・M&A業界に転職したい人
・M&A業界未経験者が挑戦できるポジションを知りたい人
・M&A業界へ転職する際にどのような資格が有利か知りたい人
そんな方のために、本記事では以下のことを解説します。
- M&A業界未経験者でも転職できるか
- M&A業界に向いている人の特徴
- M&A業界未経験者でも応募可能な企業
以下の実績を持つ筆者が徹底解説します
・M&A仲介会社特化型の転職エージェントの社長
・大手M&A仲介会社、ベンチャーM&A仲介会社で勤務経験あり
・300名以上の転職サポート経験でM&A業界への転職成功ノウハウを確立
数多くの転職エージェントが存在していますが、「実際に勤務していたからこそ可能な独自の選考対策」が可能な会社はかなり少ないです。その中でも、弊社は大手とベンチャーの両方のM&A仲介会社で勤務したことがあるため、業界では稀有な存在として認知していただいています。
無料で転職相談してみるM&A仲介会社への転職ならユニークボックス
下記の強みが、あなたの転職を成功に導きます!
- M&A業界特化型転職エージェント
- 大手M&A仲介会社出身のキャリアアドバイザーが多数在籍
- 実際に働いていたからできる綿密な面接対策で、高い内定率を実現
- 弊社独自の特別選考ルートを多数確保
\秘密保持の観点から記事には書けない転職情報も多数保有/
無料で転職相談するM&A業界未経験者の転職難易度は高い
M&A業界未経験者でも、M&A業界への転職は可能です。M&A仲介企業に転職する方のほとんどが、業界未経験者だからです。
5年ほど前までは、金融機関やキーエンスなど、FA企業での勤務経験がある営業スタッフが求人に応募していました。
現在は以前と比べて採用条件が緩和されているので、あらゆる業界からの転職希望者が増加しています。
転職希望者が増加している理由は、M&A企業の平均年収が日本の平均年収と比べて高い傾向だからです。「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は458万円でした。
M&A企業に入社して1年目は成果が出にくいので、年収は500万円程度が一般的だそう。2年目からは業務に慣れてくるため、年収1,000万円以上も実現できます。
頑張りに応じて年収がアップしていくことから、たくさんの転職者が応募しているそうです。
M&A業界未経験者でも挑戦しやすくなっていますが、それでも業界で求められている能力は高めです。業界でも売上トップクラスであるM&A仲介企業の内定率は1桁台といわれています。
採用基準が高いので、以下の経験やスキルを持っていなければ、書類選考を通過できない可能性があります。
- 営業経験
- 金融業界や総合商社での勤務経験
- 事業承継士など士業・金融に関する知識
- M&A業界で役立つ資格
- 英語スキル
採用ハードルが高いM&A業界ですが、実は未経験者でも挑戦しやすいポジションはあります。詳しくは後述で説明しているので確認してください。
未経験からM&A業界への内定率
M&A業界未経験者の一般的な選考通過は0.9%と低めです。このことから、M&A業界で求められるハードルが高いことがわかります。しかし、M&A業界の転職に強いエージェントを活用すれば、内定率アップが期待できます。
なぜなら、どのエージェントもM&A業界で活躍していた方が転職サポートをしてくれるためです。あなたの魅力が伝わる応募書類の書き方から面接対策まで支援してくれるので、ぜひ利用してみましょう。
当社では問い合わせをいただければ「内定可能性診断書」を無料で作成します。
- 現時点で内定確率はどのくらいか
- 内定の可能性が高い会社をいくつか抜粋
これらの情報が知りたい方はお気軽にお問い合わせください。
無料で転職相談してみるM&A業界の離職率
M&A業界で求められる能力は高めです。しかしその分、頑張りが評価され、2年目では年収1,000万円以上も目指せます。実績のある方だと年収3,000万円以上を達成している方も珍しくありません。
こういったメリットだけでなく、M&A業界の離職率を知っておくことは大切です。「令和4年 雇用動向調査結果の概要」によると、一般的な日本の平均離職率は15%ということがわかりました。対してM&A業界の離職率は以下のとおりです。
