・M&Aの仕事内容について知りたい人
・M&A業界へ転職したい人
・M&A業界の概要について理解したい人
そんな方のために、本記事では以下のことを解説します。
- M&Aの仕事内容
- M&A業界への転職方法
- M&A業界の概要
以下の実績を持つ筆者が徹底解説します
・M&A仲介会社特化型の転職エージェントの社長
・大手M&A仲介会社、ベンチャーM&A仲介会社で勤務経験あり
・300名以上の転職サポート経験でM&A業界への転職成功ノウハウを確立
数多くの転職エージェントが存在していますが、「実際に勤務していたからこそ可能な独自の選考対策」が可能な会社はかなり少ないです。その中でも、弊社は大手とベンチャーの両方のM&A仲介会社で勤務したことがあるため、業界では稀有な存在として認知していただいています。
無料で転職相談してみるM&A仲介会社への転職ならユニークボックス
下記の強みが、あなたの転職を成功に導きます!
- M&A業界特化型転職エージェント
- 大手M&A仲介会社出身のキャリアアドバイザーが多数在籍
- 実際に働いていたからできる綿密な面接対策で、高い内定率を実現
- 弊社独自の特別選考ルートを多数確保
\秘密保持の観点から記事には書けない転職情報も多数保有/
無料で転職相談するM&A仲介の仕事内容
M&A仲介の仕事内容は、一言で表現すると会社を売却したい売り手と会社を買収したい買い手をマッチングし、M&Aの成約までサポートする仕事です。このように表現すると、簡単な仕事のように思えますが、M&Aの成約までには大変な苦労があり、大手M&A仲介会社では一人のM&Aアドバイザーで年間1,2件の成約が平均となっています。主なターゲットとしては、売手のクライアントは事業承継に悩む中小企業であり、買い手のクライアントは上場企業から中堅企業まで、幅広い層をターゲットにしています。M&Aの目的としては、事業承継が多く、最近では成長戦略型のM&Aも増えてきています。ここからは仕事の流れについて解説していきます。
M&A業界特化型転職エージェントのユニークボックスであれば、実際にM&Aアドバイザーとして活動していた時の経験に基づき、M&A仲介の仕事内容を解説しております。お気軽にご相談ください。
無料で転職相談してみるM&Aの具体的な仕事内容
ソーシング
ソーシングとは、M&Aの売却案件を探すことを指します。主な探し方としては、事業承継や会社売却のニーズがありそうな中小企業に対して、DM(ダイレクトメール)を送付、テレアポをするといった手法のほか、銀行や証券会社、税理士法人、会計事務所、地場のコンサルティングファームなどに対して案件の紹介を依頼するといった手法があります。
M&Aのプロセスの中でソーシングが最も重要です!
マッチング
マッチングとは、M&Aの売却案件を探した後に、相手先である買い手の会社を探す活動のことを指します。主に、社内のデータベースやITを活用したM&Aのマッチングプラットフォーム、自社のメルマガ機能などを活用して探していきます。このマッチングの部分については、売却案件を探してきたM&Aアドバイザーがそのまま行う一気通貫型の会社、買い手の担当者が行う社内FA型、マッチング専門の部隊が行うハイブリット型があります。
一昔前までは、一気通貫型、社内FA型しかありませんでした。主な仲介会社で申し上げると、M&Aキャピタルパートナーズ、ストライクは一気通貫型、日本M&Aセンターは社内FA型で仲介業務を行っていました。しかし、最近ではM&A総合研究所を始めとする会社が、ハイブリット型を取り入れており、マッチングを効率的に進めている会社もあります。どちらが優れているという話ではなく、双方メリットとデメリットがありますので、気になる方はお問い合わせください。
無料で転職相談してみるエグゼキューション
マッチング後のフェーズを指し、売り手と買い手の間にたって、デューデリジェンスのサポートや条件調整、契約書のサポートなどをしていきます。このフェーズでは、公認会計士や弁護士などの有資格者、専門家から、財務、法務、労務など専門知識に関するアドバイスを受けながら進めていくこともあります。無事に両者の条件調整、契約書調整を終えたらクロージングとなります。クロージングの先のフェーズとしては、PMIがありますが、M&A仲介会社がPMIを業務内容として取り入れている事は少なく、買収企業側でPMIについては行っていく必要があります。
