「ソーシング・ブラザーズの評判が怪しいって本当?」
「ソーシング・ブラザーズの転職難易度や将来性は?」
昨今、事業承継型のM&Aだけでなく、大企業がスタートアップ企業を買収するといった成長戦略型のM&Aも増えています。
その中でソーシング・ブラザーズは業界でも珍しい成長戦略型M&Aに特化したM&A仲介を行っています。
本記事では、ソーシング・ブラザーズのリアルな評判・口コミをもとに、年収やインセンティブの実態、働き方、転職難易度、将来性までを解説します。
ユニークボックス CMO
大冨 翔太郎(おおとみ しょうたろう)
新卒で大手M&A仲介会社である株式会社ストライクに入社。入社後は30件以上のM&A案件を手掛け、同社において成績上位者として表彰を受けるとともに、最年少での昇進を果たすなど数々の実績を残す。2023年5月に独立し、代表である梶川とともに合同会社ユニークボックスを設立。若手の未経験者から経営層に至るまで、多様な層の転職支援を手掛け、豊富な実績を築いている。
目次
ソーシング・ブラザーズとはどんな会社?
| 会社名 | ソーシング・ブラザーズ株式会社 |
| 英文表記 | SOURCING BROTHERS Co., Ltd. |
| 設立/創業 | 設立:2019年10月/創業:2020年1月 |
| 代表者 | 代表取締役(Co-founder):小澤壮太/渡邊祥太郎 |
| 所在地(本社) | 東京都千代田区永田町一丁目11番30号 サウスヒル永田町3階 |
| 拠点 | 大阪支社:大阪府大阪市北区角田町8番47号 阪急グランドビル26階 |
| 資本金 | 2億5,500万円(資本準備金含む) |
| 社員数 | 70名 |
| 事業内容 | グロースプラットフォーム事業 |
| 主要事業領域 | Innovation consulting(CVC投資支援)/Growth M&A(スタートアップ特化M&A支援)/Growth Talent(採用支援) |
| 株主/資本提携 | SBIホールディングス株式会社(議決権比率20.00%、持分法適用関連会社)ほか共同創業者 |
| 上場区分 | 未上場(2026年2月時点) |
ソーシング・ブラザーズは、大企業とスタートアップをつなぐオープンイノベーション支援を軸に、CVC運営支援、スタートアップM&A支援、採用支援を展開する企業です。
2020年創業の比較的新しい会社ながら、SBIホールディングスとの資本業務提携を通じて事業基盤を強化し、急速に存在感を高めています。
同社の特徴は、単なる仲介にとどまらず、事業シナジー創出を前提とした「成長戦略型M&A案件」に強みを持つ点です。
スタートアップ特有の複雑な資本政策や株主構成を踏まえた上で、資本提携やM&Aを通じた非連続な成長を実行支援します。
大企業側にはCVCの立ち上げから投資実行、協業推進までを一気通貫で伴走しています。
また、資本と人材の両面から企業成長を支えるビジネスモデルを構築しています。
転職を検討する上では、スタートアップエコシステムの中核で高度な案件に関われる環境である点、そしてIPOを視野に入れた拡大フェーズにある点が大きな魅力といえるでしょう。
ソーシング・ブラザーズの良い評判・口コミまとめ
ソーシング・ブラザーズは比較的新しい企業ということもあり、口コミ・評判は少ないですが、大手転職サイトなどには良い口コミも一定数寄せられていました。
ソーシング・ブラザーズの良い口コミの傾向をまとめています。
- 少数精鋭で裁量が大きく、成長できる環境がある
- 仲間意識が強く、チームで成果を出す文化がある
- CVC事業を通じて大企業・スタートアップ双方に関われる点にやりがいがある
- 3部署を横断して業務理解ができる
- 営業力や提案の見せ方に強みがある
- 面接は比較的フラットで話しやすい雰囲気
- 代表がキャリアについて真摯に向き合ってくれる
- 若い組織で事業が拡大フェーズにある
- 比較的休みは取りやすい