企業名 | 離職率 |
M&A総合研究所 | 6.1%(2023年9月) |
日本M&Aセンター | 14.9%(2022年度) |
M&Aキャピタルパートナーズ | 3〜5%前後 |
年収が高く、入社後のキャリアパスが豊富という理由から、長く活躍している方がほとんどです。
しかし激務だったり、成果を求められたりするので、そういったプレッシャーに耐えられない方は入社しても長期的に活躍できないかもしれません。
M&A業界の離職率を知ったうえで、M&A業界への転職を希望する方は次章を読み進めてください。
M&A業界未経験者が挑戦できるポジション
M&A業界未経験者が挑戦できるポジションは3つあります。
- M&A仲介会社
- FASのM&A部門
- 銀行や証券会社のM&A担当
この章ではどういった業務内容なのか、どんなスキルが重宝されているかを紹介します。
M&A仲介会社
業務内容 | 売り手と買い手の間に立ってM&Aの成立を支援、新規顧客へのアプローチなど |
必須経験・知識・スキル | 営業経験高度な財務・経営に関する知識コミュニケーションスキル |
特徴 | M&A仲介会社は案件を手がけた際の着手金や成立した場合の成功報酬としてインセンティブが支給される |
M&A業界未経験者が挑戦できるポジションの1つ目は、M&A仲介会社です。以下の企業がM&A仲介会社に該当します。
- M&A総合研究所
- M&Aキャピタルパートナーズ
- ストライク など
売り手と買い手の間に立って、M&Aの成立を支援するのが仕事です。基本的な業務内容は以下のとおりです。
- M&A対象企業の発掘・提案・条件交渉
- 対象企業の企業評価・分析・考察
- 企業の経営状況や財務状況(デューデリジェンス)の調査
- 案件の事務手続き・管理(エグゼキューション)
「M&Aアドバイザー」「M&Aコンサルタント」という職種名で求人募集されています。配属先によって業務内容が若干異なります。
客層は経営層や役員など、上層部の方々がメインです。そのため高度な財務・経営に関する知識が必要とされます。
売り手と買い手の橋渡し役として交渉を進めていくので、コミュニケーション能力も重宝されます。企業によっては、新規顧客へのアプローチもしなければいけません。
そのため、営業経験がある方ならM&A業会未経験者でも採用される可能性があります。営業経験がある場合は、新規開拓経験・営業成績・実績を問われることが多いので、事前に整理しておきましょう。
M&A仲介会社は案件を手がけた際の着手金や成立した場合の成功報酬としてインセンティブが支給されます。
売上の何%が還元されるかは企業によって異なりますが、頑張り次第では年収1,000万円以上も達成可能です。
M&Aに関する手続きをマネジメントするため、業界再編に興味・関心を持っている方には最適なポジションといえます。
FASのM&A部門
業務内容 | M&Aに関するアドバイザリー業務など |
必須経験・知識・スキル | 銀行などの金融業界での勤務経験コンサルティング業界での勤務経験財務経験公認会計士・税理士 |
特徴 | 企業やスタッフの未来に大きな影響を与える |
M&A業界未経験者が挑戦できるポジションの2つ目は、FASのM&A部門です。FASとは、ファイナンシャル・アドバイザリー・サービスの略称です。
財務・会計に関するコンサルティングサービスを提供している企業を指します。以下の企業が、FASに該当します。
- 山田コンサルティンググループ
- デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー
- KPMG FAS など
M&A仲介企業と異なり、売り手か買い手のどちらかの専属になるのが特徴。担当企業の利益を最大化させることが仕事です。一般的な業務内容は次のとおりです。
- M&Aに関するアドバイザリー業務
- 企業・事業価値の評価業務
- 動産・無形資産の評価業務
- M&Aに係るストラクチャリング※業務
- 財務モデリング業務
※事業構造の再構築や組織改革に携わること
「M&Aアドバイザリー」「M&A戦略コンサルタント」などで求人募集されています。財務・会計の観点からM&A戦略の立案・事業再生サポートをするので、高度な財務・会計の知識や経験が必要とされます。
