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選考対策

【2024年1月更新】M&Aコンサルタントに転職するための方法

本記事はこんな方におすすめ

・M&Aコンサルタントに転職したい人
・M&A業界に興味のある人
・M&Aコンサルタントの仕事内容や採用状況などを知りたい人

そんな方のために、本記事では以下のことを解説します。

この記事を読むと分かること
  • M&Aコンサルタントに転職するための方法
  • M&Aコンサルタントの仕事内容や採用状況など
  • M&Aコンサルタントへの転職において気を付けること

現在転職市場で非常に人気が出ている、M&Aコンサルタントに転職する方法を解説します!

代表梶川の写真

以下の実績を持つ筆者が徹底解説します

\筆者の実績/

・M&A仲介会社への転職に特化した転職支援サービスである合同会社ユニークボックス代表
・大手M&A仲介会社とベンチャーM&A仲介会社に勤務していた
・300名以上の方との面談を通して、M&A業界の転職を成功させるノウハウを確立

数多くの転職エージェントが存在していますが、「実際に勤務していたからこそ可能な独自の選考対策」が可能な会社はかなり少ないです。その中でも、弊社は大手とベンチャーの両方のM&A仲介会社で勤務したことがあるため、業界では稀有な存在として認知していただいています。

M&Aコンサルタントとは?

M&Aコンサルタントとは、その名の通り、M&Aのコンサルタントです。M&Aの手続きには専門的な知識や交渉が必要になるため、クライアントに寄り添ってM&Aをクロージングまでサポートします。

M&Aコンサルタントといっても、広義な意味になりますので、今回はM&A仲介会社で働くM&Aコンサルタントをイメージしながら、解説していきます。

M&Aコンサルタントの仕事内容

M&Aコンサルタントの仕事内容は、以下の4つに大別されます。

  1. 売り手企業のソーシング
  2. 提案資料の作成
  3. 3つ目
  4. 3つ目

それぞれ絶対重要なミッションがあり、すべての案件で行う内容はすこしずつ異なります。一つ一つ紹介していきます。

売り手企業のソーシング

M&A仲介の仕事は、自ら製品を製造したりウェブサービスを提供しているわけではないため、顧客と接触していなければいつまでたっても仕事が生まれることはありません。最も重要な仕事といえるのは、売り手企業のソーシングです。ソーシング方法主に以下の三つがあります。

  1. 架電営業
  2. DMの送付
  3. 紹介営業

M&Aのコンサルティングというと、ハードな交渉を毎日のように行っているイメージを持つ方もいらっしゃいますが、全ては上記のような地道な営業からスタートします。

元々金融機関に勤めていた方であれば前職時代の人脈を利用して紹介をもらうなどということもありますが、紹介を待っているだけでは効率的にソーシングをすることはできません。したがって、最初は架電営業やDMなどで直接ソーシングすることが必要です。

逆に考えれば、電話とやる気があれば誰でもできる営業方法で、大きな収益を実現できるともとらえられます。

提案資料の作成

売り手企業をソーシングし、M&A仲介契約を締結したら、買い手企業とのマッチングを行います。しかし、たくさんの買い手候補企業に、決算書や従業員情報等の生データを提出してしまうと、情報漏洩のリスクが高まります。そこで、以下に代表される提案資料を作成し、買い手企業とのマッチングを行います。

ノンネームシート

ノンネームシートとは、メールで買い手候補企業に提案する時や、初めて接触する買い手候補企業にM&Aの提案をする際に用いる資料です。A4ペライチくらいのボリュームで、名前の通りその資料だけではどこの会社か特定できないという特徴があります。売上高であれば1億から5億、利益は5,000万円以下、本社は関東地方のように情報をぼやかして記載します。

企業概要書(インフォメーションメモランダム)

企業概要書は、ノンネームシートベースで関心を持った買い手候補企業に対して、提示する資料です。M&Aコンサルタントが作成する資料の代表的なもので、その会社の具体的な名前や財務情報などの秘密情報を含みます。ノンネームシートは全ての買い手候補企業に提示することが可能ですが、企業概要書は秘密保持契約書を締結した買い手候補企業にしか提示することが可能です。

マッチング

提案の準備を整えたら次はついに買収候補企業へ提案を行います。実際に提案する前には売り手のオーナーに提案の確認(ネームクリアといいます)を行ってから実施します。買収候補企業は、実際に買収することを希望する場合には、買収意向表明書を売り手に提出します。