良い口コミでもっとも多く見られたのが、「少数精鋭ゆえの成長環境」です。
領域が固定化されにくく、CVC・M&A・人材といったテーマを横断して理解できる点に魅力を感じる声が多く見られました。
M&A業界目線でいえば、成長戦略型M&A案件の周辺業務(投資・協業・採用まで)に触れられる可能性があるのは、キャリアの厚みを作りたい人にとってプラスといえるでしょう。
ソーシング・ブラザーズの悪い評判・口コミまとめ
一方で、ネガティブな口コミも一定数見られました。
ソーシング・ブラザーズの悪い評判・口コミの主な傾向は以下のとおりです。
- トップダウン型の体制なので若手の段階では意見を言いづらい
- スタートアップなので評価制度や昇給基準が大手ほど整っていない
- 入社前にあらかじめ目標を持っておかないとキツく感じる
- 実力やモチベーション次第で評価に差が出やすい
- 大手のような研修制度や資格手当はないので自己学習能力が必須になる
- フル出社・副業禁止など働き方の自由度は高くない/li>
- 繁忙期は退勤時間が遅くなるケースがある
- 若い組織で事業が拡大フェーズにある
- 競合も多くなりつつあるので急激な成長には疑念
悪い口コミで特に目立ったのは、「制度面の未整備さ」です。
急成長フェーズのベンチャー企業に共通する課題ともいえますが、評価基準や昇給ルールが明文化されていない点に不安を感じる声が見られました。
ネガティブな評判はスタートアップならではの「未成熟さ」に起因するものです。
大手のような安定性や制度の完成度を重視するか、成長過程に身を置くことを選ぶかで、評価は大きく分かれる企業といえるでしょう。
評判・口コミから分かるソーシング・ブラザーズの特徴

M&A企業の実態を把握するには、口コミや評判から判断するのも一つの方法です。
ソーシング・ブラザーズの評判・口コミから判断できる特徴は以下の3つだといえるでしょう。
- 若手が成長しやすい成果主義の環境
- 休暇は取りやすい一方で働き方のルールは明確
- 制度面は発展途上で裁量と自己責任が求められる
ここでは、それぞれの特徴についてM&A業界未経験の人でも分かるように解説します。
①若手が成長しやすい成果主義の環境
評判から分かるソーシング・ブラザーズの1つ目の特徴は、若手でも裁量を持ちやすい成果主義の環境にあることです。
口コミでは「少数精鋭」「横断的に業務理解ができる」といった声が見られました。
組織規模がまだ大きくない分、担当領域が細かく分業されているわけではなく、CVC支援・M&A支援・人材支援といった複数領域に触れる機会があるようです。
業務の幅を早期に広げたい若手にとっては大きなメリットといえるでしょう。
一方で、成果主義である以上、受け身の姿勢では評価されにくい側面もあるといえます。
総じて、安定した育成プログラムのもとで段階的に成長するというよりも、実務の中で揉まれながらスピード感を持って成長したい人に向いている企業だと読み取れます。
②休暇は取りやすい一方で働き方のルールは明確
評判から分かるソーシング・ブラザーズの2つ目の特徴は、休暇は比較的取りやすい一方で、働き方に関するルールは明確であることです。
口コミでは「休みは取りやすい」「体調不良でも特に強く言われない」といった声が見られました。
案件ベースで動く業務特性もあり、成果が担保されていれば一定の裁量が認められています。
ベンチャー企業の中には休みづらい文化が根強い企業もありますが、その点については極端なハードワーク一辺倒という評価ではないようです。
一方で、働き方そのものについては、フル出社・スーツ着用・副業禁止といったルールがあるとの口コミも見られました。
また、定時は設定されているものの、実態としてはやや遅めの退勤になるケースもあるようです。
③制度面は発展途上で裁量と自己責任が求められる
評判から分かるソーシング・ブラザーズの3つ目の特徴は、制度面が発展途上で、裁量と自己責任が求められることです。
先述したように、口コミでは「社内制度が整っていない」といった指摘が見られました。
