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企業研究記事

【2025年2月更新】KPMG FASの年収は?なぜ高いのかの理由と転職対策のポイントを解説

以下の実績を持つ者が監修しております
大冨 翔太郎

ユニークボックス CMO
大冨 翔太郎(おおとみ しょうたろう)
新卒で大手M&A仲介会社である株式会社ストライクに入社。入社後は30件以上のM&A案件を手掛け、同社において成績上位者として表彰を受けるとともに、最年少での昇進を果たすなど数々の実績を残す。2023年5月に独立し、代表である梶川とともに合同会社ユニークボックスを設立。若手の未経験者から経営層に至るまで、多様な層の転職支援を手掛け、豊富な実績を築いている。

世界4大会計事務所Big4の一角であるKPMGは、会計監査、税務、アドバイザリーサービスを提供している多国籍企業です。

その中でも今回は、主にM&Aアドバイザリーサービスの展開などを行っているメンバーファームの一つ、『KPMG FAS』についてご紹介いたします。

FAS業界への就職・転職を希望している方は必見です。

本記事のポイント

Q

FASとは?

A

FASとは、企業の財務に関する専門的なアドバイスやサポートなど支援を行うサービス、もしくはそれを行うチームや企業のことを指します。

Q

KPMG FASの平均年収は?

A

KPMG FASの公開情報では平均年収の記載はありませんでした。口コミサイトのopenworkによると、同社の平均年収は1239万円でした。
マイナビエージェントによると、監査法人の平均年収は702万円なので、KPMG FASの平均年収は業種平均の1.5倍以上であることがわかります。

KPMG FASの企業情報

KPMG FASは世界4大監査法人Big4の中のKPMGに所属しているメンバーファームです。主に企業のM&AやPMI、企業の事業再生などをさまざまなサービスを通して行っています。

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KPMG FASの企業概要

会社名株式会社 KPMG FAS
代表取締役知野 雅彦
岡田 光
澄川 徹
拠点東京事務所
大阪事務所
名古屋事務所
福岡事務所

引用:KPMG FAS 会社概要(2025年1月1日時点)

KPMG FASの事業概要

KPMG FASは

  • 企業戦略の策定
  • トランザクション(M&A、事業再編、企業再生等)
  • ポストディール

など、企業価値向上のため総合的にサポートを行っています。それに加え、

  • 不正/不祥事の調査
  • 対策支援アドバイス
  • 情報漏洩調査

も行っています。KPMGの海外ネットワークとの連携の下、顧客企業の課題を解決しています。

詳しい事業内容は以下の通りです。

マネジメント業務
  • 経営資源の配分
  • 経営統合/事業分割/事業整理(M&A)
  • 重要経営指標(KPI)の設定と測定
  • イノベーション/改善
  • 組織構造改変
  • 意思決定スピード
ガバナンスとリスク業務
  • 企業内不正/不祥事の調査
  • ガバナンス/コンプライアンス体制の調査
  • 国内外の監督官庁対応/法令遵守
  • サイバーセキュリティと情報ガバナンス
  • 係争対応
  • ステークホルダー対策

KPMG FASの特徴

KPMG FASでは顧客固有の様々な経営課題に対し、各分野に強みを持つプロフェッショナルな人材を最適に組み合わせ、ワンチームで対応しています。

各部門は以下のように分かれています。

  • 経営戦略
  • M&A/PMI
  • 事業再生&事業変革
  • フォレンジック

KPMG FASは各業界・分野に分かれた高い専門性を持ったプロフェッショナルな人材を集めてワンチームを作り、企業へソリューションを提供しています。

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経営戦略

KPMG FASのストラテジーグループは「戦略」と「財務」の視点からワンストップで経営課題の解決を支援しています。またこのストラテジーグループで策定した方向性に基づき、同社の財務・税務・IT・人事等のプロフェッショナルが協力して、一気通貫でサービス提供を行っています。

M&A/PMI

引用:KPMG FASの事業分野

多くの企業が生き残りのためにM&Aや組織再編に積極的に取り組んでいます。KPMG FASは特にM&Aを最も得意とする領域で、M&Aの戦略から経営統合までワンストップで企業をサポートします。