M&Aの仕事流れ
ここからはM&Aアドバイザーとして、どのようなプロセスで仕事をしていくのか?ということについて解説をしていきます。ここでは、一気通貫型の仕事の流れをイメージして記載しておりますので、社内FA型、ハイブリット型では少し異なりますが、大まかな流れは同様です。
M&Aの流れを掴むことは転職対策の基本中の基本です
M&A業界特化型転職エージェントのユニークボックスでは、実際にM&A仲介会社に勤務し、仕事の流れを完璧に理解しているキャリアアドバイザーがあなたの転職活動をサポートします。お気軽にご相談ください。
無料で転職相談してみる譲渡検討企業のオーナーと面談
まずは譲渡検討企業のオーナーと面談するところから始まります。オーナーへの接触方法としては、DMを送付、テレアポ、紹介などの方法があります。転職してすぐの未経験者の方については、DM送付、テレアポが主なアプローチの方法となります。その後、企業価値評価やシナジーを最大化するための相手企業の話などをしていきます。また、売手企業と近しい会社のM&A事例などを用いて、当該業種のM&A動向などさまざまな事を説明します。
譲渡企業のオーナーとM&A仲介会社が契約(仲介契約書)
譲渡検討企業のオーナーと面談後、M&Aの検討を前向きに進めるという場合には、仲介契約書を締結します。仲介契約書に記載の事項は主に以下のとおりです。
契約主体
譲渡企業の株主である個人とM&A仲介会社が3者間契約します。
専任契約の有無
専任契約の場合には、期間を決めることがあり、6カ月〜1年間が主な期間となります。
手数料の内容
着手金の有無、中間金の有無、成約報酬の金額などを後々トラブルにならないよう契約書で決めておきます。
上記以外にも、諸経費の精算や、テール条項、秘密保持などの内容が盛り込まれていますが、主には上記3つとなります。
専門用語が多くて、理解が深まらなかった方は、M&A仲介業務経験者のキャリアアドバイザーが直接ご説明させていただくので、一度ご相談ください。
無料で転職相談してみる買い手候補企業への案件打診
次に、譲渡企業にマッチした買い手を探すための案件打診というフェーズになります。案件打診のためには、IMという譲渡企業の説明資料を作成しなくてはいけません。そのためには、資料の収集やQ&Aを実施し、買手から質問されるであろう事項を予め聞いておくことが大事になります。案件打診には、如何に幅広く、そして確度の高い買い手企業へ案件を持ち込むことができるかということが大切であり、ここはコンサルタントやM&A仲介会社間での差がでるポイントの一つです。大手企業では、過去の膨大なデータがありますので、そのデータから最適な買い手企業を見つけることができます。また、AIシステムを導入している会社もあり、そのような場合には、コンサルタントの力量に依存しにくく、良い買い手企業を見つけることができます。
AIの活用やDX化の程度は大手企業の中でも、その進み度合いに差があるため、詳細を聞きたい方は、M&A業界特化型転職エージェントであるユニークボックスにご相談ください。
無料で転職相談してみる意向表明書の受領
買い手企業へ打診を進めていくと、譲渡企業とのM&Aに関心のある会社が一定数でてきますので、意向表明書を受領していきます。意向表明書とは、簡単に言ってしまえばラブレターのようなイメージで、以下のような事項を買い手から譲渡企業に対して記載するものになります。
- 買い手企業の紹介(自社の紹介)
- 買収に関心を持った理由
- 買収により期待できるシナジー効果
- 買収後の条件等(バリュエーションやオーナーの引継ぎ期間、報酬等)
- 想定している買収スキーム(株式譲渡、株式交換、事業譲渡など)
この意向表明書をM&Aコンサルタントが仲介し、買い手から受領したものを譲渡企業に渡していきます。M&Aコンサルタントはしっかりと譲渡企業が望んでいる条件や買収により期待することなどを買い手に伝えることが大切です。また、次に挙げるトップ面談と意向表明書の受領の順番は案件により変動します。
弊社にご相談いただいた方には、実際にM&A仲介会社が利用している意向表明書のサンプルをお見せしているので、実際の資料を使ってさらにM&A仲介の仕事の解像度を上げたい方は一度ご相談ください。
無料で転職相談してみるトップ面談の実施