そのため、以下のような経験・資格があると転職の際に有利です。
- 銀行などの金融業界での勤務経験
- コンサルティング業界での勤務経験
- 財務経験
- 公認会計士・税理士
財務・会計の観点から企業の経営再編に関するアドバイス・支援をするので、企業やスタッフの未来に大きな影響を与える仕事です。
FASのM&A部門への転職は、大きなやりがいを感じられる業務に挑戦したい方に最適といえます。
銀行や証券会社のM&A担当
業務内容 | 買収資金の融資M&A支援・相談対応 |
必須経験・知識・スキル | 金融に関する知識・資格コミュニケーションスキル |
特徴 | チームで業務を担当能力次第では別の部署に異動する可能性あり |
M&A業界未経験者が挑戦できるポジションの3つ目は、銀行や証券会社のM&A担当です。M&A部門がある企業は次のとおりです。
- 野村證券
- みずほ銀行
- SMBC日興証券
- 三菱UFJ銀行 など
M&A仲介企業やFASのM&A部門と異なり、銀行・証券会社のM&A部門に配属されれば、新卒でもM&A業務に携われます。
主な業務内容は以下のとおりです。
- 企業の戦略立案に関するアドバイス
- 秘密保持・情報管理に関するアドバイス
- 買収資金の融資
- M&A支援・相談対応 など
「M&Aアドバイザリー」という職種で求人募集されています。
銀行や証券会社のM&A担当になるメリットは、資金調達や証券化など専門性の高い金融業務に携われることです。
金融業界特有の業務は他社では経験できないので、M&A業界へ転職する際に有利となるでしょう。
また業務はチームで担当するため、メンバーと連携しながら働きたい方に最適です。能力次第では別の部署に異動になる可能性があるので、それを知ったうえで転職するかを検討してください。
未経験でもM&A業界に向いている人
本章では、未経験でもM&A業界に向いている人の特徴をまとめました。これらに該当していれば、M&A業界に転職しても活躍できる可能性があります。
年収1,000万円以上を目指したい人
年収1,000万円以上を目指したいならM&A業界に向いているといえます。入社後1年目は成果につながりにくいため、もしかしたら前職より給与が下がってしまうかもしれません。
しかし、2年目になれば業務に慣れて年収1,000万円以上も目指せます。M&Aに対する着手金や案件が成約すれば、インセンティブが支給されるためです。
インセンティブに上限がない企業も多いので、頑張り次第ではプロ野球選手並みに稼ぐことも可能です。
頑張りをきちんと評価されたい方にM&A業界に向いているでしょう。
大型案件に携わりたい人
大型案件に携わりたいなら、M&A業界に向いているといえます。なぜなら1案件で動く金額規模が他の業界と比べて高いためです。中小企業の取引でも億単位の金額が動くことがあります。
場合によっては、数百億〜数兆円規模の企業価値を持っている企業同士のM&A統合に携われる可能性もあります。
取引金額が高額になるほど、交渉の難易度も上がります。しかし、成果をあげられたときの喜びはひとしおでしょう。
これまでの経験を活かして、大型案件に挑戦してみたい方は応募してみてください。
キャリアアップの意識が高い人
将来的にキャリアアップを目指したいならM&A業界に向いているといえます。なぜなら業務を通じて、高度な知識が習得できるからです。
M&A業務では、企業同士の売買業務に携わります。それにより金融・税務・法務・会計・経営知識を習得できます。業務を通じて、会社組織全体の仕組みも理解できるでしょう。
高度な知識を身につけられるので、市場価値の高い人材へステップアップが可能です。同業他社への転職や独立など、さまざまな道からキャリアを選択できます。
お客様と真摯に向き合いたい人
後継者不足による事業承継問題や経営不振など、さまざまな悩みを抱える企業に対して経営の立て直しを支援するのが、M&A業務です。
企業やスタッフの未来に大きな影響を与えたり、中小企業では数億円規模の金額が動いたりします。
このようなプロジェクトは売り手・買い手企業にとっても大きな決断であるといえます。お客様の背中を押すためには、日頃から真摯に向き合うことが大切です。
