M&A仲介業界は「高年収」のイメージが先行しがちですが、実際の水準や報酬の仕組みは会社によって大きく異なります。本記事では、船井総合研究所とあがたグローバル税理士法人グループの合弁ファームである「船井総研あがたFAS」について、想定年収レンジから報酬制度の特徴、未経験からのキャリアパスまでを、光田社長へのインタビュー等をもとに解説します。
船井総研あがたFAS転職を検討している方は、Youtubeにて光田社長とのインタビュー動画も公開しておりますので、あわせてご覧ください。
ユニークボックス CMO
大冨 翔太郎(おおとみ しょうたろう)
新卒で大手M&A仲介会社である株式会社ストライクに入社。入社後は30件以上のM&A案件を手掛け、同社において成績上位者として表彰を受けるとともに、最年少での昇進を果たすなど数々の実績を残す。2023年5月に独立し、代表である梶川とともに合同会社ユニークボックスを設立。若手の未経験者から経営層に至るまで、多様な層の転職支援を手掛け、豊富な実績を築いている。
目次
船井総研あがたFASの年収について
船井総研あがたFASの想定年収レンジは、550万円〜1,100万円です。
これは中途(経験者・未経験者)、新卒、事業承継コンサルタント、DD(デューデリジェンス)コンサルタントなど、複数の募集要項に掲載されている基準年収モデルを合算した幅であり、職種や経験によって実際の水準は変わってきます。
実際、新卒や若手であっても、3年ほど努力して成果を出すことで1,000万円プレイヤーに到達しているメンバーがいるとのことです。
なぜ「3年目」が一つの目安になるのかというと、M&A業務は受託から成約まで平均7ヶ月程度を要するため、1年目からいきなり大きな成果を出すのが難しい業界構造があるためです。案件を仕込み、成約実績を積み上げていくには一定の助走期間が必要になります。
M&A業界特化型転職エージェントのユニークボックスでは、選任のキャリアアドバイザーがあなたの転職活動を支援します。お気軽にご相談ください。
無料で転職相談してみる船井総研あがたFASの年収は高いのか?
結論から言うと、船井総研あがたFAS自体の給与水準はM&A業界内でも十分に高い水準にあります。
業界平均と同等、もしくはやや高めのインセンティブ設計がなされており、同業のM&A仲介会社と比べても遜色がない、あるいはそれを上回るインセンティブの仕組みが整えられています。
M&A仲介業界では会社によって「固定給は低いがインセンティブ次第で青天井」というモデルと、「固定給を厚めにして安定感を持たせる」モデルの二極化が見られますが、船井総研あがたFASは後者に近い設計を採用している点が特徴です。
船井総研あがたFASの年収・報酬・評価制度の特徴
粗利益の「20%」が年収に直結する明確な仕組み
船井総研あがたFASの報酬設計は、売上基準ではなく粗利益をベースにしている点が最大の特徴です。目安として、以下のような基準が示されています。
| 粗利益 | 年収の目安 |
|---|---|
| 1億円 | 2,000万円 |
| 2億円 | 4,000万円 |
| 3億円 | 6,000万円 |
粗利の約20%が年収として還元される計算になっており、成果を出せば出すほど報酬に直結する、わかりやすい仕組みになっています。
顧客最優先を維持するための「厚めの固定給設定」
インセンティブ重視だけに偏ってしまうと、目先の手数料や売上を目的に顧客を追う「売上ファースト」の姿勢に陥りかねません。これを防ぐため、特に経験者採用においては固定給を高めに設定し、成果と安定のバランスを取っている点も特徴です。
他部門や専門チームへの「トスアップ評価制度」
自身が担当するM&A案件だけでなく、親族内承継、経営コンサルティング、DDなどを別の専門チームに繋いで(トスアップして)受注に至った場合、1件あたり10万円程度のプラスアルファが継続的に報酬へ積み上がる仕組みもあります。自分の専門外の案件でも顧客のためになる選択肢を提案すればするほど、報酬に反映される設計です。
無料で転職相談してみる船井総研あがたFASはどんな会社?