トップ面談とは、譲渡企業のオーナー、買い手企業の代表者(代表取締役、取締役、経営企画部長など。買い手企業の規模感によります)、M&A仲介会社の三者間での面談になります。トップ面談では、事前に共有していた資料やQ&Aに関する事項の確認や、資料や文面からは読み取れないような事項を確認する場となります。M&Aコンサルタントは、なるべくこのトップ面談までに、事前に聞けることは書面で聞いておくということをしていくことで、有意義なトップ面談とすることができます。
基本合意書の締結
意向表明書、トップ面談を経て、譲渡企業が本格的にM&Aを進めていく買い手企業を選択することになります。買い手候補企業が複数いる場合には、各社の条件や今後のビジョンなどから選択していくことなりますので、M&Aコンサルタントは情報を整理して、譲渡企業のオーナーが選びやすいような資料や環境を作ることが大切です。基本合意書の締結には、主に以下のような事項が記載されます。
- スケジュール
- 基本合意書の有効期限
- 独占交渉権の付与
基本合意書に記載する事項は会社によって異なりますが、上記事項は一般的な内容として入っているケースが大半です。特に、独占交渉権の付与については、買い手としては必ず入れたい事項となっています。独占交渉権の付与とは、一定期間の間、譲渡企業は基本合意書を締結する買い手企業以外とはM&Aの交渉をしないという文言です。買い手企業としては、基本合意のタイミングで仲介会社へフィーが発生するケースが大半ですし、またお金をかけて次に説明するデューデリジェンスというものを行っていくことになりますので、一定期間、買い手企業の結論が出るまでには、他の会社との交渉を避けて欲しいという魂胆になります。
M&A業界特化型転職エージェントのユニークボックスでは、実際にM&A仲介会社で使っている基本合意書のサンプルを用いて、現場ベースの仕事内容に関して、理解を深めていただけるようになっています。
無料で転職相談してみるデューデリジェンスの実施
M&Aの一連の流れの中で、譲渡企業、買い手企業に最も負担がかかるのがデューデリジェンスです。デューデリジェンスとは、買収監査といって、買い手企業から譲渡企業に対して数多くの資料請求や質問対応などを依頼するアクションとなります。以下のような観点からデューデリジェンスを実施することが多いです。
- ビジネス
- 法務
- 税務
- 労務
案件の規模感や買い手企業によりますが、デューデリジェンスを社内で完結するか、外部の業者に委託するかというところでも負担が変わってきます。社内で完結させていく場合には、比較的簡易的なケースもあるのですが、外部の専門業者に買い手企業が依頼するケースでは、かなりの数の質問、資料となります。譲渡企業側としても、かなり質問攻めになりますし、資料の提出などでかなりの負担となります。
M&Aコンサルタントは、なるべく両社の負担とならないよう、意図が不明な質問の場合には意図を確認したり、質問が重複しているか確認したり、資料の提出においては譲渡企業の会社へ赴いてサポートしたりしましょう。また、譲渡企業のオーナーは最終局面となり、メンタルもかなり激しく動くところです。心のケアも怠らないようにしていきましょう。
最終条件の調整
デューデリジェンスが終了し、概ねの条件が固まりそうなところで、条件を調整していきます。基本的には、基本合意書で合意した内容をベースに最終契約書を作成していきます。しかし、デューデリジェンスで減額要素が発見された場合には、株価の調整という形で条件を調整していくことになります。M&Aコンサルタントは、減額要素が出たとしても譲渡企業のオーナーのメンタルが変動しないように予めケアをしていくことが大切です。具体的には、デューデリジェンスまでに変動要因となるリスクを洗い出して、譲渡企業に説明をするということです。また、買い手企業には、予めそのリスクを説明した上で、意向表明書のタイミングで盛り込んでおいてもらうようにしておきます。そうすることで、最後の最後で減額された…という譲渡企業のオーナーの心理的なネガティブ要素を減らすことができます。
最終契約書の締結、クロージング
さて、無事に最終条件も固まったら契約書に落とし込んでいって最終契約書締結の手続き、クロージングを行いM&Aが完了となります。最後のフェーズでは、華やかな会場を借りて成約式を行うケースもあったりします。また、クロージング後には会食へ行くこともあり、安堵の雰囲気の中で、譲渡企業と買い手企業が今後の戦略について話すということもあります。M&Aコンサルタントとしてはここで案件が終了します。スムーズに案件が進んでいた場合には、譲渡企業のオーナー、買い手企業から感謝の意を伝えられるます。