しかしながら、急成長フェーズの企業では制度設計が後追いになりやすく、評価や報酬が仕組みよりも運用に依存しやすい点はどの業界にも起こり得ることです。
M&A領域は成果が見えやすい一方で、案件ごとの難易度や外部要因(相手都合、タイミング)にも左右されます。
そのため、制度が成熟していない環境では「何をもって成果とするか」「どこまでが自分の責任範囲か」を自分で定義し、周囲とすり合わせながら進める力が求められます。
したがって、fundbookへの転職を検討する際は、選考の段階で「評価の基準」「報酬の決まり方」「期待される役割」を具体的に確認し、入社後のギャップを減らすことが大切です。
ソーシング・ブラザーズの評判が怪しい?といわれる理由

ソーシング・ブラザーズをインターネットで検索してみると、「怪しい」という意見を見かけます。
ソーシング・ブラザーズが怪しいという評判がある理由は、主に以下の3つです。
- スタートアップ(ベンチャー)企業だから
- M&A業界自体に激務・ハードワークの印象があるから/li>
- 「成果主義な社風=ブラック」のイメージが強いから
「怪しい」という言葉だけを見ると不安になりますが、その背景には業界特性や企業フェーズに起因するイメージも含まれています。
ここでは、それぞれの理由について順番に整理します。
①スタートアップ(ベンチャー)企業だから
ソーシング・ブラザーズに怪しいという評判がある1つ目の理由は、スタートアップ(ベンチャー)企業だからです。
一般的に、設立間もない企業や急成長フェーズにあるベンチャー企業は、「制度が整っていないのではないか」「経営は安定しているのか」といった不安を持たれやすい傾向があります。
違法性や問題があるという意味での怪しさというより、成長過程にある企業特有の未整備さがそのように見えているケースも少なくありません。
スタートアップでは、制度よりもスピードや実行力が優先されることも多く、その文化が合うかどうかで評価は大きく分かれます。
「ベンチャー企業であること」自体が怪しいのではなく、安定や完成度を重視する人にとっては不安材料に映りやすいという構図です。
②M&A業界自体に激務・ハードワークの印象があるから
ソーシング・ブラザーズに怪しいという評判がある2つ目の理由は、M&A業界そのものに「激務」「ハードワーク」といったイメージがあるからです。
M&Aは案件ごとにスケジュールがタイトになりやすく、クライアント都合で動く場面も多い業界です。
そのため、一般的にも「忙しい」「残業が多い」という印象を持たれやすい分野といえます。
「成果主義」「退勤時間が遅くなることもある」といった口コミを目にすると、それが会社固有の問題なのか、業界特性なのかを切り分ける前に、「やはりブラックなのではないか」と感じてしまう人もいるでしょう。
ただし、「M&A業界=違法な長時間労働」というわけではありません。
繁忙期と閑散期の波がある業務特性や、成果連動型のビジネスモデルが「忙しそう」という印象につながりやすいのです。
ソーシング・ブラザーズに対する「怪しい」という声の一部は、会社個別の問題というよりも、M&A業界そのものに対する先入観が影響している可能性も考えられます。
③「成果主義な社風=ブラック」のイメージが強いから
ソーシング・ブラザーズに怪しいという評判がある3つ目の理由は、「成果主義な社風=ブラック」というイメージが根強いからです。
口コミの中には、評価基準が明確でない、実力が正当に評価されにくいといった趣旨の声も見られました。
「成果主義=数字に追われる厳しい環境なのではないか」と不安を感じる人もいるでしょう。
しかし、成果主義そのものが問題なのではなく、大切なのは評価の透明性や納得感です。
制度や基準が明確であれば、成果主義はむしろフェアな仕組みとして機能します。
「成果主義」という言葉だけで企業を判断するのではなく、その運用の実態を見極めることが大切です。
ソーシング・ブラザーズの年収などの条件を徹底比較!