専門性の高い知識と経験を有するプロフェッショナルな人材が、企業のM&Aを成功に導くためのアドバイザリーサービスを提供しています。

M&Aアドバイザリーにおけるマーケットプレゼンス

引用:KPMG FASの特徴

またM&Aアドバイザリー部門では世界で2位、国内で4位の案件数を実現しており、世界では年間661件、国内では91件の案件を成立させています。国内外問わずM&A市場において確固たる地位を確立しています。

事業再生&事業変革

引用:KPMG FAS|事業再生&事業変革

昨今の社会状況に応じて、企業の事業環境が劇的に変化し、企業・事業のライフサイクルも短期化が進んでいます。またコンプライアンス違反が起因となって突発的に企業価値が暴落するような事態も散見されます。

KPMGではそのようなクライアントの経営状況に応じて、財務・戦略・経営・M&A等に精通する専門家チームを作成し、一気通貫での事業再生・変革サービスを提供しています。

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フォレンジック

KPMG FASが提供するサービス

引用:KPMG FAS|フォレンジック関連サービス

KPMG FASのフォレンジック部門は不正の予防・早期発見・対処の専門チームです。最新の調査手法・ITテクノロジーを活用し、不正・不祥事に関するアドバイザリーをワンストップ対応しています。

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FASとは

そもそもFASとは、企業の財務に関する専門的なアドバイスやサポートなど支援を行うサービス、もしくはそれを行うチームや企業のことを指します。

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主な業務内容

FASの主な業務は大きく以下の4つに分類されます。

  • 経営戦略
  • M&Aアドバイザリー
  • 事業再生/事業変革(リストラクチャリング)
  • 不正/不祥事(フォレンジック)

ここで注意しておきたいのは、FASは証券会社ではないため、M&Aに付随した資金調達を行うことはできません。あくまでアドバイザリー業務に注力するというのが、投資銀行との大きな違いです。

またKPMG FASをはじめとして、FAS企業にはグループ会社に税理士法人や監査法人があります。各所と連携しながらアドバイザリー業務を提供できるという点が投資銀行との違いでもあります。

M&A仲介企業と異なり、M&A以外のサービス展開もしており、事業再生や事業変革のトータルサポートを行っているのが大きな特徴です。

>関連記事:FASとは?

Big4 FASと呼ばれる企業について

FAS業界の中でも特に中心的役割を果たしているのが、Big4 FASと呼ばれる世界4大監査法人です。

Big4 FAS
  • デロイト トーマツ 
  • PwC
  • KPMG
  • EY

上記の系列に所属しているFASは「Big4系FAS」と呼ばれています。

これらの企業は基本的に巨大な案件に特化しています。クライアントが大手上場企業・大手外資系企業・大手金融・PEファンドなどがあります。また世界各国にメンバーファームが存在しているため、国境をまたぐクロスボーダー案件が多いのも特徴です。

1つの案件が数億円、中には数十億円と大規模な手数料が発生します。個人で案件を行うことはなく、専門家で結成されたチームで企業のM&Aや事業再生などのサポートを行います。

Big4系FASの他にも、「独立系」「税理士事務所系」のFASがあります。

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KPMG FASの平均年収は1239万円

KPMG FASの公開情報では平均年収の記載はありませんでした。口コミサイトのopenworkによると、同社の平均年収は1239万円でした。

マイナビエージェント※によると、監査法人の平均年収は702万円でした。KPMG FASの平均年収は、業種平均の1.5倍以上であることがわかります。

※参照:マイナビエージェント|業種別年収ランキング

年齢別平均年収

年齢平均年収
30歳1064万円(706万円~1602万円)
35歳1240万円(823万円~1868万円)

引用:openwork

年齢が上がるにつれ、給与がより稼ぎやすくなっている特徴がみられます。

役職別給与テーブル年収

役職平均年収
コンサルタント1194万円(700万円~3000万円)
プロフェッショナル1327万円(850万円~2060万円)
アソシエイト1314万円(1020万円~1500万円)

引用:openwork

役職やポジションごとの給与テーブルは決まっています。基本給で年収に差が開くことはほとんどなく、大きな要因は年一回の賞与です。

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年収モデル

KPMG FASの基本年収モデルは「基本給+残業代+年一回のボーナス」です。新卒・中途関係なくこの給与形態を採用しています。一部のポジションに関しては残業代の支給がありません。