半年〜1年かけて顧客と強固な信頼関係を築く必要があります。そしてM&Aが成約した際は、お客様から感謝の言葉を直接いわれることでしょう。
お客様と真摯に向き合い、大きな達成感を感じたいのならM&A業界は向いているといえます。
M&A業界へ転職する際に有利な経験・知識・資格
M&A業界へ転職する際に有利な経験・知識・資格をまとめました。前提条件として、大卒以上・社会人経験が必要となります。詳しく解説します。
前提条件
- 大卒以上
- 社会人経験
どのM&A企業に転職するとしても、大卒以上・社会人経験が必要となります。最近では採用ハードルが緩和されたため、企業によっては偏差値の高い大学でなくても応募可能です。
前職で営業経験があり、上位5%の成果をあげているなら学歴不問なことが多いです。営業経験がなければ、高学歴かつ将来性が高いことをアピールしなければいけません。
また即戦力が求められる業界のため、社会人経験は必須。新卒採用もありますが、中途採用の割合が高いからです。メイン顧客は経営層や役員のため、ビジネスマナーも求められます。
営業経験
営業経験がある方は、M&A転職において有利になる可能性があります。どの商材でも第三者から見て分かりやすい実績があればなお良いです。例えば以下のような経験がある方は、転職する際に有利となります。
- 金融業界で営業経験
- 新規顧客へのアプローチ経験
- 新規顧客へ高単価商材を提案した経験
- 経営層との交渉経験
- 上位5%の営業実績
金融業界での営業経験が有利になる理由は、対象者が変わるだけで、基本的な業務内容は営業職と変わらないためです。
特に新規企業へのアプローチ経験がある方は、M&A仲介会社へ転職する際に優遇される可能性があります。加えてメガバンクなどで活躍していた場合も有利になるでしょう。また金融業界以外にも、上位5%の営業実績があれば評価につながります。
金融業界や総合商社での勤務経験
以下の業界・総合商社で勤務経験がある方は、M&A業界へ転職する際に有利となります。
- 金融業界 (5大証券、メガバンク、第一地方銀行、生保・損保など)
- 総合商社(三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠商事、丸紅)
- 専門商社(阪和興業、長瀬産業、岩谷産業など)
- 戦略・総合コンサルティングファーム
- 中堅中小企業向けのコンサルティングファーム
- 監査法人
- MR
M&A業界への転職に有利な理由は、業務を行う際に財務や会計知識が必要となるためです。
金融業界・総合商社での勤務経験があれば、会計管理や資産経営、金利、ローンの知識を保有しているとみなされます。
特に融資や金融窓口を担当していると、高く評価される可能性があります。金融業界経験がなくとも、事業会社の財務・経理部門での経験があれば問題ありません。
士業・金融に関する知識
M&A業界に転職するうえで、士業・金融に関する知識は必須です。なぜならこれらの業務を進める際に必要だからです。
- 企業の価値を算出する際の財務知識
- 契約書における会社法などの法務知識
- 会社の売買によって発生する税金の税務知識
「士業・金融に関する知識を保有している」とアピールするだけでは、どの程度の知識・スキルを保有しているか面接担当者に伝わりません。そのため、後述するいずれかの資格を取得することをおすすめします。
M&A業界で役立つ資格
営業経験・金融業界経験がない方でM&A業界に転職したいなら、業務で役立つ資格を取得することをおすすめします。
これらの資格を保有していれば、あなたにどの程度の知識があるか面接担当者が把握しやすいためです。この章では、M&A業界で役立つ資格をまとめました。
資格名 | 特徴 | 受験資格 | 料金(税込) |
事業承継・M&Aエキスパート認定資格 | 事業承継とM&Aの基礎知識を習得可能 | 制限なし | 7,700円 |
M&Aスペシャリスト | 経済環境による経営難や、後継者問題などの解決に必要なM&A知識を習得可能 | 制限なし | 支援講座受講料:77,000円検定試験料:11,000円 |
JMAA認定M&Aアドバイザー | M&Aアドバイザーをするうえでの知識を習得可能 | 制限なし | 受講料198,000円入会金33,000円月会費132,000円(年間一括払い) |