M&A業界はソーシング・ブラザーズだけでなく、そのほかにも多くの企業が存在しています。
ここでは、ソーシング・ブラザーズを以下の5つの項目でそのほかのM&A企業と比較していきましょう。
- 年収・インセンティブ
- 労働時間
- 福利厚生
- 仕事内容
- 平均勤続年数・離職率
①年収・インセンティブ
ソーシング・ブラザーズの年収は、M&A業界の中でも平均年収が突出して高い企業(例:超大手・上場仲介)と比べると、固定給のレンジは控えめといえます。
一方で、報酬は「固定給+インセンティブ」が前提で、成果次第で上振れする設計です。
ソーシングブラザーズの公開求人では、M&Aアドバイザーで年収420万〜600万円が提示されています。
インセンティブは個人売上の一定割合を給与に還元し、通常のM&A仲介企業と同様に成約件数とその案件規模に応じて決まる仕組みです。
固定給よりも成果連動の比重が大きいタイプだと捉えるとよいでしょう。
②働き方・労働時間
ソーシング・ブラザーズの労働時間は、求人情報ベースでは勤務時間が8:50〜17:50(実働8時間)で、時間外労働は月平均20〜30時間とされています。
一方で、固定残業の設計として月45時間分が設定されている職種もあり、配属や職種によって体感が変わる前提で見ておくのが安全です。
また、口コミサイト上の情報は件数が多くないため、ほかの大手仲介のように「働き方の実態」を統計的に読み解くのは難しい状況です。
求人票の明文化(勤務時間・残業目安)を軸にしつつ、面接で繁忙期の稼働や休日対応の頻度を確認する、というスタンスで比較するのが現実的といえるでしょう。
③福利厚生・制度
ソーシング・ブラザーズの福利厚生は、求人情報を見る限り大手仲介と比べて特別に手厚いというより、標準的な水準といえます。
具体的には、完全週休2日制(土日祝)・年間休日120日に加え、各種社会保険、定期健康診断、通勤手当など、基本的な制度は整備されています。
ベンチャー色の強い企業に見られる「制度はこれから拡充」という状態ではなく、最低限の基盤は用意されている印象です。
一方で、持株会やカフェテリアプラン、企業年金制度などを整備している上場大手と比べると、制度面での厚みは限定的と見るのが妥当でしょう。
そのため、福利厚生を重視するタイプよりも、報酬や裁量、成長機会を優先したい人向きの環境と考えられます。
④仕事内容
ソーシング・ブラザーズの仕事内容は、社名のとおりソーシング(開拓)色が強い点が特徴です。
上場企業やスタートアップ企業に対する新規開拓が中心業務ですが、一般的なM&A仲介企業と違ってテレアポは少なく、フォーム営業が比率としては多めになっています。
問い合わせフォームで相談した相手に営業をかける形になるので、新規開拓とは言いつつも、どちらかというと潜在顧客開拓に近いといえるでしょう。
とはいえ、自ら機会を創出する力が求められる点は一般的なM&A仲介企業と変わりないので、決して楽な仕事内容とはいえません。
ソーシング・ブラザーズの仕事内容は一般的なM&A仲介企業と同じ新規開拓が中心ですが、開拓のしやすさという観点で見るとかなり上位に位置するといえるでしょう。
⑤平均勤続年数・離職率
ソーシング・ブラザーズの離職率や平均勤続年数は公表されているわけではありませんが、M&A仲介業界全体の平均勤続年数は約3年とされており、上場仲介各社でもおおむね2.5〜3.4年程度に収まっています。
一般的な大手上場企業の平均勤続年数(10年以上が一般的)と比べると、M&A業界は明らかに短い水準です。
これは、成果主義色が強く、営業適性や立ち上がりのスピードによってキャリアが大きく分かれる業界構造によるものといえます。
ソーシング・ブラザーズも成果連動型の報酬設計である以上、業界と同様に「成果が出る人は定着しやすく、合わない人は早期に離れる」という二極化が起きやすい環境と考えるのが自然です。
数値そのものよりも、「どのような人が活躍し、どのような人が離れているのか」という点を面接やOB訪問で確認することが、他社と比較する上で重要になります。
M&A業界の平均勤続年数に関しては、こちらの記事でも詳しく解説しているので、ぜひ併せてご確認ください。
【結論】固定給の年収レンジはやや低めだが幅が大きい
