超大型案件が多く、皆さんも知っているような会社同士のM&Aも含まれています。

一方で、M&A仲介会社は、中堅中小企業のM&Aを行うため、大きな規模とは言いにくい部分もありますが、一人の案件にM&Aアドバイザーが一気通貫でサポートすることが多いため、裁量が大きいという点では大きな仕事といえるでしょう。

M&A業界特化型転職エージェントである、ユニークボックスでは実際にM&Aアドバイザーといて勤務していたキャリアアドバイザーがあなたの転職を支援します。お気軽にご相談ください。

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M&Aへの転職のメリットとデメリット

M&Aへの転職には、たくさんのメリットがありますが、デメリットもあります。

実際にM&Aコンサルタントとして勤務していた経験を持つ筆者が解説します。

M&Aへの転職のメリット

メリットは、以下の4つでしょう。

メリット4選
  • 経営層を相手にする仕事
  • 給与面での魅力、高年収
  • スキルアップやキャリアアップの機会
  • 企業の成長や業績への直接的な貢献

筆者の実体験ベースで書いておりますので、面談ではもっと詳細にご説明させていただきます。

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経営層を相手にする仕事

M&Aの仕事のメリットは、経営層を相手にするです。経営層を相手にする仕事は、高い能力や高い提案力、交渉力が求められる点で、仕事の難易度が高くなります。

したがって、仕事の難易度が高いほど、やりがいや達成感も高まるので、メリットといえるでしょう。また、将来独立したいと考えている方は、経営層にネットワークがあるとスムーズに独立しやすいとも考えられるため、大きなメリットでしょう。

給与面での魅力、高年収

M&A業界は総じて年収水準が高いです。その証明として、日本の平均年収ランキングを見ると、トップ10には多くのM&A仲介会社がランクインしています。

仲介会社以外の、FASやIBDももちろん年収は高く、一番下のポジションでも年収は1000万円、パートナーやマネージャーともなれば3,000万円から5,000万円を超えることも珍しくありません。

この理由は、M&Aの仕事の属人生の高さと専門性にあると思います。

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今最も稼ぎやすい業界が、M&A仲介会社です!

スキルアップやキャリアアップの機会

M&Aの仕事は、非常に難易度が高いため、スキルアップやキャリアアップにつながります。M&Aコンサルタントとしてのキャリアを積んだ後に、大手事業会社の経営企画やPEファンド、起業、プロ経営者など様々なキャリアステップが想定されます。

企業の成長や業績への直接的な貢献

M&Aは、会社の成長や業績、業界構造に至るまで非常に大きなインパクトを与えます。そのようなダイナミックな仕事を少数でできるという点で「俺(私)がやったんだ」という使命感や達成感を感じることができます。

M&Aへの転職のデメリットとリスク

デメリットは、以下の二つがあげられます。

  1. 求められるスキルの高さと専門性
  2. 激務な働き方

一つ一つ解説をしていきます。

求められるスキルの高さと専門性

メリットのところでも説明しましたが、M&Aでは経営層を相手に専門知識や提案力、営業力全て動員して仕事をしていきます。

このため、求められるスキルの高さと専門性から、向いていない人は活躍できないという側面があります。

面接を受ける段階で、自分にM&Aの仕事が向いているか、向いていないのか、しっかりと見極めることが重要です。

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向いていない人は1年未満で辞めてしまうことが多いです

弊社にご相談をいただけれれば、転職希望者の方のお話をお伺いして、客観的にむいているか、向いていないのか診断しますので、ご関心がある方はぜひお問合せください。

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激務な働き方

M&Aの仕事は、激務な働き方になることが多いです。相手が経営者であるため、彼らのスピード感やニーズに合わせて動くことが求められるうえ、高い交渉レベルが求められる一方で、事務作業も多いためです。

特に、複数の案件が重なった時などは、寝る間もないほど激務になるでしょう。したがって、激務な環境でバリバリ仕事がしたいと思っている方にお勧めな業界といえます。

一方で、休みがとりやすい側面もあり、ワークライフバランスはある程度担保されるといえるでしょう。お子様の運動会や、中期の旅行などは予定しやすいと思います。

また、勤務場所についても、固定されていないことが多く、秘密情報を扱っても情報漏洩の危険性が無いところであればどこでも働くことができます。リモートワークを許可している会社も多いですね。

M&Aアドバイザーの年収は?

読者の方も気になっているであろう、M&Aアドバイザーの年収について解説します。

最高年収は2億円以上で固定給も高い唯一無二の業界

M&A仲介業界に限って言えば、年収2億円を超えるような、スーパープレイヤーも存在しています。固定給は600万円程度であることが多いため、ほとんどが次に解説するインセンティブ制度によるものですね。

また、FASやIBDは、インセンティブ制度などがあまりない代わりに、固定給が非常に高かったり、業績連動賞与が充実していたりします。

年収水準としては、一番下のポジションでも700万円から1000万円で、パートナーやマネージャーにもなれば、年収3,000万円から5,000万円、1億円という状況です。

インセンティブ制度

M&A仲介会社には、インセンティブ制度が存在しています。稼いだ手数料の20%程度が個人のインセンティブとして支払われる会社が多く、1件でも案件が決まれば、年収は1000万円を超えてきます。

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年収1,000万円を早めに超えたい人は、M&A仲介一択です

その代わり、固定給は420万円から800万円程度で、平均的には600万円程度ですので、固定給を下げたくない人は、M&A仲介会社以外がおすすめです。

固定給の水準が高いM&A仲介会社について知りたい方は、弊社のキャリアアドバイザーにお問い合わせください。

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M&A業界の今後の見通し

M&A業界の今後の見通しとしては、総じて明るいです。しかし、M&A仲介とそれ以外で少し見方が変わります。

M&A仲介業界

M&A仲介業界は、2033年までは市場の拡大をしていくといわれています。現在のマーケット拡大要因は、事業承継問題に起因するM&Aであるため、経営者の年齢動態を分析することで、M&A仲介マーケットの成長性を図ることができるのです。