エグゼキューション

売り手と買い手間で、M&Aの条件がおおむね固まったら、基本合意書という契約書を締結します。その後は、デューディリジェンスと呼ばれる買収監査を行ったり、最終契約書の締結に向けて条件調整を行います。

多くの転職希望者の方が想像する、”かっこいい”仕事に値するのはエグゼキューションの部分であることが多いです。

M&Aコンサルタントのやりがい

M&Aコンサルタントのやりがいは、以下のようなことがあります。

  1. ダイナミックな仕事を少数でできる
  2. 経営者の重要な決断のそばで仕事をすることができる
  3. 自由な働き方と完全実力主義からくる納得感

ダイナミックな仕事を少数でできる

ダイナミックさをどの程度感じることができるかは、個人の感覚に依存しますが、筆者は以下の通りと考えています。

  • 人の人生に直接的なインパクトを与える仕事
  • 扱う金額億単位であること

M&A業界の仕事の条件に当てはまりますね。筆者としては、人の人生に直接的なインパクトを与える仕事に携われる人は、M&Aの他は医者や弁護士くらいではないかと考えており、大変な仕事ではありますが、それだけ成約したときの喜びはひとしおです。

M&A業界の中で最もダイナミックな仕事をしているといえば、大手証券会社や外資系投資銀行がありますが、彼らは10人ほどのチームで行うため、M&A仲介会社の方が少数であるといえるでしょう。

経営者の重要な決断のそばで仕事をすることができる

経営者の重要な決断をサポートできる仕事はそう多くはありません。ぱっと思い浮かぶのは、金融機関や税理士等の士業の仕事ですね。M&A業界の仕事は企業の買収・売却という一生に一度あるかないかという重要な意思決定のそばで仕事ができます。

短期間に密度の濃い時間を過ごすため、私自身もM&Aが終わってからも個人的にお付き合いをいただいている方も多いです。

自由な働き方と完全実力主義からくる納得感

M&A業界の働き方は自由度が高いといえます。完全テレワークである会社は少ないですが、成果が上がっていれば休みも取りやすい環境です。また、給与についてもインセンティブの割合が大きいため、自分の成果が直接的に給与に跳ね返る仕組みが整っています。

今働いている会社で納得感が無いと感じている方は転職を検討してみてもいいかもしれません。

M&Aコンサルタントに向いている人

まず、M&A仲介業界に向いている人はどんな人か?について説明をしていきます。業界経験者である筆者が周りのプレイヤーを見ていて、結果を出している人に共通する特徴を3つあげていきます。

  1. 結果にストイック
  2. 知的好奇心が強い
  3. コミュニケーション力が高い

以下よりそれぞれの理由について詳しく解説していきます。

結果にストイック

まず第一に「結果にストイック」という事を挙げさせていただきます。

M&A仲介業界は良くも悪くも自分の裁量で仕事ができてしまう業界です。そのような中で、自分にムチを打って、結果に対してストイックになれる人が活躍している印象です。

「テレアポを毎日○○件やると決めたら絶対にやる」であったり「今年度は成約を○件する。そのために日々のアクションは△△をやる」など、一度決めたことは絶対にやり切る力のある人という事です。

言い換えたら、やり切る力、根性みたいな事かもしれませんね。

知的好奇心が強い

次に、「知的好奇心が強い」という事を挙げさせていただきます。

M&Aアドバイザーに求められる業務範囲や知識、能力は広く、総合格闘技なんて言われたりもしますね。例えば、財務会計、税務、法務、そして譲渡企業、譲受企業のビジネスを理解する力、交渉やファシリテーション能力などが必要とされます。また、お客様から多額のフィーを頂く訳ですから、それに見合った知識であったり能力を身に着ける必要があり、お客様はそれを期待してアドバイザーに依頼しています。

そのような知的労働が求められる環境下において、知的好奇心が強くないと徐々にお客様からの信頼を失っていき、アドバイザーとして活躍することは難しくなってしまいます。

コミュニケーション力が高い

最後に、「コミュニケーション力が高い」という事を挙げさせていただきます。

抽象的な表現ではありますが、M&Aは人と人とのコミュニケーションの上に成り立つので、コミュニケーション力は必要です。

具体的に、お客様が発信する言葉を意図を含めて正確に汲み取る力であったり、物事を正確に伝える力、またお客様が求めている事をしっかりと認識してそこからズレないような発言や提案などができる力だったりします。