管理職以下(アソシエイト、シニアアソシエイト職)のボーナス額は、年度末にマネージャー以上の管理職で行われる評価会議によって決まります。評価が高ければボーナスで高収入を得られる仕組みです。この評価では勤務時間の影響を受けず、携わったプロジェクトの規模や難易度、貢献度で総合的に決められるため、年齢や経験に関わらず個人の成績で高額のボーナスを狙うことも可能です。

Big4内における年収ランキングの位置づけ

Big4系FASの各社の平均年収をランキング形式にまとめました。

企業名平均年収
1位|KPMG FAS1239万円
2位|PwCアドバイザリー1067万円
3位|デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー990万円
4位|EYストラテジー・アンドコンサルティング905万円

参考:openwork|KPMG FASopenwork|PwCアドバイザリーopenwork|デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーopenwork|EYストラテジー・アンドコンサルティング(いずれも2025年2月時点)

KPMG FASが1239万円とBig4系FASの中で最も平均年収が高く、2位のPwCアドバイザーと比べて100万円以上の差がありました。

KPMG FASはBig4系FASの中でもM&Aの成約案件数が一番多い(世界では年間661件、国内では91件の案件を成立)ため、その分クライアント企業からの報酬が多く得られています。またクロスボーダー案件が多いため案件規模も他社と比較して大きく、報酬規模も大きいため、従業員に支払われる給与が高くなっています。

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KPMG FASの平均年収が高い理由

KPMG FASは高いスキルと成果が求められ、それに見合った高収入が得られる環境といえます。具体的には以下の4つの要素があげられます。

  • 専門性の高さ:M&Aや企業再生の専門知識と経験が必要
  • 成果主義の評価制度:コンサルタントの実力次第で昇給・昇進やボーナスが期待できる
  • 業務負荷の高さ:長時間労働、休日出勤、海外出張などハードな業務が伴う
  • グローバルな給与水準:外資系企業の報酬体系を採用

特にKPMG FASでは、国内外問わずM&Aや企業再生などの高単価のプロジェクトを扱うため、クライアント企業からのフィー(報酬)も高額です。加えて市場価値の高い、専門家へ高い報酬を払う必要があるため、社員への給与が他の業界よりも高額になっています。

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KPMG FASの転職難易度は高い?

KPMG FASの就職・転職難易度は高いと言えます。まず新卒の採用情報を確認すると、全体の採用で20~25名と、各部門ごとでは5名を切ってもおかしくありません。

また経験者採用では、各方面の非常に高度な専門性とスキルが求められています。未経験者採用がないため、転職難易度は他のM&A業界の企業より高いと言えます。

人員の急拡大を図らずじっくり組織拡大を目指しているため、より入社難易度は困難な部類に入るでしょう。

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KPMG FASの労働環境について

福利厚生や社内制度

KPMG FASでは、以下の福利厚生や社内制度が完備されています。

  • 健康保険
  • 厚生年金
  • 雇用保険
  • 労災保険
  • 公認会計士企業年金基金
  • 健康保険組合カフェテリアプラン
  • マッサージルーム
  • 育児・介護短時間勤務

各種社会保険が完備されているほか、育児・介護にあたっての時短勤務も可能です。

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休日、休暇について

主に以下の休日・休暇があります。

  • 土曜日・日曜日・国民の祝日
  • 創立記念日
  • 年末年始
  • 出産・育児休暇
  • 介護休暇
  • 慶弔休暇
  • 年次有給休暇
  • 特定有給休暇

社員インタビューでは、産休・育休を取得した女性社員の記事※がありました。1年間の育休を取得ののち、復職もスムーズに行えます。仕事の質量とともに育休以前と変わらないボリュームで復職ができ、子どもの不調に合わせて早退することも会社全体の雰囲気として当たり前のこととして受け止めてくれる環境です。

KPMG FASはライフステージに応じて社員を支えている印象が強く、ライフワークバランスを意識しながら働くことが可能です。

KPMG FAS|社員インタビュー

残業時間

KPMG FASでは平均残業時間の表記はありませんでした。口コミサイトエンゲージによると、KPMG FASの平均残業時間は月74時間でした。月20日出勤と考えると1日平均あたり3.7時間の残業時間です。(出典:エンゲージ|KPMG FAS