高い報酬水準の背景には、同社ならではの事業モデルがあります。単なる「M&Aの仲介」ではなく、事業承継にまつわるあらゆる選択肢に対応できる総合力こそが、急成長を生み出す源泉になっています。ここでは、その事業モデルを支える4つの特徴を紹介します。
単なるM&A仲介にとどまらない「総合的な事業承継サポート」
第三者への売却(M&A仲介)だけでなく、親族内承継、MBO(マネジメント・バイアウト)、自力での企業価値向上など、あらゆる承継プランを客観的に議論・提案できる体制が整っています。
財務・税務・労務の「デューデリジェンス(DD)専門家」が社内に在籍
一般的な仲介会社には珍しく、社内にDDの専門部隊(公認会計士、社労士、税理士等)を抱えており、リスク特定やシナジー創出をワンストップで実行できる点が強みです。
徹底した「業種特化型」の組織体制
船井総研グループが持つ200業種を超える知見を活かし、葬儀業や飲食業、製造業などの業種ごとに専門チームを編成。深い業界知識に基づいた高精度のマッチングと提案を行っています。
成約後の業績成長(PMI)まで責任を持つコンサルティング姿勢
「売ったら終わり、買ったら終わり」の手数料目的ではなく、船井総合研究所のコンサルタントと連携して、成約後の「未来価値(成長シナジー)」の向上まで伴走する姿勢を貫いています。
船井総研あがたFASの企業概要
ここまで年収や報酬制度を見てきましたが、そもそも船井総研あがたFASがどのような成り立ちを持つ会社なのか、気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは会社の背景と拠点、事業内容を整理します。
船井総研あがたFASは、大手経営コンサルティングファーム「船井総合研究所」のM&A部門がスピンアウトし、「あがたグローバル税理士法人グループ」と合弁で設立された企業です。経営コンサルティングで培った企業支援のノウハウと、税務・会計の専門性を持つ税理士法人グループの知見を掛け合わせている点が、他のM&A仲介会社にはない出自の強みといえます。
拠点は国内3大都市圏に展開しており、いずれも各都市を代表するオフィス街の一等地に構えています。
| オフィス | 所在地 |
|---|---|
| 東京オフィス | 東京ミッドタウン八重洲35階 |
| 大阪オフィス | イノゲート大阪21・22階 |
| 名古屋オフィス | ラウンドテラス伏見 |
事業内容は、M&Aアドバイザリー、事業承継コンサルティング、デューデリジェンス、企業価値評価、PMI支援など多岐にわたります。単発の仲介業務にとどまらず、承継前の意思決定支援から成約後のPMI(統合後の経営支援)までを一気通貫でカバーしている点が、同社の事業ポートフォリオの特徴です。
M&A業界未経験で船井総研あがたFASへの転職は狙えるのか、活躍できるのか
M&A業界は専門性が高いイメージがあるため、「未経験でも転職できるのか」と不安に感じる方は少なくありません。結論として、船井総研あがたFASに未経験からの転職は可能です。また、未経験からでも活躍できる土壌が整ってきており、その背景には次の3つの特徴があります。
異業種出身の未経験者・新卒・第二新卒を積極的に採用・育成中
銀行、保険、メーカーなど、多様な異業種で培った営業力やプロジェクト推進力を活かして、多くの未経験者が活躍しています。
未経験でも最短ルートでプロになる「メンター制度と体系的研修」
船井総研グループが持つ豊富な経営コンサルノウハウを体系的に習得でき、専門分野別メンターの指導により、ゼロから経営者の課題に伴走できるレベルまで成長できる環境が整っています。
未経験者に求められるのは「稼ぎたい意欲とガツガツ活躍する姿勢」
未経験からスタートする際は、まず自ら「ソーシング(案件開拓)」に取り組む必要があります。高いバイタリティを持って圧倒的に活躍したいという姿勢が評価されるポイントです。
無料で転職相談してみる船井総研あがたFASの選考フロー