具体的な案件の事例を用いて、M&Aの仕事についての解説を受けたい方は弊社のキャリアアドバイザーまでご相談ください。
無料で転職相談してみるM&A仲介のやりがい
ダイナミックな仕事を少数でできる
ダイナミックさをどの程度感じることができるかは、個人の感覚に依存しますが、筆者は以下の通りと考えています。
- 人の人生に直接的なインパクトを与える仕事
- 扱う金額億単位であること
M&A業界の仕事の条件に当てはまりますね。筆者としては、人の人生に直接的なインパクトを与える仕事に携われる人は、M&Aの他は医者や弁護士くらいではないかと考えており、大変な仕事ではありますが、それだけ成約したときの喜びはひとしおです。M&A業界の中で最もダイナミックな仕事をしているといえば、大手証券会社や外資系投資銀行がありますが、彼らは10人ほどのチームで行うため、M&A仲介会社の方が少数であるといえます。
やりがいを求めて転職する方も多いです
経営者の重要な決断のそばで仕事をすることができる
経営者の重要な決断をサポートできる仕事はそう多くはありません。ぱっと思い浮かぶのは、金融機関や税理士等の士業の仕事ですね。M&A業界の仕事は企業の買収・売却という一生に一度あるかないかという重要な意思決定のそばで仕事ができます。短期間に密度の濃い時間を過ごすため、私自身もM&Aが終わってからも個人的にお付き合いをいただいている方も多いです。
自由な働き方と完全実力主義からくる納得感
M&A業界の働き方は自由度が高いといえます。完全テレワークである会社は少ないですが、成果が上がっていれば休みも取りやすい環境です。また、給与についてもインセンティブの割合が大きいため、自分の成果が直接的に給与に跳ね返る仕組みが整っています。今働いている会社で納得感が無いと感じている方は転職を検討してみてもいいかもしれません。
M&A業界特化型転職エージェントのユニークボックスに相談していただければ、実際に勤務していた時に感じていたやりがいや面白さについて解説可能です。お気軽にご相談ください。
無料で転職相談してみるM&A仲介への転職難易度
M&A仲介会社への中途入社の転職難易度は、高いといえます。M&A業界への転職難易度が高い理由を解説していきます。
基本的に1人か2人で行う仕事であり絶対的な人員数は多くなくても良いから
M&A仲介業は、絶対的な人員数が必要なビジネスモデルではありません。コンサルティングファームのように大人数や他社コンサルタントがプロジェクトにアサインされるという事はなく、少数で大きな仕事をしていきます。これが、転職という観点では転職者間での競争を激化させることにつながります。
採用数は以前に比べて拡大しているが、選考を受ける人も増えているから
市場の拡大に比例して、採用数も増加しています。しかし、以前は金融業界やキーエンス等のFA企業からの転職者しかいなかったことから、採用難易度は高いが倍率はそこまで高くないという状態でした(銀行やキーエンス等が前職であれば作用される可能性が高く、逆にそれ以外であれば、内定を獲得することは困難だった)。現在は、事業会社にまで採用の扉が開かれていることから、選考を受ける方が激増しています。採用数の増加よりも選考を受ける方の方が圧倒的に増加率が高いので、採用難易度は高いです。
M&Aコンサルタントとして活躍するには高いポテンシャルが求められるから
M&Aコンサルタントの仕事で活躍するには高いポテンシャルが求められます。これには他の仕事には少ない、以下の要素があるからです。
- 顧客にとってかなり大きな意思決定をサポートする仕事だから
- 組織決定をさせる仕事があるから
- 自ら考え行動することが求められるから
- M&Aコンサルタントが扱う商材には実体がないから
難易度の高いM&A仲介業界への転職には、M&A業界の転職について知り尽くした、転職エージェントの存在が欠かせません。弊社では、M&A仲介会社の選考について知り尽くしていることはもちろん、M&A仲介の実務内容についても知り尽くしています。
M&A仲介会社への転職では、業務理解をどの程度できているかという点が非常に重要になってまいりますので、一度ご相談ください。
無料で転職相談してみるM&A仲介は激務か?