厚生労働省の調査によると、国内企業の平均残業時間は月42時間でした。国内平均よりも1.5倍以上の残業時間のため、KPMG FASの残業時間はかなり多い印象です。(出典:厚生労働省|我が国における時間外労働の現状

ただしフレックスタイム制の導入や、コロナ禍以降のリモートワーク推進もあり、残業時間は多いものの柔軟に働くことができます。

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KPMG FASの採用情報

中途向けの採用情報

中途向け採用には、2025年2月時点で以下の8つの職種が掲載されていました。いずれの職種も経験者採用のため、注意しましょう。

各部門の詳しい業務内容は以下の表をご覧ください。

部門業務内容求めるスキル募集ポジション
Corporate Finance部門〇日本国内外の企業間M&Aに関するアドバイザリー業務
〇M&A案件における企業・事業価値評価業務
〇M&A案件におけるストラクチャリング業務
〇企業分析能力、財務分析スキル
〇高度なコミュニケーション力
〇マネージャー候補
〇シニアアソシエイト
〇アソシエイト
Transaction Services部門〇M&Aに関する財務デューディリジェンス〇財務分析力
〇詳細なデューディリジェンス経験
〇シニアアソシエイト
〇アソシエイト
Turnaround & Restructuring部門〇事業再生アドバイザリー(戦略オプションの検討・実行支援)
〇事業変革アドバイザリー(M&A、再生、再編)
〇ホスピタリティ関連プロジェクトに関するアドバイザリー
〇事業再生・変革に関する実務経験
〇業界知識(特にホスピタリティ関連)
〇シニアマネージャー
〇マネージャーシニアアソシエイト
〇アソシエイト
〇ジュニアアソシエイト
Forensic部門〇不正調査、リスク管理体制の高度化支援
〇サイバーセキュリティやITデューディリジェンス
〇ソフトウェアライセンス監査支援
〇法務・ITの知識、特にサイバーセキュリティや不正調査
〇データ分析スキル
〇マネージャー(候補)
〇シニアアソシエイト
〇アソシエイト
Strategy & Integration部門〇事業戦略立案、新市場/製品参入戦略
〇事業計画策定・ビジネスデューデリジェンス
〇M&A後の企業・事業統合(PMI)
〇戦略策定、事業分析経験
〇PMIや事業統合の実務経験
〇シニアアソシエイト
〇アソシエイト
Financial Services Group部門〇財務デューデリジェンス、PMI
〇金融セクターにおけるM&Aアドバイザリー業務
〇金融業界の知識、財務分析能力〇アソシエイト~マネージャー
Client Value Analytics部門〇データサイエンスを活用したM&A、事業戦略、再生等のプロジェクト
〇新たなデータアナリティクスソリューションの開発・デリバリー
〇高度なデータ分析力
〇M&Aや事業戦略に関する知識
〇ジュニアアソシエイト~シニアアソシエイト
Digital-Science & Technology部門〇プロダクト開発支援(データサイエンティスト、AIエンジニア)
〇機械学習、AI技術を用いた業務変革
〇ソフトウェア開発(フロントエンド、バックエンドエンジニア)
〇AI、機械学習、統計学の知識
〇ソフトウェア開発経験
〇アソシエイト~マネージャー

参照:KPMG FAS|経験者採用

いずれの募集内容も高度な専門性を必要としています。業界未経験ではなく、よりスキルアップ・キャリアアップを目指した転職を希望している方におすすめの内容です。

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新卒向けの採用情報

新卒向けの採用は

  • M&A・戦略コンサルタント(国内大卒)
  • M&A・戦略コンサルタント(国内大卒/会計士)
  • M&A・戦略コンサルタント(海外大卒)
  • データサイエンティスト職(M&Aデジタル部門)
  • データ分析コンサルタント職(フォレンジック部門)

があります。2025年2月時点で掲載中の採用情報は2026年度4月入社または10月入社のもので、現在募集を終了しています

例として以下の採用情報を記載します。

▶M&A・戦略コンサルタント(国内大卒)