M&Aはセンシティブな事なので、最初からお客様はハッキリと要望であったり意見を伝えてくれない事も多いです。そんな中、数少ないキーワードからお客様が考えている事を拾っていったり、確認したり、それを相手側に上手く伝える能力が必要だったりします。

決して、コミュニケーション力とは、飲み会を盛り上げる力だけではないので勘違いしないようにしてください。

しかし、提携先との会話であったり、社長との距離を詰めるためにはそのような能力も必要だったりするので、総じて「コミュニケーション力が高い」人がM&A仲介に向いていると思われます。

M&Aコンサルタントに未経験で転職した人のバックグラウンド

M&Aコンサルタントへの転職を成功させた人のバックグラウンドとしては、以下のようなものがあります。

  1. メガバンク
  2. 地方銀行
  3. 証券会社
  4. 専門商社
  5. メーカー(キーエンス等)
  6. 保険会社

上記以外にも大手人材会社やMRなどがあります。

M&Aコンサルタントの年収

M&Aコンサルタントの年収は、他業界と比較して高く、平均年収で1,200万円前後だと推定されています。

参考までに大手M&A仲介会社の平均年収を記載します。

日本M&Aセンター1,140万円
M&Aキャピタルパートナーズ3,161万円
ストライク1,438万円

M&Aコンサルタントの年収が高い理由

M&Aコンサルタントの年収が高い理由としては、以下の要素があります。

  1. M&A仲介マーケットが活況
  2. M&Aコンサルタントの年収構造

それぞれについて解説をしていきます。

M&A仲介マーケットが活況

M&A仲介マーケットが活況であり、まだまだ譲渡案件が多数あるというマーケット環境も一つの要因だと考えます。

事業承継に悩む後継者は年々増えてきており、M&A仲介会社が得意とする領域が拡大していることや、最近では事業承継以外の案件(成長のためのM&A、若手起業家の売却案件、譲渡価格百億円以上の大型案件等)もM&A仲介会社は取り組んでおり、M&A仲介会社がカバーする領域が広がっていることは確かです。

M&Aコンサルタントの年収構造

M&Aコンサルタントは、固定給+インセンティブで年収が構成されており、インセンティブについては青天井であることが特徴です。固定給は、他業界と比較してそこまで高いということはなく、未経験の場合では、420万円~600万円となっています。

一方で、インセンティブについては青天井であり、成約手数料の一部がインセンティブとして入る仕組みになっています。

業界平均値として、成約手数料は約6,000万円、インセンティブ率は20%なので1件の成約あたり1,200万円前後がインセンティブとして支給されています。

M&Aコンサルタントの採用状況

M&Aコンサルタントは未経験であっても積極的に採用されています。未経験に求められるスキルや経験などについて解説します。

M&Aコンサルタントへの未経験転職で求められるスキルや経験

まずは経験についてですが、営業経験の必要がある会社が多いです。ただし、中には営業経験がなくても入ることのできるM&A会社はありますので、営業経験がない場合でも挑戦したい方はお問い合わせください。

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次に、スキルについてですが、未経験の場合、特筆するべきスキルやM&Aのスキルは必要ありません。

M&Aコンサルタントへの志望理由

内定を獲得した方の志望動機は以下のようなものがあります。

  1. 顧客に感謝される仕事がしたい
  2. 成長できる環境に置きたい
  3. 正当に評価されたい
  4. 成長産業で仕事がしたい

前職や年齢は考慮せず、純粋に志望動機に絞って列挙しています。一つ一つ背景を解説していきます。

顧客に感謝される仕事がしたい

一番多いのがこちらの志望動機です。前職が金融機関の方やIT企業出身の方に多い印象です。

M&A仲介の仕事は、事業承継に悩む方にとっては自身の次の経営者を探す重要な仕事です。逆に、事業承継がうまくいかなければいつまでたっても次の世代に会社をつなぐことができず、いつまでたっても引退することができません。最悪の場合、後継者不在で廃業せざるを得ないこともあります。M&Aのコンサルタントはこのような顧客にとって一世一代の仕事を伴走、M&Aが成立すると大変顧客に感謝されます。

金融機関のように会社の看板があまりに大きい企業や、IT 企業のようにエンドユーザーが見えにくい仕事をしていた方にとっては、顧客の顔が見える仕事、自らの人間力で仕事ができるという点に惹かれる方も多いようです。