転職を希望する方からいただく質問に多いのは、「M&A業界は激務ですか」という質問です。激務という点にフォーカスして解説をしていきます。
結論、M&A業界は激務です
激務という結論ですが、実態としては激務な時もあれば、落ち着いた時もあるという形です。理由は、案件次第で、どうしても激務になってしまう時があるからです。基本的に長時間労働を推奨している会社ではないため、毎日終電で帰るなんてことはありませんが、成果が上がっている人であればあるほどクロージングが近い時期も多いため、その場合は激務だなと感じることも多いです。
激務になる理由
クライアントファーストが求められる仕事だから
激務になる理由としては、これが一番大きいです。クライアントファーストになるつまり、案件の進捗次第で概ね働き方も決まるということです。私がM&Aコンサルタントとして働いていた時も、前から予約していた旅行をキャンセルして仕事をしたことがあります。でも、これは会社の方針というよりは、案件の進捗に基づくことです。M&Aの仕事は、1日でも遅らせることができない、週明けでは遅い、という緻密なスケジュール管理が求められる仕事であるため、クライアントファーストで激務になるのです。
営業力が求められる会社だから
M&Aアドバイザリー業務、ダイナミックさがある魅力的な業務ですが、一方で営業力が求められる仕事でもあります。そのため、DMや電話といった地道な営業活動が求められるのです。そうすると、必然とそれのために使う事務的な時間が発生します。
激務な環境を求めている人が転職してくるから
仕事の思考性として、そもそも激務な環境を求めている方が転職してくることが理由として挙げられます。ガツガツ働いて、ガツガツ稼ぎたいという方にとっては、激務か否かなんて関係ないですからね。
激務な環境でバリバリ働きたいという方は、M&A業界がまさに求めている方です。ただ、転職難易度は高いので、ぜひ弊社のようなM&A業界特化型転職エージェントをご活用ください。
無料で転職相談してみるワークライフバランスを重視しながらゆったり働きたい人は向きません
M&Aの仕事が向いてる人
まず、M&A仲介業界に向いている人はどんな人か?について説明をしていきます。業界経験者である筆者が周りのプレイヤーを見ていて、結果を出している人に共通する特徴を3つあげていきます。
- 結果にストイック
- 知的好奇心が強い
- コミュニケーション力が高い
それぞれの特徴について、以下から詳しく解説していきます。
結果にストイック
まず第一に「結果にストイック」という事を挙げさせていただきます。M&A仲介業界は良くも悪くも自分の裁量で仕事ができてしまう業界です。そのような中で、自分にムチを打って、結果に対してストイックになれる人が活躍している印象です。「テレアポを毎日○○件やると決めたら絶対にやる」であったり「今年度は成約を○件する。そのために日々のアクションは△△をやる」など、一度決めたことは絶対にやり切る力のある人という事です。言い換えたら、やり切る力、根性みたいな事かもしれませんね。
知的好奇心が強い
次に、「知的好奇心が強い」という事を挙げさせていただきます。M&Aアドバイザーに求められる業務範囲や知識、能力は広く、総合格闘技なんて言われたりもしますね。例えば、財務会計、税務、法務、そして譲渡企業、譲受企業のビジネスを理解する力、交渉やファシリテーション能力などが必要とされます。また、お客様から多額のフィーを頂く訳ですから、それに見合った知識であったり能力を身に着ける必要があり、お客様はそれを期待してアドバイザーに依頼しています。そのような知的労働が求められる環境下において、知的好奇心が強くないと徐々にお客様からの信頼を失っていき、アドバイザーとして活躍することは難しくなってしまいます。一方で、知的好奇心が強い方はどんどん知識を身に着けて社内外ともに信頼される人材となり、活躍している印象です。
コミュニケーション力が高い