事業承継士 | 事業承継の準備・手続きに関する知識を習得可能 | 税理士や公認会計士などの資格保有者 | 受講料330,000円受験料9,900円入会金11,000円 |
中小企業診断士 | 経営に関する知識を習得可能 | 制限なし | 1次試験:14,500円2次試験:17,800円 |
日商簿記(1級、2級) | 企業の経営管理能力や会計知識を習得可能 | 制限なし | 1級:8,800円2級:5,500円 |
税理士 | 税務代理、税務書類方法の知識を習得可能 | 学識、資格、職歴、認定、いずれかの条件に該当すれば受験可能 | 1科目:4,000円2科目:5,500円3科目:7,000円4科目:8,500円5科目:10,000円 |
公認会計士 | 監査や会計、税務、経営コンサルティングに関する知識を習得可能 | 制限なし | 19,500円 |
一部の資格を除いて、誰でも受験可能です。M&A業界への転職を検討している方は、いずれかの資格取得にチャレンジしてみてください。
以下の関連記事では、M&A業界経験者がおすすめな資格をピックアップしました。M&A業界への転職を目指している方は参考にしてみてください。
>>M&A業界でおすすめな資格5選!資格の種類やメリットについても徹底解説!
英語スキル
M&A業界へと転職する際に、基本的に英語力は不要です。しかし外資系企業に転職を希望するなら、ビジネスレベルの英語スキルは必須になります。
応募条件にTOEIC800点以上と記載されていることが多いです。外資系企業へ転職を希望しているなら、ぜひ取得してください。
M&A業界未経験者が転職を成功させるポイント
M&A業界未経験者が転職を成功させるポイントは3つあります。
- 自分の強みを棚卸しする
- 徹底的に情報収集する
- M&A業界の転職に強いエージェントを利用する
それぞれ説明します。
自分の強みを棚卸しする
M&A業界未経験者が転職を成功させたいなら、自分の強みを棚卸しすることが大切です。「M&A業界へ転職する際に有利な経験・知識・資格」を確認すれば、どのような強みが評価されるかがわかります。
例えば営業経験があるなら、上位トップクラスの営業実績があると評価につながります。もし自分の強みが分からなければ、M&A業界の転職に強いエージェントを利用してみましょう。
徹底的に情報収集する
M&A業界未経験者が転職を成功させたいなら、徹底的に情報収集することも重要です。世の中にはさまざまなM&A企業があります。
書類選考や面接を通過するうえで、各企業の特徴や売上・事業内容を比較することが大切です。そのうえで第一志望の企業の強みが理解できれば、志望理由も面接担当者が納得いくものになります。
どのように情報収集をすれば良いか分からないのなら、M&A業界の転職に強いエージェントを活用してみてください。
M&A業界の転職に強いエージェントを利用する
M&A業界未経験社が転職するなら、M&A業界に強いエージェントを利用することをおすすめします。自分でM&A企業に応募するよりも選考・面接通過率がアップするためです。
どのエージェントもM&A業界のあるスタッフが転職サポートしてくれます。M&A業界の一般通過率は0.9%と低めです。しかし、転職エージェントを活用することで、書類・面接通過率アップが期待できます。
弊社ではあなたの魅力が伝わる履歴書の書き方から面接対策までをサポートします。M&A業界への転職を成功させたいなら、ぜひお問い合わせください。
無料で転職相談してみる未経験からM&A業界に転職するときの注意点
未経験からM&A業界に転職するときの注意点を3つ紹介します。
社会人経験は必要
「M&A業界に転職する際に有利な資格」でも紹介したように、前提条件として社会人経験は必須となります。なぜならM&A業界では即戦力が求められるからです。
最近では新卒でも応募できる企業もありますが、中途採用の割合が高いです。またメインの客層が経営層や役員のため、基本的なビジネスマナーを習得している必要があります。
ハードワークな企業が多い
M&A業務は担当範囲が広いです。企業によっては、数億〜数百億万円規模の案件を同時に進めることもあります。