それ以外のFASやIBD(投資銀行)

FASやIBDは、成熟産業に近いと考えられる上、景気にも左右されます。このため、外資を中心にしばしばレイオフが行われるため、業界として安定的なニーズは見込めますが、職業としての安定性は若干低くなります。

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M&Aの転職を有利に進めるためのスキルや準備、考え方、年齢基準

M&A業界は人気業界である上に、採用人数がそこまで多くないため、倍率はどうしても高くなってしまいます。また、大前提、M&Aの転職に必要な資格などは特にありませんが、公認会計士や弁護士の有資格者の方はアピールポイントにはなります。

営業力の高さをアピールする(特に仲介)

M&A仲介会社では、前段で解説したM&Aの流れの中でもソーシングフェイズが非常に重要になります。ソーシングでは、自ら売り手になりそうな会社に電話をして、アポを取り、仕事を取っていくということが求められるので、営業力が重視されます。

営業力の高さを定量的に示すことができる、社長賞受賞や新規営業実績100人中1位というような見せ方をするとよいです。

M&A業界への転職に有利になる業界・職種に就く

所謂ポストM&A業界としては、金融機関の法人営業や、経営コンサルティング会社があります。M&A仲介会社の場合は、間口が広くはなっていますが、やはりこれらのようなポストM&A業界からの方が入社しやすいです。

M&A業界に転職したいけど、書類選考が通過しない職歴の方などは、入社のハードルが低い業界で実績を積んでからM&A業界への転職に再チャレンジすることも考えましょう。

M&A業界への転職に有利な年齢は20代から30代

M&A業界へは、M&A仲介会社、FAS、IBD問わず未経験者での転職の可能性があります。しかし、長く働いてほしいという観点と、若い方で頭が柔軟な方の方が教育や育成がしやすいという観点から、20代から30代の方の方が転職しやすいです。

スイートスポットは、20代後半から30代前半です。

英語力・金融知識をアピールする(特にFASやIBD)

M&A仲介会社の場合は、英語力や金融知識はそこまで入社時点では求められませんが、FASやIBDは複雑なスキームや、クロスボーダー案件を手掛けることもあることから、これらの知識が求められます。特に英語力は、クロスボーダー案件では必須要件になります。

なお、M&A仲介会社の中でも、海外展開の流れが始まっており、クロスボーダー案件を手掛ける会社も増えてきました。そのような職種の場合は英語力が求められるでしょう。

必要な学歴は、志望先によって全く異なる

中途の転職では、新卒の時ほどは学歴は求められません。しかし、FASやIBDは高学歴の方を採用する傾向にありますので、ある程度の足切りは覚悟しなければなりません。

一方で、M&A仲介会社の場合は現職で実績を出していれば、学歴はそこまで求められないため、M&Aの仕事がしたいけど、学歴に自信がない方は、M&A仲介への転職も視野に入れましょう。

しっかりとサポートしますので、ぜひ一度お問合せください。

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未経験者でも本当にM&A業界に転職できる?

結論、未経験でも転職ができます。

新卒の時にあこがれていたIBDに入れなかったが、転職で入社を成功させたなんていう人も多くいらっしゃいます。また、M&A仲介会社の場合は、業界としての歴史が短いためほとんどの人が未経験からの挑戦となります。

一方で、現職の仕事内容や実績は重視される傾向にあるため、まずは現職で対外的にアピールできるような実績を出すことを心がけましょう。

面接では、実績がより「すごく」見えるように、伝え方や職務経歴書の書き方を工夫する必要があるため、書類選考と面接を突破するための技術が知りたい方はぜひ一度お問合せください。

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M&A転職での転職エージェントの活用

M&A業界への転職では、転職エージェントの活用がおすすめです。筆者が考えるおすすめのエージェントも紹介します。

エージェント選びの重要性

エージェントを利用する中で、最も重視するべきことは、担当するエージェントがM&Aの仕事をどこまで深く理解できているか、という点です。筆者のように、実際に勤務していたり、M&Aアドバイザーとして実績を積んだ人がキャリアアドバイザーの仕事をしているケースは、珍しいと思います、エージェントとしてどこまで理解しているかは確認しましょう。

その理由は、M&A業界への転職を成功させるためには、転職者の方自身が、M&Aの仕事について高い水準で仕事内容を理解していただくことがポイントになるからです。仕事の内容を知っていない人に、志望動機を語られたり、活躍できるビジョンについて語られても、あまり説得力がないからです。

おすすめの転職エージェント

M&A業界のプレイヤーにおいて、おすすめの転職エージェントを解説します。

M&A仲介会社|ユニークボックス

本記事の筆者が経営する転職エージェントです。実際に勤務していたからこそできる綿密な業務解説と、データに基づく選考対策が強みです。

また、同業の中でもNo.1の求人カバー率であるため、「あなたに合ったM&A仲介会社」を紹介することが可能です。

お問合せお待ちしております。

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銀行(メガバンク、地方銀行)|大手転職エージェント

リクルートやパソナキャリアのような大手転職エージェントがおすすめです。彼らは全国ネットで、大手企業から中堅企業まで様々な求人を保有しているM&Aへの転職を検討している人へ!未経験でも転職できる?働き方は?年収は?ためです。

その代わり一つ一つの業務内容や会社の内容の理解は薄くなる傾向にあるので、担当のキャリアアドバイザーの方の実績や知識レベルを把握してから利用することが望ましいでしょう。

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