最後に、「コミュニケーション力が高い」という事を挙げさせていただきます。抽象的な表現ではありますが、M&Aは人と人とのコミュニケーションの上に成り立つので、コミュニケーション力は必要です。具体的に、お客様が発信する言葉を意図を含めて正確に汲み取る力であったり、物事を正確に伝える力、またお客様が求めている事をしっかりと認識してそこからズレないような発言や提案などができる力だったりします。M&Aはセンシティブな事なので、最初からお客様はハッキリと要望であったり意見を伝えてくれない事も多いです。そんな中、数少ないキーワードからお客様が考えている事を拾っていったり、確認したり、それを相手側に上手く伝える能力が必要だったりします。決して、コミュニケーション力とは、飲み会を盛り上げる力だけではないので勘違いしないようにしてください。しかし、提携先との会話であったり、社長との距離を詰めるためにはそのような能力も必要だったりするので、総じて「コミュニケーション力が高い」人がM&A仲介に向いていると思われます。
無料で転職相談してみるM&Aコンサルタントの年収は?
M&Aコンサルタントは、年収がかなり高い職種として知られており、上場しているM&Aキャピタルパートナーズの平均年収は3,161万円、ストライクの平均年収は1,514万円、日本M&Aセンターの平均年収は1,114万円です。総合商社、外資系企業と並ぶ待遇となっており、M&Aコンサルタントの年収が高い理由としては、以下の3つがあります。
- 年功序列ではなく成果主義の給与体系
- M&A仲介業のビジネス構造
- 仕事の難易度が高い
それぞれについて、以下から解説をしていきます。
筆者の知り合いは、年収2億円でした!夢がありますね
1.年功序列ではなく成果主義の給与体系
まず、M&Aコンサルタントの給与体系は、固定給+インセンティブという設計になっています。インセンティブとは、個人売上(=成約手数料)の一部が青天井に支払われる仕組みになっており、この給与制度が年功序列ではなく、成果主義の給与体系となっている理由です。例として、日系の大手企業などは、年齢や社歴に応じて、基本給が徐々に上がっていき、それに応じて賞与も上がる(基本給の3カ月分など)という給与体系かと思います。従って、日系大手企業の給与は年齢や社歴の長さと相関する年功序列になります。しかし、M&Aコンサルタントの場合、賞与は基本給の3カ月分などど決められている訳ではなく、自身の成果に応じた賞与(インセンティブ)となります。従って、年齢や社歴に関係なく、成果を出した人は年収が高くなるという仕組みなのです。従って、20代、30代であっても年収5000万円、年収1億円と夢のような年収を狙うことが可能です。
2.M&A仲介業のビジネス構造
M&A仲介業は、設備やシステムを販売している訳ではなく、一人のM&Aコンサルタントが体一つで売上を上げるビジネスモデルのため、最も大切な投資は人への投資となります。優秀な社員には長く働いて欲しい、納得感をもって働いて欲しい、といった経営陣の考えから、M&Aコンサルタントの給与が高くなるという傾向にあります。また、M&A仲介業界のマーケット環境が活況であることも要因の一つです。M&Aの仲介手数料は2022年、2023年と比較して上昇傾向にあります。これが意味する事としては、需要と供給のバランスでは、需要の方が多い状況といえます。
3.仕事の難易度が高い
M&Aコンサルタントは難易度の高い仕事であり、誰にでも出来る仕事ではありません。誰にでも出来る仕事の場合には、供給側が増えるので、給与も下がってします。M&Aコンサルタントの仕事が難しい理由は、百戦錬磨のオーナー経営者に対して営業をし、会社の売買という最も重い意思決定のサポートをするからだと筆者は考えています。立場としては、アドバイザーといった立場で、両社の間に立ってアドバイスをしていきます。案件の途中では、オーナー経営者の気持ちが揺らぐ事や不測の事態が起こることが多々あります。そのような中でも、M&Aコンサルタントは気持ちを切らすことなく、忍耐強く仕事をしていく必要があるのです。