船井総研あがたFASの選考は、現場責任者から代表まで段階的に見極めていく3ステップで構成されています。最終的には代表自らが候補者と対面で向き合う点が特徴で、経営トップが採用に強くコミットしている姿勢がうかがえます。
部長陣による一次面談(面接)
現場の最前線を率いる部長クラスのメンバーが、最初の面談を担当します。
役員による面談動画の回覧・審査
面談時の様子を動画に記録し、役員間で回覧・共有したうえで社内審査・選考を行います。
代表(光田社長)による対面の最終面接
選考を通過した候補者は、東京・大阪・名古屋などの最寄りオフィスに赴き、光田社長と直接面談したうえで最終決定が行われます。
無料で転職相談してみる船井総研あがたFASが求める人物像
年収や制度の魅力だけでなく、社風やカルチャーへのフィット感も転職先選びでは重要なポイントです。ここでは船井総研あがたFASが求める人物像を紹介します。ご自身のマインドや価値観と当てはまるか考えながらご覧ください。
船井総研グループ共通の「素直」「プラス思考」「勉強好き」なマインド
アドバイスを素直に受け入れ、物事を前向きに捉えながら、自律的に新しい業界知識や専門分野を勉強し続ける姿勢が採用のベースラインです。
「お金のためだけ」にM&Aをやらない、仕事や顧客に愛情を持てる人
「稼ぎたい」という動機は重要視されるものの、手数料目当ての強引なマッチングではなく、本質的な企業の成長を支援することにコミットできる人が求められます。
変化と急速な成長を楽しめる人
売上や組織規模が倍々で拡大しているフェーズであり、日々起こる変化を進化と捉えて楽しめるバイタリティが必要です。
何かに「没頭」した経験がある人(新卒・若手)
大学時代の部活、仕事、勉強、あるいは全力の遊びでも、何か一つにトコトン没頭した経験が強みとして評価されます。
無料で転職相談してみる船井総研あがたFASのキャリアパス
入社後の成長イメージが描けるかどうかも、長く働くうえで欠かせない判断材料です。船井総研あがたFASでは、プレイヤーとしての土台づくりから経営視座を持つ役職、さらには専門特化型のコンサルタントまで、段階的にキャリアの選択肢が広がっていく設計になっています。
プレイヤー
自力でのソーシングからクロージングまでを習得。入社初期は、自分で案件を発掘(ソーシング)し、単独で成約(クロージング)に導くアドバイザーとしての足腰を徹底して鍛えます。
リーダー
プレイングマネージャーとして自他ともに実績を作るステージ。プレイヤーとして高い成果を出しつつ、後輩やメンバーの面倒を見ながらチームに貢献します。
マネージャー
組織の攻略戦略とメンバーのフォローに特化。特定業界をどう攻めていくかの戦略を練り、部下の案件を成功に導くマネジメント重視のポジションです。
部長以上
経営に近い視座で多角的な課題解決をリード。会社全体の動きに携わり、様々な経営手法や高度な意思決定を学びます。
専門職への分化:キャリアの過程で、M&Aコンサルタント、税務・財務の知見で承継計画を設計する事業承継コンサルタント、DDコンサルタントなど、強みに応じた専門職にシフトすることも可能です。
まとめ
船井総研あがたFASは、手数料目的ではなく顧客に寄り添う「本質的なM&A」を追求しながら、粗利の20%還元という高い報酬水準と、コンサルタントとしての圧倒的な成長機会を両立できるファームです。
想定年収レンジ550万円〜1,100万円というベース、若手でも3年目で1,000万円到達が狙える成果反映の速さ、そして厚めの固定給によるバランス設計は、M&A業界のなかでも魅力的な水準だと言えるでしょう。事業承継という一つのテーマに、M&A仲介・親族内承継・DD・PMIまで一気通貫で向き合える環境は、専門性を高めたいコンサルタント志望者にとって検討価値の高い選択肢です。
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