・M&A仲介業界への転職を検討している方
・M&A仲介の仲介手数料について知りたい方
・M&Aアドバイザーの年収について知りたい方
そんな方のために、本記事では以下のことを解説します。
- M&Aの仲介手数料とM&Aアドバイザーの年収の関係性について
- M&Aの仲介手数料のカラクリ
- M&Aアドバイザーが高年収になる仕組み
M&Aが成約したときに、クライアントである譲受企業と譲渡企業がM&A仲介会社に支払う仲介手数料とM&Aアドバイザーの年収の関係性について、M&A業界経験者である筆者が解説していきます。
M&A仲介会社に転職を検討している方は、M&Aアドバイザーの年収が高い理由と紐づけて理解いただければと思います。
M&A業界に精通した筆者が徹底解説!
・M&A仲介会社特化型の転職支援サービスの社長
・大手M&A仲介会社、ベンチャーM&A仲介会社を経験
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無料で転職相談するM&Aアドバイザーの年収とM&A仲介手数料は紐づいている?
M&Aアドバイザーの年収は、M&A仲介手数料と密接に紐づいています。
理由は、M&Aアドバイザーのインセンティブは、M&A仲介手数料(売上)の一部が支払われるという構図だからです。
まず、M&A仲介手数料について解説をし、そこからM&Aアドバイザーのインセンティブについて解説していきます。
まずはM&Aの仲介手数料の仕組みについて解説
そもそもM&Aの仲介手数料は、主に以下の要素から構成されています。
- 着手金
- 中間金
- 成約報酬
この①+②+③の合計がM&Aの仲介手数料という事になり、M&Aアドバイザーにとっては「売上」と言われるものになります。
各事項について、以下から詳しく解説していきます。
1.着手金
着手金は案件に着手する際にクライアントが仲介会社に支払う費用となります。支払いタイミングは以下の通りです。
譲渡企業:仲介契約書の締結時(案件化の手前)
譲受企業:トップ面談時、基本合意時など
金額の相場としては、譲渡対象会社の規模感によるのですが、100万円~300万円となります。
ただ、 最近は着手金を取らないM&A仲介会社が増えています。 特に、譲渡企業側から着手金を取る会社はほんの一部の会社のみです。この着手金は案件の成約可否に関わらず、戻ってくるお金ではないので、クライアント側は支払いに慎重になります。
着手金のアリ、ナシで受託の難易度は変わってくるので、会社選びの参考になりますね。詳しく知りたい方は、弊社までお問い合わせください。
無料で転職相談する2.中間金
中間金は案件の途中でクライアントが仲介会社に支払う費用となります。支払いタイミングは以下の通りです。
譲渡企業、譲受企業:基本合意時
金額の相場としては、後述する成約報酬の10~20%です。
仮に成約報酬が4,000万円の場合には、400~800万円が相場となります。ただし、案件のサイズ感が大きい時などは別途相談というケースがほとんどです。
また、中間金の特徴としては、成約報酬の内訳に含んでいるケースが多いという点です。上記の成約報酬がトータルで4,000万円の場合に中間金を400万円支払ったら、残りの3,600万円がクロージング時の成約報酬になります。
この中間金も着手金と同様、成約可否に関わらず返金となることは殆どありません。
中間金は多くの会社で採用されており、 完全成功報酬と謳っていない場合には、中間金を取っている会社 と判断しても良さそうです。
無料で転職相談してみる3.成約報酬
成約報酬は主に、クロージングの際にクライアントからM&A仲介会社に支払われる報酬となります。
成約報酬はレーマン方式という業界でスタンダードになっている方法で決まります。レーマン方式とは以下の通りです。
適用金額 | 割合 |
5億円以下 | 5% |
5~10億円以下 | 4% |
10~50億円以下 | 3% |
50億円~100億円以下 | 2% |
100億円超 | 1% |
参考例として、13億円に対するレーマン方式での金額は、
5億円×5%+5億円×4%+3億円×3%=5,400万円 となります。
ただ、このレーマン方式でも注意点が二点あります。
- レーマン方式の適用範囲
- 最低報酬額
それぞれについて、詳しく解説していきます。
1.レーマン方式の適用範囲
M&A仲介会社によって、レーマン方式を適用させる範囲が異なります。この「範囲」というのは、「株価」を対象とするか「移動総資産(株価+負債)」を対象とするかという事です。
譲渡企業に対しては多くの会社が「株価」に適用させたレーマン方式を採用しています。
しかし、譲受企業に対しては「株価」にレーマン方式を適用させる会社と、「移動総資産(株価+負債)」にレーマン方式を適用させる会社が存在します。
全体の成約報酬という意味では「移動総資産」にレーマン方式を適用させた方が金額的にはアップします。
詳しい説明だったり、「株価」にレーマン方式を適用させる会社、「移動総資産」にレーマン方式を適用させる会社を知りたい方はお問い合わせください。
無料で転職相談する2.最低報酬額
仮に株価が1億円の場合に、「株価」にレーマン方式を適用させると….
1億円×5%=500万円
が成約報酬になりますよね。
違います。
実は、M&A仲介会社はそれぞれ「最低報酬額」というのを定めています。案件の規模に関わらず、最低でも受け取る手数料というのが決まっているのです。
各M&A仲介会社によって異なるのですが、最低報酬は500万円〜2,500万円のレンジに収まっていることが大半です。
この仲介手数料を売主、買主の双方からいただくことになりますので、金額としては膨大な金額となります。
M&Aアドバイザーのインセンティブは仲介手数料の何割?
さて、M&A仲介手数料の概要は理解いただけましたでしょうか。
案件の規模感にもよるのですが、M&Aを一件成約に導くと、売主と買主の双方から頂く報酬の合算で、 4,000万円以上になることが多いです 。
このM&A仲介手数料の内、会社にもよるのですが、 10~30%がインセンティブ として支払われることが一般的です。詳しい会社ごとのインセンティブの割合を知りたい方は、別途弊社までお問い合わせください。
無料で転職相談する従って、 M&Aアドバイザーのインセンティブは、M&Aを一件成約に導くと、400万円以上 となります。勿論、案件サイズやM&A仲介手数料、インセンティブ体系によっても変わります。
付け加えると、M&Aアドバイザーの平均年間成約件数は1〜2件です。一件あたりのインセンティブが400万円だとすると、固定給に加えて約800万のインセンティブを報酬として受け取ることになります。
ここまでの説明で、M&A仲介手数料とM&Aアドバイザーの年収の関係性について理解いただけましたでしょうか。
まとめ
M&A仲介手数料とM&Aアドバイザーの年収は密接な関係となっています。
改めて、M&A仲介手数料は①着手金+②中間金+③成約報酬で構成されており、M&Aの成約1件あたり、合計して4,000万円以上の手数料となります。
その内の10〜30%がインセンティブとしてM&Aアドバイザーに支払われることになりますが、割合であったり制度に関しては会社ごとに異なりますので、詳しい説明が知りたい方は是非弊社までお問い合わせください。
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