ソーシング・ブラザーズの条件は「初期レンジはやや控えめだが、成果次第で大きく伸びる構造」ということが分かりました。
大手上場仲介のように平均年収が突出して高いタイプと比べると、求人上の想定年収レンジは見劣りする部分もあります。
一方で、インセンティブ比率が高く、上限が明確に設けられていない設計であることから、プレイヤー次第で年収が大きく変動する余地があります。
ただ、ソーシング・ブラザーズは他社と異なり成長戦略型M&Aをメインで支援しているため、案件の成約までにかかる時間が少ない傾向にあり、実際に新卒であっても1〜2件を一年目に達成している方もいます。
M&A仲介業界は成果の多寡が給与に直結すると言っても過言ではないので、「成果を出しやすい環境」が用意されているというのは大きなアドバンテージです。
そのため、「平均年収の高さ」ではなく、自分がその報酬設計の中で勝てるかどうかという視点でみることが、後悔のない転職につながるでしょう。
ソーシング・ブラザーズに就職・転職するのがおすすめな人
次に大切なのは、「良い会社かどうか」ではなく、自分の志向や得意領域とかみ合う会社かを見極めることです。
判断軸としては、特に次の3点を押さえておくと整理しやすいでしょう。
- M&A業務のプロセスを一気通貫で経験したい人
- 幅広い選択肢を用いてM&A支援を行いたい人
- スタートアップに特化したM&Aアドバイザーを目指している人
ここでは、それぞれの項目について「なぜソーシング・ブラザーズだと相性がよいのか」を、具体的な業務イメージに落として解説します。
①M&A業務のプロセスを一気通貫で経験したい人
M&A業務のプロセスを一気通貫で経験して早い段階でステップアップしたい人は、ソーシング・ブラザーズへの転職がおすすめです。
同社はスタートアップ領域を中心に、ソーシングから条件交渉、DD支援、契約締結、クロージングまでを一気通貫で担当するスタイルが特徴とされています。
分業制が強い大手仲介では、ソーシング専門・エグゼキューション専門と役割が分かれるケースもありますが、同社は比較的ディール全体に関与できる設計になっています。
そのため、「まずは一部分を極める」というよりも、M&Aの全体像を実務を通じて理解したい人にとっては成長機会が多い環境といえるでしょう。
将来的に、より大規模なFAや投資サイド、あるいは事業会社の経営企画・CVCなどにキャリアを広げたい場合でも、ディールの前後工程を横断して経験していることは大きな武器になります。
②幅広い選択肢を用いてM&A支援を行いたい人
幅広い選択肢を用いてM&A支援を行いたい人にも、ソーシング・ブラザーズは適した企業といえるでしょう。
同社は単なる「売り手と買い手をつなぐ仲介」にとどまらず、CVC支援やスタートアップの成長戦略設計など、M&Aを含めた複数の打ち手を前提に支援するスタイルが特徴です。
「M&Aありき」で進めるのではなく、資本提携や出資、セカンダリーなども含めて最適解を探るアプローチを取りやすい環境です。
事業承継型の仲介では、案件の目的が比較的明確なケースも多い一方、スタートアップ領域では「本当にM&Aが最適か?」という前提から議論することも珍しくありません。
提案の自由度は高いが、戦略思考も求められるのが特徴です。
「決まった型で案件を回すよりも、選択肢を設計する側に立ちたい」という志向を持つ人にとっては、やりがいの大きいフィールドといえるでしょう。
③スタートアップに特化したM&Aアドバイザーを目指している人
スタートアップに特化したM&Aアドバイザーを目指している人にも、ソーシング・ブラザーズは有力な選択肢です。
同社は事業承継型の中小企業M&Aを主軸とする仲介とは異なり、スタートアップ領域に軸足を置いた成長戦略型M&Aを打ち出しています。
スタートアップM&Aでは、創業者だけでなくVCやCVCなど複数の株主が関与しているケースも多く、資本政策やセカンダリー、将来のIPO可能性など、論点がより複雑になります。
そのため、単に条件交渉をまとめるだけでなく、成長ストーリーや資本戦略を踏まえたディール設計が必要です。
将来的に、スタートアップ投資やCVC、ベンチャー支援、あるいはグロース領域に強いアドバイザーとしてキャリアを築きたいのであれば、こうした案件に継続的に関われる環境は大きな武器になるでしょう。
ソーシング・ブラザーズの就職・転職難易度は?
