M&A業界の展望

【業界経験者の解説】M&A業界の今後の展望を解説【転職情報】

以下の実績を持つ者が監修しております
大冨 翔太郎

ユニークボックス CMO
大冨 翔太郎(おおとみ しょうたろう)
新卒で大手M&A仲介会社である株式会社ストライクに入社。入社後は30件以上のM&A案件を手掛け、同社において成績上位者として表彰を受けるとともに、最年少での昇進を果たすなど数々の実績を残す。2023年5月に独立し、代表である梶川とともに合同会社ユニークボックスを設立。若手の未経験者から経営層に至るまで、多様な層の転職支援を手掛け、豊富な実績を築いている。

M&A業界の今後はどうなる?

転職を検討している人や、現在M&A仲介にいる人は気になっているところなのではないでしょうか。

今回は、M&A業界の今後の展望について、業界経験者が多数在籍しているM&A仲介特化の人材エージェントである弊社が見解を述べていきたいと思います。

是非参考にしてみてください。

M&A業界の今後は?

M&A業界、今回はM&A仲介業界に絞ってお話をしていきます。M&A業界は今後、業界としてまだまだ成長するでしょう。理由は以下の通りです。

  1. 事業承継のニーズのあるオーナーがまだまだいる
  2. 事業承継をする年齢が少し早まっている傾向にある
  3. 若手起業家が早めに売却するという事例が増えている
  4. 規模感の大きい案件や難易度の高い案件の成功事例が増えている

以下から詳しく解説をしていきます。

事業承継のニーズのあるオーナーがまだまだいる

事業承継のニーズはまだまだ絶えません。日本の人口ピラミッドは皆さん知っていますね?

日本の人口ピラミッドの図

※参考:総務省統計局

上記は2021年の図ですので、今後は更なる高齢化社会を迎えるでしょう。2025年問題と言われる問題まで、あと2年。事業承継のニーズは高まると予想されています。

また、情報化社会や多様性によって、子供が家業を継がないという流れも加速しています。ひと昔前までは、家業を継いで当たり前、という考えだったようですが、今では全くそんな事はありません。

実際、筆者はM&Aの業界で働いていましたが、感覚値で約半分くらいは子供がいるオーナーだったような気がします。

事業承継をする年齢が少し早まっている傾向にある

5年前くらいまでは、事業承継の年齢は、60代前半〜後半にかけて、という方が多かったのですが、徐々にその年齢が下がりつつあります。中には、40代後半で事業承継をする方も増えてきた感覚です。

恐らく、今後もこのような流れは続き、事業承継の早期化となりそうです。

そうなった場合には、事業承継を主なターゲットとしてるM&A仲介会社にとっては追い風となりますね。

若手起業家が早めに売却するという事例が増えている

最近では、若手の起業家(30代以下)が早めに売却をして、得た資金で少し休憩をしたり、再度起業したりというケースも増えてきました。

また、売却を前提にした起業というケースも増えてきており、そのような案件をM&A仲介会社が担当するという事もあったりします。

ひと昔前までは、M&Aという事に対してネガティブなイメージがあったことや、M&A仲介という手法が確立されていなかったので、売却する手段が限られていた(直接の知り合いルートなど)ことから、あまりこのようなケースは見られませんでしたが、今ではそのような事例が増えてきています。

今後もこのような流れは続くと予想しており、M&A仲介が担当するマーケットは広がっていくでしょう。

規模感の大きい案件や難易度の高い案件の成功事例が増えている

昔までは、M&A仲介会社が手掛ける案件サイズは、株式価値で50億前後が最大というイメージでしたが、最近では大型案件にもM&A仲介会社が関わることが多くなっています。

例えば、M&Aキャピタルパートナーズは、DHCとオリックスのM&Aの仲介を手掛けており、その規模は約3,000億円となっています。

参考:日経新聞「独立系M&A仲介、相次ぐ大型案件 DHC3000億円買収も」

これ以外にも公表されていない大型案件も多数存在しており、皆さんが知るM&Aも「え!?あそこのM&A仲介が手掛けたの?!」なんていう案件もあると思います。

M&A仲介がプレゼンスを高めており、昔までは証券会社や銀行が担当していた領域にも進出していることが伺えるので、マーケットとして拡大していくでしょう。

また、案件の難易度が高い(単なる株式譲渡ではなく、上場会社のTOB案件や株式交換の案件など)へM&A仲介会社が進出しているとも聞いています。

業界のリスクは?

今までのところで業界としては成長していく、という事は理解できたと思います。

一方で、業界のリスクはどんな事があるのでしょうか?筆者が考えるリスクとしては以下の通りです。

  1. 会社(プレイヤー)の二極化が進む
  2. 法規制が入る

それぞれについて以下から詳しく解説をしていきます。

会社(プレイヤー)の二極化が進む

今のM&A業界は、超成長産業から少し落ち着いてきており、業界の中での構図やポジションが浮き出てきている状況にあります。

現に、M&A仲介会社の中でも成長している会社とそうではない会社とで、差が生まれ始めてきています。

その中でも2018年創業のM&A総合研究所は特に突出した成長企業ですね。

今後は、この差はどんどんと広がるでしょう。転職する際には、今後も成長していくM&A仲介会社に転職したほうがよさそうです。

弊社では、成長が著しい会社や今後成長が見込めるM&A仲介会社や、業界のポジションなど幅広くお話ができますので、是非お問い合わせください。

法規制が入る

現在は、M&A仲介事業は誰しもができる事業となっています。

事業承継の促進のためには非常にいいことである一方で、問題点もあります。

それは、知識が乏しかったり、自社の利益だけしか考えていなかったりするような会社も増えていて、M&A中やM&A後に問題が起きたりしているのです。

そこで、人材紹介事業や不動産事業のように許認可事業になる可能性もあると考えています。知識や経験がしっかりとしている会社しかM&Aの仲介が出来なくなるなんていう事もあるかもしれません。

弊社がご紹介しているM&A仲介会社は全て、仮に許認可制に移行したとしても、問題なく事業を継続できるような会社しかありませんので、ご安心ください。

また、法規制によって、手数料の制限がかかる可能性もあるでしょう。そうなったら、大きく業界は変わってくると思います。

M&Aの仲介はハードな仕事でやりがいのある仕事であると同時に、その分の報酬対価を得られるような仕事です。

手数料制限がかかり、稼げる業界でなくなったときに、どうなるか?というのがこの業界が抱える潜在的な問題でしょう。

まとめ

M&A業界の今後としては、まだまだ成長していくのではないでしょうか。

それは事業承継のニーズがまだまだあることや、事業承継の年齢が早まってきたという事などが挙げられます。

しかし一方で、業界のリスクもあります。

業界の今後を見ていくときには、良い面も悪い面(リスク)も両面をみて、判断することをおすすめしています。

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