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企業研究記事

【実録!】ペアキャピタル田中哲社長に聞く!急成長のM&A仲介会社の裏側!(後編)

本記事はこんな方におすすめ

・ペアキャピタルに興味のある方
・ペアキャピタルへ転職を考えてる方
・M&A業界未経験の方

そんな方のために、本記事では以下のことを解説します。

この記事を読むと分かること
  • ペアキャピタルの会社概要
  • ペアキャピタルの組織づくり
  • 未経験でも挑戦できる環境
代表梶川の写真

以下の実績を持つ筆者が徹底解説します

\筆者の実績/

・M&A仲介会社特化型の転職エージェントの社長
・大手M&A仲介会社、ベンチャーM&A仲介会社で勤務経験あり
・300名以上の転職サポート経験でM&A業界への転職成功ノウハウを確立

数多くの転職エージェントが存在していますが、「実際に勤務していたからこそ可能な独自の選考対策」が可能な会社はかなり少ないです。その中でも、弊社は大手とベンチャーの両方のM&A仲介会社で勤務したことがあるため、業界では稀有な存在として認知していただいています。

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M&A仲介会社への転職ならユニークボックス

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  1. M&A業界特化型転職エージェント
  2. 大手M&A仲介会社出身のキャリアアドバイザーが多数在籍
  3. 実際に働いていたからできる綿密な面接対策で、高い内定率を実現
  4. 弊社独自の特別選考ルートを多数確保

\秘密保持の観点から記事には書けない転職情報も多数保有/

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大冨:株式会社ペアキャピタル(Pearcapital)の田中哲社長に、会社の組織づくりについて深掘りしていこうと思います。前編はこちらからご覧ください。

会社概要

会社名ペアキャピタル
代表取締役田中 哲
設立2020年
従業員数27名
住所本社
〒150-6031 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー31階

名古屋営業所
〒461-0004 愛知県名古屋市東区葵3-24-2 第5オーシャンビル8階
ホームページhttps://p-capital.co.jp/
連絡先03-6456-3481
通称ペアキャピ
事業内容M&Aアドバイザリー
事業承継コンサルティング
業務提携コンサルティング
企業再生支援
資本政策・経営計画コンサルティング
資産運用コンサルティング

M&A仲介業界の課題

人が辞めない組織作り

田中社長:同業他社の方々からは、入社したばかりで経験もないと上席や先輩と同行してもらってその分すごい搾取される、という会社の話をたくさん聞きます。若い人たちがどんどん搾取される側になって、せっかく入ってきたのにまた辞めたりとか、業界的に課題だと思っていますね。

インセンティブが高い理由

田中社長:逆にある程度社員自身に金銭的な余裕ができれば、もっと後輩部下の面倒を見る時間に快く割けるので、そういったカルチャーを作りたいなと。

大冨:それができるって本当すごいと思います。かつ上場してるじゃないですか。完全オーナー企業で株100%持っていて。

田中社長:このモデルの上場してるM&A仲介会社さんより、実質営業利益は我々の方が高いと思います

大冨:いらない部分を完全にそぎ落としているんですね。人が辞めないという話もありましたが、この業界はよく人が辞めるじゃないですか。そこも営業利益率に表れてるかもしれないですね。強い組織ですね。

田中社長:まだまだ発展途上ですが、そういう組織を目指しています。

M&Aの印象を変えていきたい

田中社長:私もこの業界やってきた中で、やっと一人前になれたのは3年ほど経った頃なんです。一方で業界の大手さんを拝見させていただくと、平均勤続年数が2~3年。127万社の後継者不在の中小企業さんや困っている経営者の方がいらっしゃるにも関わらず、平均勤続年数がそれくらいだと、ちょっと失礼な言い方ですが世の中のM&Aプレーヤーの約半分以上は素人も同然です。私は地方出身なので、地元に帰って同級生の親父さんへ「跡継ぎならM&Aも一つの選択肢」と言っても、やっぱりM&Aのイメージってまだまだ悪いです。そうなってしまうとせっかく我々の仕事が素晴らしくても、何となくM&Aはよくわからない、怖い、人のふんどしで商売してるという印象を持たれてしまう。我々の仕事って外科医の手術のような感じで、余命数ヶ月の会社様は早く手術をして会社を救わなきゃならない。年収が高いという理由で世の中に卑下されてしまうことに、とても違和感があります。一方で本当の人間の命を救うお医者さんが年収5000万稼いでると言っても、誰も卑下しません。私も前職時代で夜遅くまで働いたり、場合によっては家族との時間を犠牲にして土日も働いていましたが、そういう僕らの仕事内容自体も、もっと世の中に広げていきたいんですよ

大冨:本当にそうなんですよね。この仕事が素晴らしいのは年収も一つ側面としてありますが、お客さんが本当に感謝してくれるじゃないですか。この仕事がお客さんに与えてる価値は相当高いもの、だからこれだけお金をいただける。でもおっしゃる通り、適当な仕事をしてお金だけ稼げればいいですという人がいるのも確かにあって、業界として悪いところへ目が行ってしまうのはあると思います。そういう印象は変えていきたいですよね。

他の会社がやっていないこと

田中社長:変えるためには、同業他社がやっていないような会社を作らなければならないと思いました。自分がされて嫌だったことは他社にしてはならない。これまでの経験を反面教師にして創業したのがペアキャピタルです。ですから、決して売上高1位や時価総額1位を目指してるわけではなく、私はこの会社がどのM&A会社よりも働きやすい、最終的な終のすみかにできるような会社にしたいと思っています。