ソーシング・ブラザーズの就職・転職難易度は、一般的なM&A企業と比較しても若干高めです。
- 難易度は高めであり、入社には社風への理解が必要
- 中途は学歴不問+営業経験が必要
- 選考フロー(面接)は2〜3回
ここでは、それぞれの観点から「難易度が高めといえる理由」と「準備すべきポイント」を具体的に解説します。
①難易度は高めで入社には社風への理解が必要
ソーシング・ブラザーズの転職難易度は、M&A業界の中でもやや高めの部類と考えておくのが無難です。
理由は大きく2つあります。
1つ目は、少数精鋭で成果主義色が強いビジネスモデルであることです。
一定水準の営業力や地頭力が前提とされやすく、ポテンシャル採用とはいえ「誰でも挑戦できる」という企業ではありません。
2つ目は、社風や価値観へのフィットが強く見られる傾向がある点です。
面接では志望動機の深掘りやキャリアの一貫性を問われるケースが多く、「なぜM&Aか」だけでなく、「なぜソーシング・ブラザーズなのか」を言語化できるかが大切になります。
ほかの大手仲介と比較すると、ブランドや規模感で押し切るというよりも、ミッションやスタートアップ領域への共感、成長志向の強さが評価される傾向があります。
そのため、難易度を左右するのはスペック以上に理解度と本気度です。
企業研究の浅さはそのまま評価に響きやすいと考えて準備しておきましょう。
②中途は大卒以上+社会人経験+営業経験が必要
中途採用の要件を見ると、ソーシング・ブラザーズのハードルは決して低くありません。
求人票では大卒以上を必須とするポジションが多く、加えて社会人経験2年以上や法人営業経験、新規開拓経験などとされるケースが見られます。
特に評価されやすいのは、「数字を追ってきた経験」と「経営層への提案・折衝経験」です。
M&Aアドバイザーは経営者と直接向き合う仕事であるため、単なるルート営業よりも、無形商材の提案営業や新規開拓型の営業経験のほうが親和性は高いといえます。
ほかのM&A仲介企業と比較しても、営業バックグラウンドを重視する傾向は共通していますが、ソーシング・ブラザーズはスタートアップ領域を扱う特性上、スピード感や自走力もより強く求められる傾向があります。
「営業経験がある」だけでなく、成果実績を具体的な数字で語れるかどうかが、通過率を左右するポイントになります。
③選考フロー(面接)は2〜3回で実技試験なし
ソーシング・ブラザーズの選考は、一般的に面接2~3回(職種や年度によっては4回)で進むケースが多く、プロセス自体はオーソドックスです。
特徴的なのは、面接中心で人物面と志望度を深く見る構成になっている点です。
適性検査が実施される可能性はありますが、
各面接での深掘りは比較的鋭い傾向があります。
「なぜM&Aなのか」「なぜスタートアップ領域なのか」「なぜソーシング・ブラザーズなのか」という3点は、問われるテーマといえるでしょう。
難易度を左右するのは、特別なテクニカル試験ではなく、志望動機の解像度と、これまでの営業実績をどれだけ論理的に説明できるかです。
ソーシング・ブラザーズに将来性はある?M&A業界の成長性から考察

転職する際にその企業に将来性があるかどうかを見極めたい人は少なくありません。
ソーシング・ブラザーズの将来性についてまとめました。
- M&A件数は2019年に過去最高に達している
- スタートアップを対象とした成長戦略型M&Aは苦戦傾向にある
- 将来性自体はあるが、今後の日本経済の動向から強い影響を受ける
ここでは、それぞれの観点について、具体的な数字・根拠を挙げながら分かりやすく解説します。
①M&A件数は2019年に過去最高に達している
まず押さえておきたいのは、M&A市場そのものの規模感です。
レコフ社の集計によると、2019年の日本企業が当事者となるM&A件数は4,088件と過去最多を記録しました。
初めて4,000件を超えた年であり、市場が拡大局面にあったことを示す象徴的な数字です。
この水準は一時的なブームではなく、事業承継ニーズの増加や企業のポートフォリオ再編、コーポレートガバナンス改革の流れなど、構造的な要因に支えられてきました。
M&A需要は景気循環だけでなく、日本企業の経営課題と密接に結びついているということです。
ソーシング・ブラザーズの将来性を考える上でも、この市場の土台が拡大してきたという事実はポジティブな前提条件といえるでしょう。