募集職種M&A・戦略コンサルタント(国内大卒)
応募資格〇2026年3月~2026年9月に国内または海外の大学・大学院を卒業(修了)見込みの方
〇インターンを除く就業経験のない方
募集学部・学科全学部・全学科
募集人数20~25名
※M&A・戦略コンサルタント職(国内・海外・会計士採用)の総募集人数
選考方法エントリーシート、適性テスト、面接、ジョブ等
給与基本年俸 465万円~(残業代別途支給/固定残業代無)
▶年収例
〇残業20時間/月 x 12ヶ月 の場合 539万円~(業績賞与別途支給)
〇残業30時間/月 x 12ヶ月 の場合 577万円~(業績賞与別途支給)
※ 通勤手当あり
賞与業績賞与 年1回支給
勤務地東京事務所 または 希望により大阪事務所
勤務時間9:15~17:15(実働7時間)

引用:KPMG FAS|新卒採用情報

採用人数が全体を通して20~25名程度と記載があるため、非常に狭き門であることがわかります。

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KPMG FASの役職ごとの業務内容・キャリアパス

役職ごとの業務内容

KPMG FASの役職は主に以下の5つがあります。

役職業務内容
ジュニアアソシエイツ/アナリスト(Junior Associates / Analyst)上位者の指示に基づき、タスク単位での自己管理をしながら、能動的に作業を推進する
シニアアソシエイツ/アソシエイツ(Senior Associates / Associates)・プロジェクトで定められたスコープ、成果物に基づくタスクを、作業を含め、自律的に確実に遂行する
・下位メンバーを教導しながらタスクを推進し、一領域のマネジメントを担う
シニアマネージャー/マネージャー(Senior Manager / Manager)・複数または大型のエンゲージメントデリバリーの遂行をメインミッションとして、計画的かつ高品質にエンゲージメント遂行する
・プロジェクトメンバー一人一人のキャリアパスを理解し、定期的なフィードバックを通じた具体的な課題とスキル向上に向けた指導
ディレクター(Director)・担当するセクター/アカウント及びサービスラインを越えて、ファーム全体の成長や利益のために優れたバランス感覚を発揮する
・メンバーが目指すべきロールモデルとなる
パートナー/マネージングディレクター(Partner / Managing Director)組織全体のマネージメント、経営を担う

引用:KPMG FAS|キャリアステージ

各個人のキャリア形成の他に、一定の要件を満たすことで役職へとステップアップしていきます。関与した案件のうち35時間以上携わった案件について管理職から評価を受け、その評価を基に昇進が決まります。各キャリアステージにはそれぞれの組織・プロジェクト・チームのマネジメントに関する役割やミッションが定義づけられ、それに応じた行動と成果が厳しく求められます。

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KPMG FASのキャリアパス

新卒入社の場合

引用:KPMG FAS|キャリアパス

新卒で入社した方は、2か月の座学研修の後M&A全体の流れを経験するため複数のプロジェクトに参加し、1年間のOJTを通してM&Aの各フェーズについて学んでいきます。

M&Aコンサルタントとして1人前になるまでの数年間は複数プロジェクトに参加してM&A全体の知見と経験、スキルを磨きキャリアアップしていきます。

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経験者入社の場合

KPMG FASでは、能力やスキル、経験、今後挑戦したいことなど、各個人の強みや個性を活かし伸ばしていくことを重視しています。自分自身の専門性を極めるためのアプローチは、大きく分けて次の2つが考えられます。

① 特定のプロセスにフォーカスする

M&Aのある特定のフェーズにおける業務分野への専門性を極める、という方向性です。「業界・規模などを問わず様々な案件に対応できるデューデリジェンスのスペシャリスト」といったように、特定のプロセスを深掘りしていくキャリア形成になります。

② 特定のセクター(業界)にフォーカスする

特定のプロセスではなく、特定のセクター(業界、インダストリー)に特化してキャリアを磨いていく、というキャリアアップの選択肢です。例えば、「製薬業界のM&A全般に詳しい」「ITベンチャーのM&Aに強みがある」といったように、特定の業界や分野へのスペシャリストを目指すキャリア形成です。