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M&A仲介業界の働き方改革

ノルマや予算の設定は一切無し

田中社長「長く働いてもらうためにはどうしたらいいか」というのは日々考えています。業務内容が大変で社内の空気が悪ければ、社員は辞めてしまう。そんな中、我々のようなまだ設立も間もない会社でも、優秀なアドバイザーがチャレンジしに来てくださいます。そういった方々にはノルマや予算をこちらが設定しなくても勝手にやってくれると思っているんですよね。ですから弊社は営業会社ではありますが、予算やノルマは一切設定していません

大冨:M&A仲介会社で予算がないのは御社だけですよね。確かに売り上げの30~50%もらえるとなれば皆やりますよね。

田中社長:私もこの業界も10年近くいますが、人間ときには休憩もしたいじゃないですか。毎年年間売り上げが何億円という予算だと疲れちゃいます。それにコロナ明けで債務を抱えて苦しい会社様たくさんいらっしゃると思いますが、そういう会社様の案件は儲かりにくいですよね。

大冨:業務が大変な割に売れない、買い手がつかないなどありますね。

田中社長:先日も、請求書を同封したレターパック代の方が高いというディール(取引)もやらせていただきました。自分の給料を稼がなきゃならない、かつチームの予算も達成しなきゃならないとなると、困ってる会社様には質の悪いコンサルタントしかつきません。我々は質はしっかりと、そして低価格でしかお手伝いできないような会社様にもしっかりとしたサービスを提供することができるアドバイザーでありたい。そのために、予算を高く設定しません

会社を救いたい

田中社長:社員にはある程度まとまったお金を稼いで余裕ができたら、本当に困ってる会社様のお手伝いもやってほしい。こういうビジネスモデルで今年も過去最高売り上げ利益が出せるはずですので、今後も大手さんがやられない会社様の案件も携わらせていただきたいと思っています。

大冨:予算が6000万や1億、1億2000万と張られる、これが業界ごく普通の値です。その中で200万円の案件だと誤差のような、やる必要のない案件になってしまう。しかも業務内容は大型案件よりも大変で、資料や契約書が揃わないなんてこともあります。そういう案件をやっていけることには意義がありますね

田中社長だからこそインセンティブ率を高く設定していますね。コンサルタントにも家庭や入用がありますから。

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新たな働き方へのアプローチ

田中社長:僕はM&A業界の働き方改革を起こしたいなと思ってます。馬車馬のように朝早くから出張して深夜に帰ってきて、場合によっては土日も働く、こういう環境で自分自身がずっとやってきたので。

大冨:そういう激務の状態が楽しく感じるんですよね。

田中社長:今も同じように激務をやってますが、38歳になった今はちょっと休憩したいなと思っています。子どものことや親の介護のことを考えたら、この業界の良しとされてる働き方はずっとできません。それこそ高いインセンティブであれば、例えばスタートして3ヶ月~半年間で1000万2000万を稼いで、給料得たらあと半年間は海外で過ごしたりとかが可能ですよね。副業もうちの会社はOKです。会社独特の雰囲気や目的など、働いてみないとわからないことっていっぱいあると思います。そういったことも含めて、ある程度の裁量権と高い報酬を設定して、逆にノルマや予算を設定しないことによって、長く働ける環境が作れると思いました。

大冨:この業界なかなか休めないですし、息が抜けない。例えば今年1億円以上の売上があったとしても来年はまたゼロから始めなきゃならないし、1億円以上売上を出さないと仕事してないみたいな感じになりますよね。

田中社長:皆さん変わりますよね。売上の良し悪しで社内の態度も変わってくる。でも人の価値はそこで決まるものじゃないんですよ。

未経験で活躍したいならペアキャピタル

大冨:最後に御社と御社以外で内定をもらっていてどちらに入社しようか迷っている、そういう方を想定してメッセージをいただいてもよろしいでしょうか。

田中社長:他社さんと比べることをあまり言いたくはありませんが、もし私が候補者さんの立場であれば、同じ仕事やって年収が三、四倍変わるのであれば、弊社を選ぶでしょうね。

大冨:間違いないですね。大手だと10~20%というのが平均的なインセンティブ料率なので、だいたい倍稼げる。

田中社長:かつ、私みたいな年長者を配分なしでどんどん活用できます。役員使いたい放題でスケジュール全部公開しております。

上司の力が必要

大冨未経験で入社をして活躍するためには、上司の力が絶対必要なんです。1人なんかじゃできないですよ。電話営業も最初の本当に2%ぐらいのしか閉めてなくて、やっぱりエグゼキューションできないと案件が決まらないじゃないですか。絶対上司の力が必要ですよね。上司も上司で他社さんでは数字を張られているので、配分は折半や上司7割自分は3割なこともあります。しかしなんと、ペアキャピタルさんなら上司を配分無しで使いたい放題です。

田中社長:これも自分自身の失敗の経験からくることです。配分を気にして先輩を頼らず失敗したことがたくさんありました。社内でも役員配分があった方がいいんじゃないかとか、同業他社から批判されたりもありました。でもそういうことを僕はやりたいんです。なぜかというと誰もやらないから。最短上場を目指したのも、こういう高いインセンティブ料率やノルマのない良い社風でやってるっていうのも、誰もやらないことをやらなければ、わざわざこの会社を立ち上げた意味はないと思っています。これからも、他の誰もやらないような、自分にしかできない良い会社を作っていきたいなと思ってます。

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