そのため、他の業界と比べてハードワークになりやすいです。担当する案件によって異なりますが、頻繁に出張・休日対応が求められることもあります。
繁忙期によっては、残業時間が30時間以上になることも珍しくありません。自分が転職を希望している企業の平均残業時間はどのくらいかを把握したうえで、M&A業界へ転職するかを検討してみてください。
年齢が若い方が有利になりやすい
どの業界でも同じですが、年齢が若い方がポテンシャル採用されやすいです。特に20〜30代なら有利に働くでしょう。
40代以降になると、専門知識や実績が求められます。40代以上でM&A業界への転職を目指しているなら転職難易度はさらに高くなるでしょう。
未経験でも応募可能なM&A企業まとめ
本章では未経験でも応募可能なM&A企業をまとめました。必須条件や1年目の年収なども記載しているので、転職先選びの参考にしてください。
企業名 | 職種名 | 必須条件 | 1年目の想定年収 |
日本M&Aセンター | M&Aコンサルタント | 大卒以上高い営業実績 | 500~1,200万円 |
M&Aキャピタルパートナーズ | M&Aアドバイザー | 大卒以上コミュニケーションスキル下記いずれかの経験金融業界の営業経験(目安:2年以上)かつ成績TOP10%程度会計士、弁護士資格他業界のトップセールス | 620万円+インセンティブ |
ストライク | M&Aコンサルタント | 大卒以上営業経験 | 400〜800万円 |
FUNDBOOK | M&Aアドバイザー | 大卒以上営業経験 | 500~3,000万円 |
M&A総合研究所 | M&Aアドバイザー | 大卒以上新規開拓営業経験 | 420~3,000万円 |
オンデック | M&Aコンサルタント | 大卒以上社会人経験(目安:3年以上) | 500~1,500万円 |
インテグループ | M&Aコンサルタント | 大卒以上TOP10%の営業実績MBA、税理士、公認会計士いずれかの資格 | 360~3,000万円 |
グロウシックスキャピタル | M&Aコンサルタント | 大卒以上法人営業経験 | 480~1,200万円+インセンティブ |
ペアキャピタル | M&Aアドバイザリー | 大卒以上 | 年俸420万円〜 |
ブティックス | M&A営業企画・販売促進 | 大卒以上 | 450~600万円 |
M&Aベストパートナーズ | M&Aアドバイザー | TOP5%の営業実績 | 360万円+インセンティブ |
M&Aコンサルティング | M&Aコンサルタント | FAS、TS等のM&A関連業務コーポレートファイナンス関連業務の経験 | 600〜1,200万円 |
ウィルゲート | M&Aアドバイザー | 高単価商材のソリューション営業経験年間売上5,000万円以上の達成経験 | 420〜4,000万円 |
山田コンサルティンググループ | インサイドセールス | 社会人経験(目安:2年以上) | 年俸430〜600万円 |
レイス | コンサルティング営業 | 人柄やコミュニケーションスキル | 応相談 |
タナベ経営 | M&A・事業企画 | 専修学校以上コンサル(FA・仲介)、銀行、証券会社業界での勤務経験など | 年俸550~850万円 |
ロングブラックパートナーズ | M&Aアドバイザリー | 公認会計士や税理士の資格など | 応相談 |
WARC | コンサルタント | 社会人経験(目安:5年以上)事業会社での経理経験(目安:3年以上)など | 応相談 |
リアライズアドバイザリー | M&Aアドバイザー | 大卒以上社会人経験(目安:1年以上) | 450~700万円 |
NEWOLD CAPITAL | M&Aアドバイザー | 金融機関出身者、法人営業経験投資銀行業務(M&A以外)、コンサルティング経験 | 400万円+インセンティブ |
M&Aロイヤルアドバイザリー | M&Aコンサルタント | 社内でトップレベルの実績及び成果を上げた経験 | 420万円+インセンティブ |
未経験でも応募可能なM&A企業は2024年10月時点で21社ありました。職種名は「M&Aアドバイザー」「M&Aコンサルタント」がほとんどです。