「稼ぎたい」という気持ちが強い方に、おすすめなのがM&A業界です。しかし、注意して欲しいのが「稼ぎたい」気持ち一本槍で面接を受けるとほぼ落ちるということです。
弊社ようなM&A業界に特化している転職エージェントを活用して、仕事内容の解像度を高く持っていただいた上で面接に臨むことが重要です。詳しくはお問い合わせいただければと思います。
無料で転職相談してみるM&A業界への就職・転職成功する4つのコツ
M&A業界へ転職を成功させる4つのコツとしては、以下のポイントがあります。
- M&A業界の理解を深める
- 志望動機を明確にする
- 自身がアピールできるポイントを整理する
- M&A業界特化型の転職エージェントを活用する
一つずつ解説していきます。
M&A業界の理解を深める
業界の構造や仕事の内容などの解像度を高めるところからスタートしていきましょう。M&A業界や仕事内容が理解できていないのにも関わらず、面接に挑むと面接官の意図しているところが分からなく会話が嚙み合わずに、見送りになってしまう可能性が非常に高いです。特に、FAS業界やIBDと混合してしまう人が一定いますので、注意しましょう。業界や仕事内容を理解するためには、M&Aに関する本を購入することや、ネットでM&Aの転職にまつわる記事を読むこと、Youtbeで動画コンテンツを見ることなどをおすすめします。未経験の方でM&A業界への転職を成功させる方に共通していることは、M&A業界への解像度が非常に高いということです。業界理解の努力を怠ることなく、転職活動を進めることを強くおすすめします。
志望動機を明確にする
なぜM&A仲介会社に入社したいのか?ということを明確にし、言語化しましょう。この志望理由が腑に落ちないと、面接官からの評価は悪くなってしまいます。志望動機の内容によって、優劣がつくということはあまりないので、オリジナルな理由で構わないので、その理由を深堀するようにしましょう。
以下に志望動機の例を挙げてみます。
- 後継者不在問題を肌で感じたので解決したい
- 実績に見合った報酬が欲しい、年収をもっと上げたい
- 優秀な営業マンが集う環境で勝負してみたい
- 将来起業したい
未経験者の方の8割以上が上記の志望動機となっており、その中でもオリジナリティを出しながら伝えて内定を獲得しています。
自身がアピールできるポイントを整理する
スキルの棚卸です。今までの経験から、ご自身ができることや得意とすることを見つけていきましょう。そして、それらがM&A仲介の仕事にどう活きるのか、どのように活かせるのかを考えて、自己PRそして強みを考えていくようにしましょう。その際、弊社のキャリアアドバイザーに頼っていただくことも得策です。ご自身で考えていなかった強みや特徴がアピールポイントになることもあります。M&A仲介会社の面接や転職において実績のある弊社だからこそ出来るアドバイスですので、気になる方は弊社までお問い合わせください。M&A仲介に活かすことのできない、もしくは活きることがない強みをアピールしても、M&A仲介会社の面接では何一つポジティブにはならないので、注意が必要です。
M&A業界特化型の転職エージェントを活用する
M&A業界特化型エージェントの場合には、M&Aの仕事についても正確に理解することができますし、会社ごとの特徴についても丁寧に教えてもらうことができます。また、面接情報においても、業界に特化しているため情報の質が高く、業界特化型エージェントを活用しない理由はありません。その中でも、弊社ユニークボックスが提供する無料転職支援サービスは、キャリアアドバイザーが全員M&A業界経験者という事から、どのアドバイザーであっても正確に仕事内容をお伝えすることができるので、おすすめです。また、独自の非公開求人を保有していることや、面接情報についても長年培ってきたデータが膨大にありますので、その情報を基に面接対策ができるので内定率が高く、おすすめです。もちろん、無料相談ですのでご連絡お待ちしております。
M&A仲介会社への転職ならユニークボックス
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