固定化されたキャリア形成の仕組みではなく、個々人に合わせた柔軟なキャリア形成を可能とする仕組みづくりに努めています。

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FASに向いている人の特徴

KPMG FASに向いている人として、4つの特徴が挙げられます。

  • 最後までやり遂げる意志がある人
  • 知的好奇心の強い人
  • チームとの協調性がある人
  • 誠実でコツコツと仕事に取り組む姿勢がある人

最後までやり遂げる意志がある人

M&Aアドバイザリーの業務は、経営者の他にも様々なステークホルダーとの関わり合いが必須です。その中で困難な課題に直面することや、業務が難航する場面も多く出てきます。業務上の問題や課題解決に最後まで諦めずに取り組むことが、プロジェクト完遂のために必要不可欠の能力になります。

知的好奇心の強い人

M&A業務に携わるにあたり、財務や法務の知識もなくてはなりません。プロフェッショナルなチームがいるとはいえ、自己研鑽を惜しまない人が多く活躍しています。

知らないことを知ろうと貪欲に追い求め、忍耐強く努力する人が向いています。

チームとの協調性がある人

KPMG FASではさまざまな専門性を持ったプロフェッショナルをチームに集めプロジェクトを一気通貫で行う特徴があります。そのため他の部署、あるいは海外の専門家との連携も必要になってきます

単純なコミュニケーション能力や語学力だけではなく、会社やチームへ貢献しようとする協調性が重要です。

誠実でコツコツと仕事に取り組む姿勢がある人

KPMG FASでは、複雑なスキームを達成するために案件やステークホルダー、仲間に対する誠実さが求められます。M&Aの業務では数字や各書面の細部まで正確さが求められるため、最後まで気を抜かずに業務を遂行する人が活躍しやすいです。

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KPMG FASの求める人物像

KPMG FASの求める人物像として、以下の3つが挙げられます。

  • プロフェッショナルな成長と挑戦
  • 複雑な課題を解決し、クライアントに貢献できる人
  • M&A業務と企業再生の実務経験が必須

プロフェッショナルな成長と挑戦

KPMG FASでは、クライアントに最適な財務アドバイザリーを提供するため、常にスキルを磨き続ける姿勢が求められます。新しい市場の動向や会計基準の変化にも対応し、自己成長に貪欲な人が活躍しやすいです。専門知識に加えて幅広い知識が求められ、知識・経験を身に着けていく姿勢が重要です。

またクライアントに対して受け身になることなく、積極的に懐に踏み込んでいくような姿勢も大事になります。そうしてクライアントとの信頼関係を結び、企業の成長と挑戦をサポートしていく人材へと成長していきます。

複雑な課題を解決し、クライアントに貢献できる人

KPMG FASでは、企業の経営課題を財務面からサポートするため、論理的思考力や問題解決力が重要です。クライアントの状況を的確に分析し、最適な解決策を導き出せる人が求められます。

またクライアントの経営陣、投資家や従業員など様々なステークホルダーと調整しながらプロジェクトを推進する力が重要になってきます。クライアントの特性に合わせたオーダーメイドな戦略を考え、企業の未来に貢献できる人が活躍できるでしょう。

M&A業務と企業再生の実務経験が必須

M&A業務では、高度な財務分析能力や会計・法律の知識が不可欠です。特に、以下のような経験を持つ人が求められます。

  • M&Aの実務経験(デューデリジェンス、バリュエーション、PMIなど)
  • 企業再生の実務経験(事業再編、債務整理、経営改善計画の策定など)
  • 会計・ファイナンスの深い知識(公認会計士・税理士・CFA資格などがあればなお良い)

KPMG FASでは公認会計士の有資格者が多く活躍している印象があります。またM&A仲介業界からのキャリアアップ転職でFASを選択する方も多くみられます。

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KPMG FASへの転職を成功させるには

自己分析と企業分析を徹底する

KPMG FASへの転職難易度は非常に高いです。そのため徹底的に自己分析と企業分析を行い、

  • 自分の強み、スキルの棚卸し
  • 経験によって培った専門性と知見
  • 定量的な成果とそこから得られた学び

を整理することが大切です。

書類の準備が出来たら、今度は面接対策が重要になってきます。KPMG FASは面接で発揮される実力を重視しています。論理的回答をすることを意識し、繰り返し練習を行いましょう。

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業界特化型の転職エージェントを活用する

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弊社ユニークボックスではFAS業界に特化した知見を持ち、実践的なアドバイスはもちろん、書類の添削や面接練習など手厚いサポートを行っております。また業界の採用動向や非公開の求人を持っており、それぞれの転職ニーズに合わせた求人をご紹介いたします。

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