必須条件は企業によって異なりますが、学歴不問で社会人経験が2年以上あれば良い会社もありました。
少なくとも大卒以上で営業経験、またはTOP5〜10%の営業実績があれば、M&A業界未経験者でも挑戦できるといえます。
M&A業界への転職を希望する方に人気の企業を5選ピックアップしました。
なぜ転職者から人気があるかの理由も記載してあるため、「【TOP5】M&A仲介への転職で人気の会社ランキング!」も参考にしてください。
関連記事:【M&A業界へ転職】未経験で入れるM&A仲介会社の求人10選
M&A業界に転職した後のキャリアパス
M&A業界に転職した後のキャリアパスをまとめました。
同業他社への転職
M&A業界に転職後のキャリアパスとして、一番多いのが同業他社への転職です。より多くのインセンティブが還元されたり、福利厚生が充実していたりするなど好条件の企業へ転職するケースも珍しくありません。
中には、中規模M&A仲介企業に管理職として入社する方もいます。もしくは自分の得意な営業スタイルが活かせる企業に転職する方もいるようです。
FAS(ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス)
M&A業界に転職後のキャリアパスとして、FASへ転職する方もいるようです。業務中に英語が必要になることが多いため、TOEIC800点以上を目指した方が良いでしょう。
海外企業とM&Aを行うクロスボーダー案件を担当する可能性があるからです。外資系企業へと転職するなら、国際的な取引やプロジェクトに携わることもあります。
FASは買い手、売り手どちらかのサポートをして、企業利益の最大化を目標とする仕事です。ファイナンスの知識をより身につけたい人に最適な転職先です。
一般企業のM&A担当
M&A業界に転職後のキャリアパスとして一般企業のM&A担当に転職する方もいます。主に銀行や証券会社、事業会社でM&A担当者が募集されています。
中堅規模の大手企業や大型規模の未上場企業に転職するケースが多いそうです。直近ではSaaS企業のインサイドセールス、もしくはフィールドセールス求人がたくさん募集されています。
ワークライフバランスを整え、営業力を活かして活躍したい方に最適でしょう。
PEファンド
数は少ないですが、PEファンドに転職する方もいます。PE(プライベートエクイティ)ファンドとは、非上場企業の株式に投資または上場企業を非公開化する投資を行うことです。
PEファンドを成立させるうえで、M&A仲介会社・銀行との付き合い方が重要になってきます。M&A業界で人脈を築いてきた方はこの業界に転職してもうまくやっていけるでしょう。
特に譲渡企業のオーナーと信頼関係を築く必要があるので、高い営業力が必要とされます。
独立
業務を通じてさまざまな業界のビジネスモデルを理解し、経営者と人脈を築けたことから独立を検討する方もいます。
中には業務中に業界の課題が発覚し、その問題を解決するために独立するケースも。M&A仲介会社の同期と会社を立ち上げるケースも珍しくありません。
まとめ
本記事ではM&A業界未経験者でも転職可能かを記載していきました。転職難易度は高いですが、大卒以上で営業経験があればM&A業界に挑戦できるといえます。
実際に未経験でも応募可能なM&A企業求人は2024年10月時点で21社ありました。必須条件や1年目の年収もまとめてあるので、再度確認してみてください。
もし営業経験がなければ、M&A業界で役立つ資格を取得しましょう。より転職成功率を高めたい方は、弊社の転職エージェントサービスを活用してみてください。
自分でM&A企業に応募した場合、一般的な書類・面接通過率は0.9%です。しかし、M&A業界に精通しているプロに相談すれば、書類・面接通過率のアップが期待できます。
M&A業界へ転職を目指したい未経験者は気軽にお問い合わせください。
M&A仲介会社への転職ならユニークボックス
下記の強みが、あなたの転職を成功に導きます!
- M&A業界特化型転職エージェント
- 大手M&A仲介会社出身のキャリアアドバイザーが多数在籍
- 実際に働いていたからできる綿密な面接対策で、高い内定率を実現
- 弊社独自の特別選考ルートを多数確保
\秘密保持の観点から記事には書けない転職情報も多数保有/
無料で転職相談する
コメント