成長できる環境に置きたい

二番目に多いのがこちらの志望動機です。M&A仲介業界は、金融機関やFAメーカー等で圧倒的に活躍した方のセカンドキャリアとして選ばれることの多い業界です。また、M&A仲介の仕事は、必要となる知識の広さや、勉強だけではない人間力が求められる点で、ビジネスの総合格闘技と呼ばれることもある難しい仕事です。このため、ビジネスマンとしてさらに成長するために、M&A業界に転職したいという方も多いです。

正当に評価されたい

大手企業から転職を希望される方に多いです。同期の中でどれだけ高い成果を出しても、給料がほとんど変わらないのは納得ができないという大手企業に多い給与体系が背景があります。M&A業界は手数料売上の10~20%がインセンティブとして給与に反映されるという、インセンティブ制度を持つ会社がほとんどです。このため、給与への納得感が高く、転職を希望される方が増加しています。

成長産業で仕事がしたい

銀行から転職を希望される方や、証券会社から転職される方に多いです。銀行も証券会社も成長産業とは言いづらい状況にあります。ルート営業を通じたお付き合い営業やお願い営業が横行しているイメージが強いと思いますが、M&Aの仕事はそうはいきません。M&Aコンサルタントとして力をつけて、成長環境で働き、インセンティブを稼ぐというキャリアに魅力を感じる方が増えているようです。

M&Aコンサルタントは激務?

激務という結論ですが、実態としては激務な時もあれば、落ち着いた時もあるという形です。

理由は、案件次第で、どうしても激務になってしまう時があるからです。基本的に長時間労働を推奨している会社ではないため、毎日終電で帰るなんてことはありませんが、成果が上がっている人であればあるほどクロージングが近い時期も多いため、その場合は激務だなと感じることも多いでしょう。

激務になる理由

激務になる理由は以下の3つです。

  • クライアントファーストが求められる仕事だから
  • 営業力が求められる会社だから
  • 激務な環境を求めている人が転職してくるから

それぞれ解説していきます。

クライアントファーストが求められる仕事だから

激務になる理由としては、これが一番大きいでしょう。クライアントファーストになるつまり、案件の進捗次第で概ね働き方も決まるということです。

私がM&Aコンサルタントとして働いていた時も、前から予約していた旅行をキャンセルして仕事をしたことがあります。でも、これは会社の方針というよりは、案件の進捗に基づくことです。

代表梶川の写真

会社から与えられるというより顧客折衝の関係で激務になることがあります!

M&Aの仕事は、1日でも遅らせることができない、週明けでは遅い、という緻密なスケジュール管理が求められる仕事であるため、クライアントファーストで激務になるのです。

営業力が求められる会社だから

M&Aコンサルタントの仕事は、ダイナミックさがある魅力的な仕事ですが、一方で営業力が求められる仕事でもあります。

そのため、DMや電話といった地道な営業活動が求められるのです。そうすると、必然とそれのために使う事務的な時間が発生します。

激務な環境を求めている人が転職してくるから

仕事の思考性として、そもそも激務な環境を求めている方が転職してくることが理由として挙げられます。ガツガツ働いて、ガツガツ稼ぎたいという方にとっては、激務か否かなんて関係ないですからね。

M&Aコンサルタントへの転職を失敗しないためには

今回、ご紹介する失敗しないための方法は以下の通りです。

  1. 志望条件を優先順位をつけて決める
  2. 業界や会社の研究をしっかりとする
  3. M&A仲介に入って何を成し遂げたいかというゴールを明確にする
  4. 自分と向き合ってストイックに仕事をする自分と向き合ってストイックに仕事をする
  5. プライドや成功体験に固執しない

詳しい内容は以下の記事をご覧になってみてください。

M&Aコンサルタントへの転職でおすすめのエージェントは

M&Aコンサルタントへの転職を優位に進めるためには、M&A業界に特化をしている転職エージェントを活用しましょう。

M&A業界特化型エージェントの場合には、M&Aの仕事についても正確に理解することができますし、会社ごとの特徴についても丁寧に教えてもらうことができるでしょう。また、面接情報においても、業界に特化しているため情報の質が高く、業界特化型エージェントを活用しない理由はありません。

その中でも、弊社ユニークボックスは、キャリアアドバイザーが全員M&A業界経験者という事から、どのアドバイザーであっても正確に仕事内容をお伝えすることができるので、おすすめです。また、面接情報についても長年培ってきたデータが膨大にありますので、その情報を基に面接対策ができるのでおすすめです。

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