②スタートアップ型の成長戦略型M&Aは苦戦傾向にある
一方で、ソーシング・ブラザーズが主戦場とする「スタートアップを対象とした成長戦略型M&A」は、単純に追い風だけの市場ではありません。
これまで日本のスタートアップはIPOを前提に成長を目指すケースが多く、M&Aを出口戦略として選びにくい傾向がありました。
また、スタートアップM&Aでは創業者に加え、VCやCVCなど複数の株主が関与することも多く、意思決定が複雑になりやすい点も課題です。
条件調整や合意形成に時間がかかり、ディール成立の難易度が高くなるケースもあります。
ただし、足元では成長戦略型M&Aに追い風となる動きも出ています。
日本のM&A市場は件数・金額ともに過去最高水準で拡大しており、事業承継だけでなく、事業ポートフォリオの見直しや資本効率改善を目的とした成長戦略ニーズが高まっています。
実際、上場企業による子会社売却やカーブアウトは増加傾向にあり、成長戦略型M&Aが活発化しています。
さらに、テクノロジーやヘルスケア分野では、技術獲得や市場拡大を目的としたM&Aも増えており、成長投資の手段としての活用も広がっています。
このように、スタートアップM&Aには難しさがある一方で、市場全体では成長戦略型M&Aへの期待も高まっています。
出典:令和5年度産業経済研究委託事業(スタートアップの成⻑のための調査)調査報告書
③将来性自体はあるが今後の日本経済の動向の影響を強く受ける
ソーシング・ブラザーズの将来性は「あるか/ないか」で言い切るよりも、追い風はあるが、外部環境で振れやすいと整理するのがもっとも現実的です。
M&A市場は事業承継や事業再編、ガバナンス改革といった構造要因に支えられており、長期的には需要が消えにくい領域です。
ただし、短中期的には、日本経済や金融環境の影響を強く受けます。
金利が上がれば企業の資金調達コストは増え、買収の意思決定が慎重になりやすくなります。
株価が下がれば売り手の期待値が下がる一方で、買い手側は様子見に入りやすくなります。
景況感が悪化すれば、成長投資の優先順位が落ちる企業も出てきます。
特にスタートアップ領域は、資金環境や投資家心理の影響を受けやすく、IPOが鈍化すればM&Aが出口として注目される一方で、バリュエーション調整が進む局面では案件が難航しやすい、という両面があります。
ソーシング・ブラザーズの将来性は、M&Aという市場の構造的追い風に加え、「金利・株価・景況感」といったマクロ環境の変化をどう捉えて動けるかで左右されるでしょう。
ソーシング・ブラザーズへの転職にユニークボックスの活用がおすすめな理由
ソーシング・ブラザーズのようなM&A仲介企業に転職するには、M&A業界特化型の転職エージェントをうまく活用する必要があります。
そんなときは「ユニークボックス」に一度ご相談ください。
ユニークボックスはM&A業界に特化した転職エージェントであり、以下の3つの強みがあります。
- 他社との違いを理解できる
- 応募書類・面接の通過率を上げやすい
- 求人票に載らない職場の実態を補完できる
ここでは、上記3つのポイントについて、ソーシング・ブラザーズを目指す上でなぜ重要なのかを紹介します。
①他社との違いを理解し、自分に合った企業を選べる
ソーシング・ブラザーズへの転職を目指すなら、公開求人だけで判断するのは少し危険です。
M&A業界は事業拡大や案件増に合わせて採用が動きやすく、「急募」「水面下で募集」が起こりやすいからです。
ユニークボックスはM&A業界特化のエージェントで、紹介先企業数も約70社と幅広いのが特徴です。
さらに、M&A業界経験者が支援に入るため、単なる求人紹介ではなく、「今どんな採用が動いているか」「どんな人物像が刺さるか」まで踏まえて提案を受けやすくなります。
②応募書類・面接の通過率を上げやすい
ソーシング・ブラザーズの選考では、「とりあえず応募して反応を見る」という戦い方はおすすめできません。
M&A領域の採用は、経験の見せ方・志望動機の作り方が少しズレただけで、書類や一次面接で落ちやすいからです。
例えば営業経験がある場合でも、単なる「売上」ではなく、以下のような形でM&Aアドバイザー職に寄せて整理できます。
- どう案件を作ったか(新規開拓・提案の型)
- どんな数字で再現性を示せるか(KPI・プロセス)
- 交渉・意思決定者対応の経験があるか
