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企業研究記事

【実録!】ペアキャピタル田中哲社長に聞く!急成長のM&A仲介会社の裏側!(前編)

本記事はこんな方におすすめ

・ペアキャピタルに興味のある方
・ペアキャピタルへ転職を考えている方
・M&A業界未経験の方

そんな方のために、本記事では以下のことを解説します。

この記事を読むと分かること
  • ペアキャピタルの会社概要
  • ペアキャピタルの働き方
  • 未経験でも働ける環境
代表梶川の写真

以下の実績を持つ筆者が徹底解説します

\筆者の実績/

・M&A仲介会社特化型の転職エージェントの社長
・大手M&A仲介会社、ベンチャーM&A仲介会社で勤務経験あり
・300名以上の転職サポート経験でM&A業界への転職成功ノウハウを確立

数多くの転職エージェントが存在していますが、「実際に勤務していたからこそ可能な独自の選考対策」が可能な会社はかなり少ないです。その中でも、弊社は大手とベンチャーの両方のM&A仲介会社で勤務したことがあるため、業界では稀有な存在として認知していただいています。

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下記の強みが、あなたの転職を成功に導きます!

  1. M&A業界特化型転職エージェント
  2. 大手M&A仲介会社出身のキャリアアドバイザーが多数在籍
  3. 実際に働いていたからできる綿密な面接対策で、高い内定率を実現
  4. 弊社独自の特別選考ルートを多数確保

\秘密保持の観点から記事には書けない転職情報も多数保有/

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会社紹介

会社概要

株式会社ペアキャピタル(PearCapital)は、日本M&Aセンターとfundbookの2社を経験した田中哲氏が、2020年10月に経営者となり設立されたM&A仲介会社。本社を東京都渋谷区恵比寿の恵比寿ガーデンプレイスタワーに構え、従業員約80名で経営。業界最速で株式公開(IPO)を果たし、現在東京プロマーケットに上場。2021年、2022年、2023年と連続して高い売上高を更新している。本社の他に、名古屋営業所、大阪営業所、福岡営業所、海外拠点に台湾駐在員事務所がある。

国内史上最短上場できたワケ

大冨:本日はよろしくお願いします。早速ですが、御社がここまで早く上場できた理由を教えてください。

チャレンジ

田中社長:当社は創業期から、これまでどこの会社もやってないようなことをチャレンジしてみようと考えていました。その一つが最短上場です。

大冨:1年11ヶ月って本当にすごいですね。普通上場するのに2年はかかりますから。

田中社長:我々はいま東京プロマーケットという機関投資家向けの市場にいます。一般市場(グロース以上)は普通決算期が2期分必要で、今の東証上場市場には12ヶ月決算を2期分用意しようという方針があります。しかし東京プロマーケットの基準は決算書1期分というのを見て、これならば!と。ただ、かなり叩かれました。東証の東部プロマーケットに上場するためには、主幹事証券・Jアドバイザーっていうものをやっていただかなければならない。「面白いですね」と唯一言っていただいたJアドバイザーさんに担当していただいたんですが、業績や上場条件など大変なことも多かったです。「今に見てろ世の中!」という思いで1年11ヶ月走り続けまして、無事東証で鐘を鳴らすことができました。

会社の成長を支える社員教育

3期で10億円を超える売上高

10億6700万円

田中社長:売上高は(取材時最新)2023年の9月の3期目時点で、10億6700万円でした。ちなみに上場してる会社のIRを見ていくと、設立3期目で売上高10億円突破かつ上場しているM&A仲介業は、弊社が史上2社目です

大冨:2社目!すごいですね。それだけ急成長されてるっていうことですね。

優秀な社員の育成のために

ほぼ全員が未経験者

田中社長:弊社は役員4人を除いてほぼ全員がM&A業界未経験者の方で構成されてます。

大富:未経験!?驚きました。M&Aの仕事は大体1年半から3年目ぐらいまでで一人前というのが一般的だと思うんですが、それだけの方々を育成するのは役員陣だけは絶対無理がありますよね。ある程度組織ばった形で従業員の教育をやられてるんですか?

田中社長:そうですね。我々は業種特化型のチームを作っています。M&A経験や業種の知見、どちらもない状態だとなかなかお客様にマンデート(M&A取引を代理で実行すための正式な権限)をいただきづらいですよね。それならせめて業界の知見だけはお客様以上に詳しくなろうという目標で、業界特化型のチームをいくつか設けてやってます。

業界特化型の強み

田中社長:今一番売上高の比率が高いのは、IT業界。特にSESですね。

大冨:IT業界でSESと受託開発は2大売れる会社ですよね。ものすごくニーズがある。競合がある中で選ばれる理由は、やはり業界に強いってことなんでしょうか。

共通言語で会話する

田中社長:強みの一つは、業界の共通言語で会話ができること。例えば、今はAIのエンジニアさんが非常に重宝されていますが、プログラミング言語何を使うの、Pythonですということさえも知らないM&Aアドバイザーが、需要あるぞと言っても相手にされません。ITを買いたいオーナー様がたくさんいる中で、このエンジニアチームはどういう相手とシナジーがあるか。我々は初回面談である程度候補企業を提案できるんですよね。そういう業界ならではの情報を提示することで、企業さんに安心感も訴求できます