- 突出した実績を持つ:「全国1位」や「社内MVP」など、定量的に優れた成果を挙げ、プロセスを論理的に説明できる方はポテンシャルが高いと判断されます。
さらに面接対策では、企業研究の浅さが出やすい「志望理由」や「なぜ今この会社か」を、CVC支援やバリューアップなど同社の文脈に沿って組み立てやすくなります。
書類と面接は、才能よりも準備の精度で差がつく領域です。
ユニークボックスを使えば、独学ではブレやすいポイントを早い段階で修正でき、結果として通過率を上げやすくなります。
③求人票に載らない職場の実態を補完できる
ソーシング・ブラザーズへの転職を考える上で、求人票の情報だけで判断するのはリスクがあります。
M&A業界は特に、年収の構造(固定+インセンティブ)や評価基準、働き方の実態が企業ごとに大きく異なるからです。
求人票には、業務内容や理想的な人物像は書かれていますが、以下のようなリアルな温度感までは見えにくいのが現実です。
- 実際にどのくらいの成果水準が求められるのか
- どんなタイプの人が活躍しているのか
- 成長フェーズゆえの忙しさや変化の大きさはどの程度か
- 突出した実績を持つ:「全国1位」や「社内MVP」など、定量的に優れた成果を挙げ、プロセスを論理的に説明できる方はポテンシャルが高いと判断されます。
ユニークボックスでは、M&A業界出身のアドバイザーが支援に入るため、表面的な条件だけでなく、年収レンジの考え方や評価のされ方、企業カルチャーとの相性まで踏まえた相談が可能です。
転職は「内定を取ること」ではなく、「入社後に活躍できること」がゴールです。
ミスマッチを避け、納得感のある意思決定をするためにも、ぜひユニークボックスをご活用ください。
ソーシング・ブラザーズの評判に関するよくある質問
最後に、ソーシング・ブラザーズの評判に関するよくある質問をまとめました。
疑問を解決したい方はぜひ参考にしてみてください。
Q1.ソーシング・ブラザーズの売上・実績はすごい?
未上場企業のため「売上高」が常に公開されているわけではありませんが、外部データでは一定の業績規模が確認できます。
例えばYahoo!仕事カタログでは、2022年9月期の純利益4,344.90万円/資産合計2.02億円/利益剰余金8,877.50万円といった数値が掲載されています。
Q2.ソーシング・ブラザーズはSBIの子会社?
結論としては、一般的な意味での「子会社」とはいいにくく、資本業務提携による関連会社(持分法)の位置づけに近いです。
SBIホールディングスの議決権比率は20%で、持分法適用関連会社として記載されています。
Q3.ほかのM&A仲介会社と違う点は?
ソーシング・ブラザーズは「成長戦略型」に特化している点が一番の強みです。
つまり、「会社を売って終わり」ではなく「M&A会社を成長させる手段」として提案しています。
この手法において、ソーシング・ブラザーズはほぼ独壇場ともいえる状況です。
Q4.ソーシング・ブラザーズは高学歴じゃないと入れない?
「高学歴じゃないと入れない」とは断定できません。
大学名だけで入社可否は決まりませんが、同社は成長戦略型M&Aを手掛けています。
事業承継型と比べてスキームが多様になるケースが多く、論理的思考力や提案力がより求められます。
職種によっては募集要項に「大卒以上」と記載されているものもありますので、一定以上の学歴が必要でしょう。
Q5.ソーシング・ブラザーズはブラック企業?
Openworkの企業情報には、月平均所定外労働時間32.0時間(2025年度実績)という数値が掲載されており、一般的な企業と比較すると若干高めです。
この手の数値は部署・時期でブレるため、「ブラックと決めつける」より、配属後の働き方(繁忙期・評価・インセン設計)を面接で確認するのが現実的です。
まとめ
本記事では、ソーシング・ブラザーズの評判を良い面・悪い面の両方から整理し、年収や働き方、転職難易度、将来性まで比較してきました。
ただ、口コミはどうしても個人の感じ方に左右されるため、評判だけで「怪しい」「合わない」と決めてしまうのはもったいない判断です。
後悔を避けるには、仕事内容が自分の志向と合うか、年収が固定+インセンの仕組みでどのくらい伸ばせるのか、成果主義や裁量の大きさを前向きに受け止められるかを、選考の中で具体的に確かめましょう。
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