大冨:そこでちゃんと業界の信頼を得ていくっていうことが大事になるんですね。

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ノウハウの共有

田中社長:まず経常的に各業界業種の案件に携わることで、ブラッシュアップされていきます。そこがお客様にフィットして、ペアキャピタルの案件のIM企業概要書はすごく見やすいねと褒めていただくことが多いです。

大冨:そうなんですね。営業マンがノウハウを抱え込んだり会社に還元しないことってよくあることだと思うです。だからそれをM&Aの組織として浸透させていくことってすごく難しいですよね。

未経験者がいい

田中社長だからこそ未経験者採用が良いんですよ。効率的な仕事になっていく中、一子相伝の秘伝の技術を持っているみたいな職人の方がこの業界も多い。ただ業界の課題であったり、経営者の高齢化に伴う事業承継や後継者不在で廃業するしかない企業さんなど、中小企業のマーケットのことを考えると言い方は極端ですが「誰でも汎用的にできるM&A仲介事業会社を作らないと!」と思いました。ノウハウを全員に浸透させることで、従業員が働きやすい環境を作りたいなという風に思っています。

大冨:本当に理想的な働き方のできる会社ですね。だから3年で10億円の売上高を達成できた。成長の秘訣ですね。

田中社長:誰にでもM&Aができる、そして楽しく長く働ける。今後もそういう働き方のできる会社の実現を目指していきます。

ペアキャピタルの年収事情

平均年収は1000万以上!

大冨:読者の皆さんが気になるところだと思います。御社の従業員の平均年収はどれくらいになりますか。

田中社長:大体1100万円ぐらいです。勤続1年以上だと1500万ぐらいでしょうか。2023年9月決算時のIRではフロントメンバー(アドバイザーコンサルタント)だけではなくミドルバック(事務メンバー)も含めて、約1100万円が弊社の平均年収です

大冨:未経験の方が多い中で、これだけの年収維持はなかなか無いですよね。

田中社長:昨年の9月決算だと、平均年齢が29歳。これは私の目指しているところでもあります。平均年齢20代で年収1000万円超えてる会社は、ペアキャピタルだけです。

若くて稼げる

大冨:全会社でですか!若くてちゃんと稼げてるのは御社だけってことですね。

田中社長:うちはそんな組織・仕組み作りができてるのかなというふうに思いますね。大体の社員が入社後1年以内には1件、初成約してます。その中でも入社3ヶ月以内に初成約したのが、50数名のアドバイザーの中で3名います。この成果は実施件数も含めて、彼らの気合と根性の賜物じゃないですかね。

大冨:それに業界特化してるってのもありますよね。未経験で入ると最初何もわからない。どの業界を攻めるのか、何をしたらいいか、どう電話営業かけるのか。でも御社はまずその問題がないということですよね。その中でも社員の声として「他の業界やってみたい」というのはありますか?

田中社長:もちろんあります。人が増えていくと、その方の前職の経歴を加味しながら、徐々に業種の幅を広げていってますね。前職で在籍していた業界が、一番自分なりの言葉で語れるじゃないですか。そういう方にその業種のM&A業界のプロフェッショナルになってほしいなと思っています。

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インセンティブは驚異の50%!?

大冨:御社のインセンティブ料率は30~50%と聞きました。これは流石に信じがたかったんですが、実際のところどうでしょうか。

田中社長:本当です。それこそ50%の社員はこの業界未経験で入社2年目ですが、年収約1億円。僕よりも何倍も稼いでいる社員がいます。

大冨:すごいですね。どうやったらインセンティブが50%に到達するんですか。

田中社長たくさん成約するというのがまず一つですね。現行のルールだと、年間の売上高が1億円以上あったメンバーは、翌期からインセンティブが40%、その40%に上がったメンバーが1億5000万の年間売り上げ達成すると、その翌期から50%。以降下がらないです

大冨:下がらない!?すごいですね。例えば売り上げが1000万だとすると、500万インセンティブが入るということですよね。赤字にならないですか?

田中社長:当然、赤字にならないように最低いくらやらなきゃならないというのは決まっています。

ペアキャピタルのメリット

大冨:なかなか無いですよこんな会社。会社の看板使わせてもらって、上場のブランドがあって、かつ未経験で入ってくるわけですから。そのうえ役員の方や上司の方に教えていただいて、こんなピカピカの本社オフィスで働かせていただいて、50%もインセンティブがもらえる。

田中社長:しかも私が初回訪問から同行してしてアドバイザリー契約も受託して、成約まで導かせていただいても、我々一切配分をいただいておりません。

大冨業界平均的には多分1億円稼ぐためには8億~10億円ぐらいの売り上げがないとできないと思うんですが。売上2億円で1億円のインセンティブですもんね。

田中社長:おっしゃる通りです。しかも業界2年目で営業経験もなし。前職はテレビ局の経理部です。

大冨:テレビ局の経理部の人が転職して2年目で年収1億円になっちゃうんですか。夢しかないですね。それは本当にびっくりして言葉にならないです。

(後編へ続く)

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